日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

エフフォーリアにいったい何が・・・。波乱の大阪杯はポタジェが勝利。

2022年04月03日 | 競馬

春の中距離王者決定戦・第66回大阪杯(GI・芝2000m 16頭立て)が3日、阪神競馬場で行われました。GⅠ昇格6年目の今年は、昨年の年度代表馬⑥エフフォーリアが参戦!2022年の初戦を完勝し、4つ目のGⅠタイトル獲得を目指しました。他にも、5連勝で金鯱賞を制した④ジャックドール、昨年の大阪杯でコントレイルとグランアレグリアを破った⑭レイパパレ、エリ女の衝撃再び⑤アカイイト、香港カップ2着⑩ヒシイグアス、京都記念で逃げ切り勝ち⑮アフリカンゴールド、AJCCを勝った⑬キングオブコージ、小倉大賞典を勝った⑨アリーヴォなどが参戦しました。


単勝の人気は、エフフォーリアが1.5倍で断然1番人気。2番人気はジャックドール(3.7倍)、レイパパレ(9.2倍)3番人気。その後はアカイイト、ヒシイグアス、キングオブコージ、アリーヴォ、⑧ポタジェと続きました。

正面スタンド前でのスタートは、エフフォーリアとジャックドールも上々の飛び出し。キングオブコージは後方から。先行争いで⑦ウインマリリン、ジャックドール、レイパパレ、アフリカンゴールドの4頭が先手を主張。アフリカンが行くかと思ったら、ジャックが先頭を奪った。パパレは3番手、ポタジェ6番手、ヒシイグアス7番手、エフフォーリアは中団で1コーナーを回る。アリーヴォとアカイイトは後方に控えた。
2コーナーから向正面のところで、ジャックドールが単独先頭、アフリカンゴールド2番手、3番手ウインマリリン、レイパパレは4番手。5番手ポタジェ、6番手⑫ショウナンバルディ。離れた中団勢は、7番手ヒシイグアス、内側8番手③ヒュミドール、エフフォーリアは9番手追走。その後ろの10番手にアリーヴォ、11番手⑪ステラリア、12番手⑯マカヒキ、13番手①スカーフェイス、14番手アカイイト、後方は②レッドジェネシスとキングオブコージが並ぶ。
内回り3コーナーを差し掛かり、先頭を行くジャックは前半1000mを58秒8で通過。金鯱賞の時よりハイペースだ。2番手のアフリカンもくらいつく。残り600mのところでパパレが3番手に上がり、ポタジェ5番手は変わらず。イグアスとエフフォーはまだ中団のポジション。エフフォーは先行勢を捉えられるか?アカイイトも中団馬群まで押し上げている。
4コーナーに向かい、ジャックドールが先頭、レイパパレが外に持ち出し、エフフォーリアはまだ中団馬群。ここから追いつくことができるのか!?最後の直線に入り、ジャックドールが先頭、2番手からレイパパレが接近する。4番手からポタジェ、後続からヒシイグアスとアリーヴォも追ってくる。エフフォーリアはまだ後方でもがいている。この時点で万事休すだ!残り200mでパパレがジャックをかわして先頭に立ち、2連覇へラストスパートかと思いきや、ポタジェが並びかけ、残り100mでアリーヴォが突っ込んでくる!ゴール前でパパレ・ポタジェ・アリーヴォの3頭がほぼ並ぶが、最後にポタジェが抜け出してFINISH!2着争いはレイパパレとアリーヴォが並び、ヒシイグアスは4番手、ジャックドールは5番手、エフフォーリアは沈みました・・・。



【大阪杯 全着順】
1着⑧ポタジェ      1分58秒4
2着⑭レイパパレ      クビ差
3着⑨アリーヴォ      ハナ差
4着⑩ヒシイグアス     1馬身
5着③ジャックドール    1馬身1/4
6着①スカーフェイス
7着⑮アフリカンゴールド
8着⑪ステラリア 
9着⑥エフフォーリア
10着⑤アカイイト
11着⑬キングオブコージ 
12着⑫ショウナンバルディ
13着②レッドジェネシス
14着⑯マカヒキ 
15着③ヒュミドール 
16着⑦ウインマリリン

【払戻金】
単勝 ⑧ 5,870円
複勝 ⑧ 1,140円  ⑭ 420円  ⑨ 1,240円
枠連 4⃣-7⃣ 4,790円
馬連 ⑧ー⑭ 10,980円
馬単 ⑧ー⑭ 39,630円
3連複 ⑧-⑨-⑭ 50,990円
3連単 ⑧-⑭-⑨ 537,590円
ワイド ⑧ー⑭ 1,990円  ⑧-⑨ 7,110円  ⑨-⑭ 3,160円


年度代表馬・エフフォーリアと5連勝中の上がり馬・ジャックドールの初対決と言われていた今回の大阪杯でしたが、勝ったのは4歳世代の2強ではなく、8番人気のポタジェでした。レイパパレとアリーヴォと競り合い、ゴール前で真ん中から前に出て1着でゴールしました。
大阪杯で優勝したポタジェは、これが重賞初勝利。鞍上の吉田隼人騎手は、このレース初勝利で、昨年の桜花賞以来となるGⅠ4勝目。友道康夫厩舎、馬主の金子真人ホールディングスも同レース初制覇となりました。金子氏はあと4レース勝てば、JRAのGⅠ競走完全制覇となります。
2着争いはレイパパレが制し、5歳世代のディープインパクト産駒によるワンツー決着となりました。レイパパレもジャックドールを抜いて先頭に立った時は、連覇するかと思いました。アリーヴォはエフフォーとジャックと同じ4歳世代で、当初はルメール騎手が乗る予定でしたが、「コロナ規定違反」で取り止め→武豊騎手に急遽乗り替わり。テン乗りで3着まで持ってきたのはさすがです。
先週の高松宮記念に続き、またしてもGⅠで大波乱が起こり、3連単で53万円台の高配当がつきました。
2番人気で5着に敗れたジャックドールは、前半1000mを58秒台で飛ばしましたが、直線で粘り切れず。藤岡佑介騎手のコメントで、レース中に落鉄したそうです。これはもったいないなぁ。

1番人気のエフフォーリアは、全く良い所がなく9着と惨敗。普段なら直線で突き抜けるけど、この日は3,4コーナー中間あたりで中団より後ろの位置にいて、直線もまったく伸びてきませんでした。ひどく負けすぎたので、見ていて「どうしたんだ?」って思いました。関西への遠征が初めてだった、馬体重も過去最重量だった、ジャックドールのペースについて行けなかったことなど、敗因はいくらでもありますが、調教師の話によれば「ゲート内で顔をぶつけその影響があった」そうだ。秋華賞の時のソダシみたいやん・・・。
横山武史騎手は先週のレシステンシアでも惨敗しており、2週続けてGⅠ競走で1番人気を飛ばす大失態。この後の桜花賞でナミュール、皐月賞でキラーアビリティとキャロットファームの馬に乗る予定ですが、汚名返上できるのか心配です。これ以上のやらかしは許されない。
大阪杯で惨敗したことを受けて、宝塚記念は間違いなく回避でしょう。上半期シーズン全休かと思うけど、安田記念に緊急参戦はどうなんだろう。大阪杯をきっかけに落ちぶれるのだけは本当に嫌なので、絶対に復活してほしいです。






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