日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

競馬界でもジャイアントキリング!ジュンライトボルトが3連勝で秋のダート王に!

2022年12月04日 | 競馬

2022年も12月を迎え、競馬界も大詰めを迎えました。4日は中京競馬場で秋のダート王者決定戦・第23回チャンピオンズカップ(GⅠ・ダート1800m 16頭立て)が行われました。前走のJBCクラシックでGⅠ3勝目を挙げた⑫テーオーケインズが史上2頭目のチャンピオンズカップ連覇に挑戦。それに対するは、3歳ダート王⑨ノットゥルノ,⑩クラウンプライド,③ハピの3歳世代、シリウスステークス覇者⑤ジュンライトボルト、①グロリアムンディ、みやこステークスを制した②サンライズホープ、ダートスプリント界の実力馬⑬シャマルなどが参戦しました。


単勝人気は、テーオーケインズが1.5倍の圧倒的1番人気。2番人気がグロリアムンディ(7.7倍)、ジュンライトボルト僅差の3番人気(7.9倍)。その後は、ノットゥルノとクラウンプライドが4番人気で並び(14.3倍)、ハピ、シャマルと続きました。


スタンド前からのスタートで、テーオーケインズが出遅れてしまう。最初の先行争いで、ハピとジュンライトボルトが前に出るが、外から⑯レッドソルダードが上がって先手を奪う。クラウンプライドとシャマルが2番手グループに加わり、テーオーケインズとノットゥルノは中団より前の位置につけ、グロリアムンディは12番手で1コーナーを回る。
2コーナーから向正面に差し掛かり、レッドソルダードが先頭、クラウンプライドが単独2番手、3番手ハピ、外側4番手にシャマル。5番手⑦オーヴェルニュ、テーオーケインズは外側6番手を追走し、真ん中7番手ノットゥルノ、内側8番手④スマッシングハーツ、9番手にジュンライトボルト。10番手⑪バーデンヴァイラー、11番手グロリアムンディ、12番手⑥レッドガラン。後方勢は13番手⑭タガノビューティー、14番手⑮サクラアリュール、②サンライズホープと⑧サンライズノヴァがしんがり並走。
3,4コーナー中間を過ぎて、ソルダード先頭、クラプラ2番手、ハピ3番手、シャマル4番手、ケインズは外側5番手。後方にいたサクアリとホープが中団まで押し上げる。ノットゥルノとジュンボルは中団馬群、ムンディは後方。
16頭一団で4コーナーから最後の直線へ。残り400mでクラインプライドが先頭に立ち、内からハピ、真ん中シャマルとオーヴェルニュ、外からテーオーケインズも追い込む。残り200mでもクラプラが粘り腰を見せ、ハピ2番手、ケインズは伸びない。残り100mでジュンライトボルトが大外から飛んできて、ケインズとハピをかわすと、ゴール前でクラプラを捕らえてFINISH!ジュンライトボルトが鮮やかな差し切り勝ちでGⅠ初制覇!


【チャンピオンズカップ 全着順】
1着⑤ジュンライトボルト   1分51秒9
2着⑩クラウンプライド     クビ差
3着③ハピ          1馬身1/4
4着⑫テーオーケインズ     クビ差
5着⑬シャマル        1馬身1/2
6着②サンライズホープ
7着④スマッシングハーツ
8着⑨ノットゥルノ 
9着⑦オーヴェルニュ 
10着⑭タガノビューティー
11着⑥レッドガラン 
12着①グロリアムンディ 
13着⑮サクラアリュール 
14着⑪バーデンヴァイラー
15着⑧サンライズノヴァ 
16着⑯レッドソルダード 

【払戻金】
単勝  ⑤ 790円
複勝 ⑤ 260円  ⑩ 360円  ③ 400円
枠連 3⃣-5⃣ 2,180円
馬連 ⑤-⑩ 4,850円
馬単 ⑤-⑩ 10,130円
ワイド ⑤-⑩ 1,330円  ③-⑤ 1,290円  ③-⑩ 1,920円
3連複 ③-⑤-⑩ 14,020円
3連単 ⑤-⑩-③ 81,360円


前回覇者・テーオーケインズの一強ムードと言われていた今年のチャンピオンズカップでしたが、勝ったのは3番人気のジュンライトボルトでした。残り200mで外に持ち出すと、鋭い末脚で一気に突き抜けました。2着には5番人気のクラウンプライド、3着には6番人気のハピが入りました。クラプラは粘りの走りをしたし、内ラチを走ったハピもケインズの追撃をよく封じました。これは来年のダートGⅠでの活躍が楽しみでしかない。
1番人気だったテーオーケインズは、スタートで出遅れた事、直線でも伸び脚を欠いて4着。完勝しないといけないレースで完敗を喫したのは痛いですね・・・。もう1頭の3歳馬・ノットゥルノも見せ場なく8着、2番人気のグロリアムンディは12着に終わっています。

GⅠ初勝利のジュンライトボルトは、栗東・友道康夫厩舎に所属。父はキングカメハメハ、母はスペシャルグルーヴ。母の父がスペシャルウィークで、曾祖母がエアグルーヴ。鞍上の石川裕紀人騎手は、デビュー9年目でGⅠ競走初制覇。優勝インタビューでは、サッカー日本代表の長友選手の如く「ブラボー!」を連呼して喜び爆発。石川騎手の騎乗ぶり、ジュンボルの末脚は正しくブラボーでした。今年GⅠ3勝目の友道厩舎は、意外にもダートGⅠ初勝利です。
ジュンライトボルトはデビューからずっと芝路線を使い続け、オープン入りも果たしましたが、オープン入り後は成績低迷。今年夏にダートに転向すると、初戦のジュライステークスで2着、2戦目のBSN賞で1着、3戦目シリウスステークスで重賞初制覇、そして今回のチャンピオンズカップで自身3連勝を達成。ダートでは4戦3勝、オール連対をキープしております。馬主の河合純二氏は「来年には海外に挑戦したい」と発言。サウジカップ&ドバイワールドカップの参戦もあるかもね。
まぁとにかく、ジュンライトボルトの今後に活躍に期待したいところです。




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