日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

今年もまた無敗の2歳マイル王者誕生!サリオスが朝日杯レコードで快勝!

2019年12月16日 | 競馬

2歳牡馬マイル王決定戦・第71回朝日杯フューチュリティステークス(GⅠ・芝1600m 16頭立て)が15日、阪神競馬場で行われました。デビュー2連勝中の⑥サリオス、函館2歳王者のキズナ産駒②ビアンフェ、デイリー杯2歳ステークス優勝⑫レッドベルジュール、京王杯2歳ステークス優勝⑧タイセイビジョン、小倉2歳ステークス覇者⑤マイネルグリットといった2歳重賞ウィナーに加え、新潟2歳ステークス2着③ペールエール、デイリー杯2着⑦ウイングレイテスト、3戦2勝⑯ラウダシオン、ダートで2戦2勝の⑭タガノビューティー、小倉2歳ステークス2着④トリプルエースなどが参戦しました。


単勝の人気は、サリオスが2.0倍で1番人気。2番人気にタイセイビジョン(5.8倍)、レッドベルジュール僅差で3番人気(5.9倍)、4番人気のペールエール(8.8倍)まで10倍以下。その後はビアンフェ、ラウダシオン、トリプルエースと続きました。

スタートでレッドベルジュールが少し出遅れ。外回り3コーナーに向かっての先行争いで、ポンと飛び出したビアンフェが先手を奪う。2番手に⑮メイショウチタンが上がり、サリオスとトリプルエースが3,4番手で並んでいる。5番手グループにはペールエール・ウイングレイテスト・⑩エグレムニの3頭が並ぶ。中団8番手にラウダシオン、9番手にマイネルグリット、10番手①ジュンライトボルト、⑬プリンスリターンが11番手追走。その後ろの12番手にタイセイビジョンが控え、レッドベルジュール13番手。後方勢はタガノビューティー14番手、15番手⑨グランレイ、最後方に⑪カリニート。
3,4コーナー中間を過ぎ、先頭のビアンフェは前半800mを45.4秒で通過。チタンが2番手につけ、サリオスは外側4番手。エグレムニが単独5番手に上がり、中団馬群にはラウダシとタイビジョ,ペールにベルジュールが待機している。
4コーナーを回って最後の直線コースに入ってもビアンフェが先頭で逃げ続けるが、外からサリオスが2番手に浮上する。大外からタイセイビジョンが追い込み、さらにはタガノビューティーも上がってきている。残り200mの手前でサリオスがビアンフェを捕らえて先頭に立ち、2番手からタイビジョが接近するが、ラスト100mで突き放し、先頭ゴール!無傷の3連勝で朝日杯制覇!


【朝日杯FS 全着順】
1着⑥サリオス       1分33秒0
2着⑧タイセイビジョン   2馬身1/2
3着⑨グランレイ      1馬身1/4
4着⑭タガノビューティー   クビ差
5着⑬プリンスリターン   1馬身1/4
6着①ジュンライトボルト
7着②ビアンフェ
8着⑯ラウダシオン
9着⑦ウイングレイテスト
10着⑫レッドベルジュール
11着④トリプルエース
12着⑪カリニート
13着⑤マイネルグリット
14着⑩エグレムニ
15着⑮メイショウチタン
16着③ペールエール

単勝 ⑥ 200円
複勝 ⑥ 120円  ⑧ 190円  ⑨ 2,360円
枠連 ⑶-⑷ 530円
馬連 ⑥-⑧ 660円
馬単 ⑥-⑧ 950円
ワイド ⑥-⑧ 310円 ⑥-⑨ 6,240円  ⑧-⑨ 13,830円
3連複 ⑥-⑧-⑨ 38,080円
3連単 ⑥-⑧-⑨ 90,260円


2017年のダノンプレミアム、2018年のアドマイヤマーズに続き、今年もまた無敗の2歳マイル王者が誕生しました。単勝1番人気のサリオスが、直線残り200m手前から抜け出し、2着に2馬身半の差をつけて完勝。デビューから負けなしの3連勝、前走のサウジアラビアロイヤルカップに続いての重賞勝利で、GⅠ初勝利を果たしました。
2着のタイセイビジョンも外から末脚を伸ばしましたが、勝った相手が強すぎました。武豊騎手は朝日杯で5度目の2着となり、悲願の朝日杯初制覇はまた来年以降に持ち越しです。3着に入ったグランレイは単勝オッズで14番人気でした!これはこれで驚きましたわ。
4着のタガノビューティーは初めての芝コースで好走。ロケットスタートから先頭をひた走ったビアンフェは7着。3番人気のレッドベルジュールはスタートミスが響いて10着、4番人気のペールエールは最下位の16着に沈みました。

サリオスは美浦・堀宣行厩舎に所属し、父がハーツクライ、母がサロミナ。鞍上のライアン・ムーア騎手は2013年のアジアエクスプレス以来となる朝日杯2勝目。日本でのGⅠ勝利は、2017年チャンピオンズカップ以来2年ぶりです。堀宣行調教師は同レース初勝利です。
前走のサウジアラビアRCではクラヴァシュドールとの叩き合いを制し、1分32秒7の東京芝1600mの2歳レコードを樹立。この日は1分33秒0を記録し、ダノンプレミアムの持つ朝日杯FSのレースレコードを0.3秒も上回りました。この馬は2歳にして馬体が大きく、馬体重が538キロもあります。筋肉の量が多いねぇ。まだ気が早いけど、2020年の3歳牡馬クラシックの主役の最有力候補と言えるでしょう。




来週・12月22日は、中山競馬場で年に一度のグランプリレース「有馬記念」!ファン投票第1位のアーモンドアイが緊急参戦すれば、宝塚記念&コックスプレート優勝のリスグラシュー、皐月賞馬・サートゥルナーリア、菊花賞馬・ワールドプレミア、無冠返上を狙うヴェロックス、さらには元ダービー馬・レイデオロ、大阪杯を勝ったアルアイン、ロンシャン帰りのフィエールマンとキセキも参戦予定です。
その前日には中山大障害もあるし、阪神カップにはグランアレグリアが久々に登場します。今後は有馬の後にホープフルステークス、さらに東京大賞典と注目レースが続きます。










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