日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

2013日本シリーズ第7戦 最後は田中将大が締めた!楽天が創設9年目で悲願の日本一!

2013年11月04日 | Sports

10月26日に開幕した「2013プロ野球コナミ日本シリーズ 東北楽天ゴールデンイーグルスVS読売ジャイアンツ」も、ついに決着の時を迎えました。2日の第6戦では、巨人打線が楽天のエース・田中将大投手を攻略し、3勝3敗で連続日本一に逆王手をかけました。クリネックススタジアム宮城で行われた3日の第7戦は、楽天・美馬学VS巨人・杉内俊哉の先発でスタート。運命の最終決戦、栄冠を掴むのは楽天か?それとも巨人か?


第7戦の両チームのスタメン
第6戦のスタメン
  巨人              楽天
1(右)長野久義         (右)岡島豪郎
2(中)松本哲也         (二)藤田一也
3(指)高橋由伸         (一)銀次
4(捕)阿部慎之助        (指)ジョーンズ
5(三)村田修一         (三)マギー
6(遊)坂本勇人         (左)中島俊哉
7(左)ボウカー          (遊)松井稼頭央
8(一)ロペス           (捕)嶋  基宏
9(二)寺内崇幸         (中)牧田明久
 (投)杉内俊哉         (投)美馬  学


試合は1回、巨人は先頭の長野が死球で出塁すると、高橋の遊撃ゴロ→楽天遊撃手・松井がエラー、村田の四球で2死満塁と先制のチャンスを作ります。しかし、坂本がセンターフライに倒れて3者残塁。死球から満塁のピンチを背負った楽天先発・美馬でしたが、なんとか無失点で切り抜けました。
楽天はその裏、先頭の岡島、2番・藤田が倒れて2死の後、銀次が死球を受け、続くジョーンズが巨人先発・杉内の甘く入ったスライダーを捉え、左中間への2塁打を放つ。2死2,3塁のチャンスで、マギーが変化球を弾き返すと、ショートへの鋭い打球を巨人遊撃手・坂本がキャッチできず。ボールが転がる間に3塁走者が生還。マギーのタイムリーエラーで楽天が1点を先制します。
2回、巨人は1死からロペスがレフト前ヒットを放ちますが、続く寺内が遊撃ゴロ併殺打に倒れる。直後の2回裏、楽天は2死2塁で1番・岡島が杉内のストレートを上手く捉え、左中間の頭上を越えるタイムリー2塁打!2塁走者・嶋がホームインして1点を追加。初回に続いて失点を喫してしまった杉内は、立ち直れぬまま降板しました。
2点の援護を貰った美馬は、3回と4回にランナーを出しながらも、後続をしっかり打ち取り、巨人打線を寄せ付けず。さらに追加点が欲しい楽天打線は4回裏、1死走者無しで牧田が巨人2番手・沢村拓一の低めのスライダーをジャストミート!レフトへ舞い上がった打球は、楽天ファンの待つレフトスタンドへ!牧田の値千金のソロ本塁打が飛び出し、楽天に大きな追加点が入り、3-0と巨人を突き放します。
無失点の好投を続けている楽天先発。美馬は、5回にこの日初めての三者凡退に抑えると、6回には巨人のクリーンナップを相手に打たせて取るピッチングでまたも3者凡退。結局美馬は6回まで投げて無失点に抑えました。終盤に入った7回、楽天は第5戦でリリーフで投げた則本昂大が2番手で登板。1死を取った後、ボウカーにヒットを許すも、ロペスと寺内の代打・脇谷亮太から連続三振を奪います。8回もランナーを背負いながらも巨人の反撃を許しません。
楽天3点リードで迎えた9回、日本一まであと3アウトの楽天は、前日の試合で投げた田中将大が抑えとしてマウンドに上がります。先頭の村田にセンター前ヒットを浴びますが、坂本を3球三振に仕留めて1アウト、続くボウカーを1塁ゴロ。2死を取った後、ロペスのライト前ヒットで1,3塁のピンチを招きます。巨人はホームランが出れば同点の場面で、代打の切り札・矢野謙次が登場。2人の走者を背負った田中ですが、矢野をスプリットで空振り三振を奪いゲームセット!楽天が3-0で巨人を下しました!


試合結果 日本シリーズ 2013/11/03(日)
楽天-巨人 7回戦 (楽天4勝3敗、Kスタ宮城、18:35、25249人)
G 000 000 000  0
E 110 100 00X  3
【投手】
(巨)杉内、沢村、内海、西村-阿部
(楽)美馬、則本、田中-嶋
【責任投手】
(勝)美馬2試合2勝
(S)田中3試合1勝1敗1S
(敗)杉内2試合2敗
【本塁打】
(楽)牧田1号ソロ(4回、沢村)



日本一を懸けた最後の大一番は、楽天が序盤に2点を奪って巨人先発・杉内投手をKOすると、伏兵・牧田選手のホームランも生まれました。投げては美馬→則本→田中の投手リレーで巨人打線を完封。最終戦を制した東北楽天ゴールデンイーグルスが、球団創設9年目で初の日本一を果たしました!そして、星野仙一監督は4度目の日本シリーズ挑戦で初の日本一を経験。第5戦のインタビューで「東北の地で宙を舞いたい」と言っていましたが、胴上げの時は9回も宙を舞いました。
楽天先発の美馬投手は、6回まで投げて1安打・5奪三振・無失点の内容。第3戦に続き、またしても巨人打線を翻弄。初回に満塁のピンチを背負うなど、4回まで走者を出しながらも0点で切り抜け、5回と6回には2イニング連続で3者凡退に抑えました。このシリーズ2勝目を挙げ、2試合で11回回2/3を投げて無失点の活躍が評価され、日本シリーズMVPに選ばれました。田中投手や則本投手と比べると地味な存在でしたが、日本シリーズで輝きを放ちました。そんな美馬投手は、ポストシーズンでは3試合で失点ゼロ。これは素晴らしい。
9回に3番手で登板した田中将大投手は、2試合連続での登板でしたが、2安打・無失点で胴上げ投手に。前日は9回まで160球を投げながらも敗戦投手となりましたが、一夜で巨人に雪辱を果たしました。3試合で1勝1敗1セーブの成績で、優秀選手賞に選ばれております。楽天投手陣を引っ張って来た田中投手は、今季のオフにポスティングでのメジャー移籍を目指しているため、日本での雄姿は恐らくこれが最後となるでしょう。マー君がメジャーの舞台で活躍する姿を見てみたいです!
連続日本一の夢が潰えた巨人は、長野選手が敢闘選手賞、6回から登板した内海投手が優秀選手賞を獲得しましたが、先発の杉内投手がまたも2回途中でノックアウトされ、坂本選手が初回の満塁のチャンスで凡退すれば、守備でも先制点となるエラーをやらかしました。シリーズ開幕当初から不振が続いていた阿部選手は、この日は4打数無安打に終わり、7試合で打率.091と大ブレーキ。昨年のシリーズでは当たっていたボウカーも今年はダメでした…。こう思うと、日本シリーズの連覇は本当に難しいです。川上哲治監督時代の巨人のV9、森監督時代の西武のV3が如何に凄かったことか…。

日本シリーズを制した楽天は、11月15日から台湾で開催される「アジアシリーズ2013」の出場権を獲得。日本一の次はアジア制覇に挑みます。田中投手もそうだけど、ジョーンズ&マギーの助っ人コンビは出るのだろうか?台湾でもパリーグ王者およびNPB王者の意地を見せてもらいたいですね。楽天の選手のみなさん、そしてファンの皆様、初の日本一おめでとうございました。





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