福岡ヤフオクドームで北海道日本ハムファイターズとの3連戦を戦っている福岡ソフトバンクホークス。ここまで2試合を終えてホークスが連勝。10日の試合は、一度は3-0とリードしながらも、9回表に3-3の同点とされました。しかし、延長10回に塚田正義選手の犠牲フライでサヨナラ勝ち。カード勝ち越しを決めたのと共に、今季初の7連勝を果たしました。最近のホークスはヤバいほど強すぎ。首位を快走していることで、ファンも気持ちに余裕ができてます。11日の試合は、ソフトバンク・帆足和幸VS日本ハム・大谷翔平の先発で始まり、序盤から点の取り合いとなりました。
両チームのスタメン
ソフトバンク 日本ハム
1(一)中村 晃 (二)中島卓也
2(遊)今宮健太 (右)杉谷拳士
3(左)内川聖一 (中)陽 岱鋼
4(指)李 大浩 (左)中田 翔
5(中)柳田悠岐 (一)小谷野栄一
6(右)長谷川勇也 (遊)大引啓次
7(三)明石健志 (三)近藤健介
8(捕)細川 亨 (左)鵜久森淳志
9(二)金子圭輔 (捕)大野奨太
(投)中田賢一 (投)吉川光夫
1回、ホークス先発・帆足が1死から杉谷に四球を与え、2死2塁で中田翔をショートゴロに打ち取ったかに見えたが、遊撃手・今宮が1塁へ悪送球。この間に2塁走者が生還し、先制点を許します。
1点を追うホークスは、2回にイデホの四球、柳田のヒット、細川の四球で2死満塁のチャンスを作り、金子の場面で日ハム先発・大谷が暴投。イデホが生還して1-1の同点。なおも金子が四球で再び満塁としたが、中村が内野ゴロに倒れて3者残塁。
3回、帆足は中島と杉谷に連続ヒットを浴びると、陽岱鋼の投手ゴロ→帆足フィルダースチョイスで無死満塁のピンチを背負い、中田翔の併殺打の間に勝ち越し点を与える。
再びリードされたホークスは4回、先頭の長谷川がライト前ヒットを放つと、続く明石が大谷の直球を捉え、ライトフェンス直撃の3塁打!長谷川が1塁から一気に生還し、2-2と再び振り出しに戻すと、なおも1死1,3塁で中村が2球目を弾き返し、ライト線へのタイムリー2塁打を放ち、3-2とホークスが逆転に成功します。
しかし、5回表に帆足が2死3塁から中田にパームボールを狙われ、センターオーバーのタイムリー2塁打を浴びて3-3。試合は三度振り出しに。帆足は味方の1点のリードを守れず降板となりました。
同点とされたホークスは、5回裏にイデホのヒット、明石の敬遠気味の四球で2死1,2塁。バッター細川のところで、ホークスは松中信彦を代打に送る。その松中は、大谷の3球目のカーブを逆方向へ打ち返し、3塁線を破るタイムリー2塁打!2塁走者・イデホがホームインし、4-3とホークスが勝ち越します!6回には2死2塁でイデホが初球を弾き返し、センター前へのタイムリーヒットで5点目を挙げました。
2点リードの7回、ホークス3番手・柳瀬明宏が2つの四死球で2人の走者を背負うと、小谷野にセンター前タイムリーを浴び、5-4と1点差にされる。それでもホークスはその裏、長谷川の2塁打、明石の犠打で1死3塁と追加点のチャンスを作り、途中出場・鶴岡慎也がスクイズを決めて6点目。6-4と再び2点差とします。
その後は8回に五十嵐亮太、9回はサファテが共に3者凡退に抑えてゲームセット。ホークスがシーソーゲームを制し、日ハムに同一カード3連勝です!
◇パ・リーグ ソフトバンク-日本ハム 17回戦 2014年8月10日 (日)1
(ソフトバンク12勝5敗、ヤフオクドーム、試合時間 3時間45分 / 観客数 38,181人 )
F 101 010 100 4
H 010 211 10× 6
勝利投手 [ソ] 金 (1勝0敗)
敗戦投手 [日] 大谷 (9勝3敗)
セーブ [ソ] サファテ (4勝1敗29S)
【バッテリー】
[日] 大谷、アンソニー・カーター - 大野、市川
[ソ] 帆足、金、柳瀬、五十嵐、サファテ-細川、鶴岡
やりましたホークス8連勝!!日曜日の試合は、序盤からシーソーゲームの模様を呈しましたが、6-4でホークスが競り勝ちました。1点ビハインドの4回に2点を奪って一旦は逆転したものの、5回表に同点とされ、その裏に松中選手の決勝タイムリー2塁打が飛び出しました。日ハム先発・大谷投手から5点を奪ったというのも最高ですね。
8連勝と勢いが止まらないホークスは、西武戦に続いての3連戦3タテ。VS日ハム戦は5連勝となりました。また、試合中止となった2位・オリックスに4.5ゲーム差。オリックスは楽天との3連戦全て雨天中止。ホークスは8連勝、日ハムは7連敗、オリックスは7日から11日まで5連休ですか。いいよなあ夏休みがあるチームは。
この日の先発・帆足投手は、5回途中(4回2/3)を投げて被安打6・3奪三振・1四死球・3失点の内容。初回に味方のエラーで1点を失い、3回に無死満塁から併殺で1失点、勝ち投手の権利がかかった5回には、中田翔選手にタイムリー2塁打を浴び、5回持たずにマウンドを降りました。先発の役目を果たせなかったことで、また1軍登録を抹消されるでしょうな…。
勝利投手となったのは、2番手の金無英(キム・ムヨン)投手。5回2死2塁と勝ち越しのピンチの場面でマウンドに上がり、小谷野選手を1球で打ち取り、味方が勝ち越した6回も続投し、相手打線をゼロに抑える好投を見せました。今季11試合目の登板で初勝利を挙げたムヨン投手は、2012年の6月23日以来となる白星を挙げ、これがプロ通算2勝目です。初勝利から2勝目まで時間かかりましたね。
打線はチーム全体で11安打を記録。中村選手、イデホ選手、長谷川選手の3人が2安打のマルチヒットをマーク。前日に守備でミスを犯した明石選手は、4回に大谷投手からタイムリー3塁打を放って名誉挽回に成功。途中出場の鶴岡選手は、7回に相手を突き放すスクイズを決めてみせました。
そんな中、この試合のヒーローとなったのが、代打で適時打を放った松中選手。5回に2死1,2塁のところで代打で登場し、大谷投手のカーブを上手く流し打ってタイムリー2塁打。打席に立ったとき、「ああ松中か。打てないからいいや」と諦めてチャンネルを変えましたが、ここ一番のところでよく打ってくれましたよ。試合後のヒーローインタビューでは、感極まって涙を流していました。40歳を迎えながらも松中選手の存在感はまだまだ大きいですね。
快進撃が続くホークスは、12日から9連戦に突入。12~14日まで東北楽天ゴールデンイーグルスと戦い、15~17日は京セラドーム大阪でオリックスとの首位攻防戦。18~20日は埼玉西武ライオンズと3連戦を戦います。ちなみに、18日の西武戦は京セラドームで「鷹の祭典in大阪」が行われます。現在ホークスとオリックスとのゲーム差は「4.5」。9連戦を勝ち越し&首位で乗り切れば、優勝の2文字が現実味を帯びてきそう。ホークス、このまま首位を突っ走れ!