26日から「日本生命セ・パ交流戦」が開幕。11年目の今年は、6試合少ない18試合制。過去4度の優勝を誇り、交流戦を得意としている福岡ソフトバンクホークスは、ナゴヤドームで中日ドラゴンズと対戦していますが、26日の試合は3-4で敗れてしまい黒星スタートとなりました。26日の2戦目の先発は、ソフトバンク・中田賢一VS中日・八木智哉。一昨年まで中日に在籍した中田投手は、ホークス移籍後初の名古屋での登板。凱旋登板を勝利で飾れたのか?
両チームのスタメン
ソフトバンク 中日
1(右)中村晃 (中)大島洋平
2(遊)今宮健太 (二)亀澤恭平
3(中)柳田悠岐 (右)藤井淳志
4(左)内川聖一 (一)ルナ
5(一)李大浩 (左)和田一浩
6(三)松田宣浩 (遊)エルナンデス
7(二)田知季 (三)高橋周平
8(捕)谷裕亮 (捕)松井雅人
9(投)中田賢一 (投)八木智哉
1回、ホークスは先頭の中村が内野安打で出塁すると、今宮が犠打を決めて1死2塁とします。一打先制の場面で、柳田が中日先発・八木の2球目を捉え、ライト前へのタイムリーヒット。ホークスが初回に1点を先制します。その裏、ホークス先発・中田が先頭打者にヒットを浴び、1死3塁のピンチを背負うが、中日3番・藤井を三振に仕留めると、4番・ルナを2塁フライに打ち取り、無失点に抑えます。
ホークスは2回、1死から高田がヒット、続く高谷が2塁打を放ち、2,3塁と追加点のチャンス。ここで9番・中田がフルカウントからの9球目のストレートを弾き返し、センター前タイムリーヒット!ランナー2人が生還して2点追加。さらに中村の2塁打、今宮の四球で満塁とし、柳田の押し出し死球でもう1点。なおも満塁で内川が中日2番手・若松駿太の初球を合わせ、レフト前タイムリーヒットでさらに2点追加。ホークスはこの回5点の猛攻で、6-0とリードを拡げます。
大量援護を貰った中田は、2回以降も中日打線を寄せ付けず。4回には中日クリーンナップを3者凡退に打ち取り、6回には2本のヒットを浴びて1,2塁とされますが、和田をライトフライに仕留め、相手に得点を与えません。
さらに追加点が欲しいホークスは7回、柳田の四球、内川のヒットで1死1,3塁。この場面で途中出場・福田秀平がスクイズを決めて7点目。松田四球で満塁となり、高田の2塁ゴロ併殺崩れの間に8点目が入りました。
好投を続ける中田は、7回まで無失点と完封ペースで進みます。しかし、8回にヒットと味方のエラーで2人のランナーを背負い、藤井にセンター前タイムリーヒットを打たれて1点返される。完封こそならなかったものの、9回まで投げ切り完投勝利。投打で相手を圧倒したホークス、8-1で快勝です。
◇交流戦 2015年5月27日 (水)
中日-ソフトバンク2回戦(1勝1敗、ナゴヤドーム、24,806人)
H 150 000 200-8
D 000 000 010-1
▽勝 中田 8試合4勝2敗
▽敗 八木 6試合1勝5敗
工藤ホークス、2015年交流戦初勝利!この日は2回まで6点を奪い、中日先発・八木投手をノックアウト。序盤で勝負が決まったって感じかな。先発の中田投手は、投げては9回完投、打っては2点タイムリーヒット。古巣相手に投打に渡って大活躍。凱旋登板を白星で飾りました。これで中日との3連戦は2試合終えて1勝1敗。木曜日も勝利して3連戦勝ち越しを決めてほしいものです。
先発の中田投手は、9回まで120球の力投で、被安打7・7奪三振・1四死球・1失点。自身3連勝で今季4勝目。慣れ親しんだナゴヤドームのマウンドで躍動し、7回まで完封ペースの快投を続けていましたが、8回に失点されました。それでも今季最長で初めての完投勝利です。バッティングでは、2回の第1打席でヒットを放って2打点。フルカウントからファウルで粘り、八木投手の9球目のストレートに反応しました。中田投手の一打でチームも勢いづいたと思います。
打線の方はチーム全体で12安打。中村選手・柳田選手・内川選手・松田選手の4人が2安打のマルチヒットをマーク。柳田選手は初回に先制タイムリーヒット、2打席目には押し出し死球で2打点。内川選手もレフト前タイムリーで2打点挙げております。内川選手も北九州でのホームランをきっかけに復調し、打率も.304まで上げてきました。中村選手は3試合連続のマルチヒットと当たっています。
この日はホークスが勝ち、パリーグ2位・日本ハムがヤクルトに負けたため、ゲーム差は1.5ゲーム差に縮まりました。27日・木曜日の予告先発は、ソフトバンクが武田翔太、中日は山井大介投手が登板します。武田投手は先週のオリックス戦で今季3勝目を挙げたのに対し、山井投手はここまで2勝3敗と黒星先行。ここ3試合は白星がありません。武田投手がなんとか少ない失点で抑えて、先発の役目を果たせればいいけどな…。