日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

香港最強スプリンター・エアロヴェロシティ、外国馬初の高松宮記念制覇!

2015年03月29日 | 競馬

2015年の春のGⅠ戦線の幕開けを告げる一戦、第45回高松宮記念(GⅠ・芝1200m 18頭立て)が29日、中京競馬場で行われました。GⅠ昇格20年目の今年は、昨年の優勝馬⑰コパノリチャード、阪急杯覇者⑬ダイワマッジョーレ、オーシャンステークス覇者⑫サクラゴスペル、昨年3着⑱ストレイトガール、1200m初挑戦⑯ミッキーアイル、昨年の香港スプリント覇者④エアロヴェロシティ(香港)、他にも重賞2勝⑧アンバルブライベン、①リトルゲルダ、⑮ハクサンムーンなどが参戦しました。


単勝の上位人気はダイワマッジョーレとストレイトガールが1番人気を分け合い(5.1倍)、ミッキーアイルが僅差の3番人気(5.2倍)。4番人気エアロヴェロシティ(6.5倍)、5番人気のコパノリチャード(7.7倍)までが10倍を切り、6番人気以降はハクサンムーン、リトルゲルダ、⑨レッドオーヴァル、③ローブティサージュ、⑥サドンストームと続きました。
スタートでダイワマッジョーレが出遅れ。短距離戦での出遅れは致命的た。エアロヴェロシティが好スタートを見せたが、アンバルブライベンがすぐにかわして先頭に立つ。エアロは内側の2番手、ハクサンムーンが外の3番手。リトルゲルダ・ミッキーアイル・コパノリチャード・⑤ワキノブレイブが4番手集団を形成。その後ろの中団グループにはローブティサージュ・サドンストーム・サクラゴスペルが並び、⑭トーホウアマポーラ11番手。12番手にストレイトガール、13番手レッドオーヴァル、14番手②オリービン、15,16番手の位置に⑦マジンプロスパーと⑪ショウナンアチーヴ、17番手⑩アフォード、スタートミスのマッジョーレが最後方を進む。
3,4コーナー中間点を進み、先頭のアンバルは前半600mを33秒9で通過。ハクサンとアイルは外に回り、エアロは3番手あたり。リチャードは中団より前、ストガーは大外に持ち出した。最後の直線コースに入ったところで、ハクサンムーンが先頭に躍り出て、ミッキーアイルとエアロヴェロシティが連れて追い上げる。コパノリチャードは4,5番手争い、ストレイトガールは全く上がってこない。残り200mを切り、先頭争いはハクサン・エアロ・ミッキーの3頭に絞られ、ハクサンムーンがまだ粘るところ、ミッキーアイルが差を詰めるが、ゴール前でエアロヴェロシティが間から抜け出してゴールイン!これがスプリント世界一の底力!香港馬・エアロヴェロシティが日本馬を捻じ伏せました!



高松宮記念 全着順&払戻金
1着④エアロヴェロシティ  1分8秒5
2着⑮ハクサンムーン     1/2馬身
3着⑯ミッキーアイル     ハナ
4着⑥サドンストーム     3馬身1/2
5着⑰コパノリチャード    1/2馬身
6着⑬ダイワマッジョーレ   3/4馬身
7着⑩アフォード        1/2馬身
8着⑫サクラゴスペル    1/2馬身
9着⑭トーホウアマポーラ  アタマ
10着⑪ショウナンアチーヴ  ハナ
11着⑤ワキノブレイブ     ハナ
12着②オリービン      アタマ
13着⑱ストレイトガール    クビ
14着⑨レッドオーヴァル  1馬身1/4
15着⑧アンバルブライベン  2馬身
16着①リトルゲルダ    1馬身1/4
17着③ローブティサージュ  クビ
18着⑦マジンプロスパー  1馬身3/4

単勝 ④ 650円        
複勝 ④ 260円 ⑮ 490円 ⑯ 230円
枠連 [2]-[7] 1010円        
馬連 ④-⑮ 7480円
馬単 ④-⑮ 10770円        
ワイド ④-⑮ 2930円 ④-⑯ 1040円 ⑮-⑯ 1980円  
3連複 ④-⑮-⑯ 14000円        
3連単 ④-⑮-⑯ 81560円



春のスプリント王決定戦・高松宮記念は、香港から参戦したエアロヴェロシティが優勝。外国馬が同レースを制したのは、史上初の快挙です。2着にはハクサンムーン、3着には3番人気のミッキーアイルが入りました。連覇を狙ったコパノリチャードは5着、1番人気のダイワマッジョーレはスタート出遅れが大きく響き6着。上がり3ハロン33.8秒はメンバー最速でしたが…。同じく1番人気のストレイトガールは直線伸びきれず13着と大敗してしまいました…。
勝ったエアロヴェロシティは、昨年の香港スプリントに次いでのGⅠ制覇。鞍上のザカリー・パートン騎手はJRA・GⅠ初勝利、しかもこれが重賞初制覇となります。パートン騎手は昨年のコーフィールドカップでアドマイヤラクティに唯一のGⅠタイトルをもたらしています。エアロを管理するポール・オサリバン調教師は、1989年のジャパンカップの勝ち馬・ホーリックスに騎乗したランス・オサリバン氏のお兄さん。競馬ファンにとっては懐かしい名前です。
初めての海外遠征、初めての左回り、レース当日はやや重、そして馬体重が前走から-16キロ(540Kg→524Kg)と大幅に減らしたので、「馬に実力があっても、勝てる要素無いだろう」と思っていたんですが、スタートから先行策、ゴール前で差し切って1着になりました。いろんな悪条件が揃いながらも、全部ひっくり返してしまうなんて驚きです。16キロ減った分、動きにキレが生じたのかな?やはり世界を制した馬は強い…。今後は秋に開催されるスプリンターズステークスで「春秋連覇」に挑戦するでしょう。世界最強スプリンターの勢いを止める日本馬は現れるのか?

来週は阪神競馬場で「産経大阪杯」、中山競馬場で「ダービー卿チャレンジトロフィー」が行われます。中山の「ダービー卿CT」は、重賞6勝のクラレント、エキストラエンド、コスモソーンパーク、ウインマーレライ、モーリス、マイネルメリエンダ、クラリティシチー、アーデントなどが出走予定です。
大阪杯は復帰後初勝利を狙うキズナ、秋の天皇賞馬・スピルバーグ、巻き返しを図るイスラボニータ、秋華賞馬・ショウナンパンドラ、エリザベス女王杯を制したラキシスなどがGⅠ馬が多数参戦予定。キズナは前走の京都記念で3着でしたが、骨折からの復帰戦とは思えないような豪快な末脚を見せました。叩き2戦目の大阪杯では、強いキズナが見られるかもしれません。





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