日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

クイーンズリング、マイナス20キロも問題なし!中山牝馬Sはバウンスシャッセが約1年ぶりの勝利!

2015年03月15日 | 競馬

3月15日は東西で牝馬の重賞レースがあり、中山競馬場では古馬のハンデ重賞「中山牝馬ステークス」、阪神競馬場は桜花賞トライアルの「フィリーズレビュー」が行われました。



まずは中山メインから。第33回ローレル競馬場賞中山牝馬ステークス(GⅢ・芝1800m)は15頭が出走予定でしたが、⑫スイートサルサが出走取消のため14頭立てに。昨年の秋華賞4着⑨ブランネージュ、オークス3着③バウンスシャッセ、愛知杯4着⑬シャトーブランシュ、今回がラストランの⑧アイスフォーリス、⑮パワースポット、④マイネグレヴィルなどが出走しました。
ほぼ揃ったスタートで始まったこのレース、スタンド前での先行争いで、⑤ミナレットがハナに立ち、⑥サクラプレジールとマイネグレヴィルが2番手争い、シャトーブランシュとブランネージュは4番手グループ圏内、アイスフォーリスとバウンスシャッセは中団の位置で1コーナーを回る。
向正面に出て、ミナレットとサクラプレジールの2頭がレースを引っ張り、3番手マイネグレヴィルが3番手、その後ろの4番手にブランネージュが追走。5番手に⑦ウイングドウィール、①フレイムコード6番手、シャトーブランシュは7番手。8番手⑪エバーブロッサム、アイスフォーリス9番手。10番手⑭オメガハートロックの後ろにバウンスシャッセがいて、後方は②グレイスフラワー、⑩ケイティバローズ、パワースポットがしんがりを行く。
縦長の状態で3コーナーに差し掛かり、ミナレットとプレジールが並走し続け、グレヴィルが3番手で追う。3,4コーナー中間辺りで馬群がかたまり、ブランネージュは真ん中に進路を取り、バウンスが外から上昇。直線コースに入ったところで、マイネグレヴィルが先頭に立つが、アイスフォーリスとバウンスシャッセが脚を伸ばす。残り100mで内のフォーリスが前に出るが、ゴール前で外のバウンスがかわして先頭ゴールイン!バウンスシャッセが中山で復活を果たしました!



古馬によるハンデ戦は、最後の直線で3番人気・バウンスシャッセと4番人気・アイスフォーリスの2頭が抜け出しましたが、最後はバウンスシャッセが叩き合いを制しました。アイスフォーリスが先頭に立ったときは「有終の美か?」と思ったんですがねえ…。これがラストランなんてもったいない気もするけど。3着には5番人気のパワースポットが入り、1番人気を分け合ったシャトーブランシュは5着、ブランネージュは10着に終わりました。
勝ったバウンスシャッセは、昨年のフラワーカップ以来約1年ぶりの勝利で、重賞もこれが2勝目。オークスで3着の後、函館記念と紫苑ステークスで2ケタ順位、秋華賞と愛知杯でも掲示板を外しましたが、今回は田辺裕信騎手との新コンビで久しぶりの好走を見せました。中山コースはこれで3勝目、「中山巧者」ですな。



阪神メイン・第49回報知杯フィリーズレビュー(GⅡ・芝1400m)は、桜花賞の優先出走権を狙う3歳牝馬18頭が出走。デビュー2戦2勝の関西馬⑰クイーンズリング、阪神JF4着⑩ムーンエクスプレス、小倉2歳女王③オーミアリス、15日に46歳になった武豊騎手鞍上の①レオパルディナ、ファンタジーステークスを勝った④クールホタルビ、⑮ダノングラシアス、⑬ペルフィカ、③コートシャルマン、1400mで2勝している②ラッフォルツァート、メンバー唯一の関東馬⑭スマートプラネットなどが参戦しました。
スタートで⑧スマートグレイスが出遅れ。クイーンズリングもあまり良いスタートではなかった。⑦ウィッシュハピネスが押して先手を奪い、クールホタルビとムーンエクスプレスが2,3番手で並び、4,5番手には内のレオパルディナと外の⑱ラホーヤビーチが並ぶ。6番手グループには、ラッフォルツァート・コートシャルマン・⑨ラクアミの3頭が一団となり、その後ろにはスマートプラネットと⑤グレイスフルワードがいる。ダノングラシアス11番手、12番手に⑯エフェクト、13番手のペルフィカのすぐ後ろにクイーンズリングが追走する。15番手⑥バチスタ、16,17番手に⑫ノーブルヴィーナスとスマートグレイス、最後方にオーミアリスという展開。
内回り3,4コーナー中間を過ぎ、ウィッシュがまだ逃げるが、ホタルビ、ムンエク、ラホーヤらが接近。リングは大外に持ち出した。直線コースに入り、ムーンエクスプレスが僅かに先頭、外からスマプラ、内ラチ沿いからペルフィカが追い上げ、さらにクイーンズリングが大外から一気に襲い掛かってきた!残り100mでペルフィカがムンエクをかわすかと思いきや、リングがゴール前でまとめて差し切ってゴールイン!クイーンズリング、デビューから無傷の3連勝で重賞初制覇!


桜花賞トライアル・フィリーズレビューは、単賞1番人気のクイーンズリングが大外差し切り勝ちで優勝。2着にはインを突いたペルフィカ、3着には2番人気・ムーンエクスプレスが入り、この上位3頭が桜花賞の優先出走権を獲得しました。3番人気のラッフォルツァートは5着、4番人気・コートシャルマンは16着と大敗しました。
デビュー3戦3勝のクイーンズリングは、栗東の吉村圭司厩舎に所属していて、父・マンハッタンカフェ、母・アクアリングという血統。昨年12月の新馬戦では4コーナーで先頭に立ち、2着に2馬身半差の快勝。2戦目の菜の花賞でも直線力強く抜け出しました。3戦目となる今回、前走からマイナス20Kg(464→444Kg)と馬体重を大幅に減り、スタートも少し出遅れましたが、直線で切れ味鋭い末脚を披露。-20Kg、距離短縮も問題なしでしたねえ。それにしても、今年の3歳牝馬戦線は関東場が中心でしたが、関西からようやく実力のある馬が出てきました。

というわけで、桜花賞のトライアル競走が終了し、チューリップ賞からはココロノアイ・アンドリエッテ・レッツゴードンキの3頭、14日に中山で行われた「アネモネステークス」からテンダリーヴォイスとメイショウメイゲツの2頭、そしてFRからクイーンズリング・ペルフィカ・ムーンエクスプレスの3頭が桜の切符を手にしました。
トライアル未出走だけど、きさらぎ賞を勝ったルージュバック、クイーンカップの勝ち馬・キャットコインの無敗馬2頭も出走予定。ルージュVSキャットVSリングの無敗馬3頭の直接対決は本当に楽しみです。今年はおそらく無敗の桜花賞馬が誕生しそうな予感がします。


来週は阪神競馬場で「阪神大賞典」、中山競馬場で皐月賞トライアル「スプリングステークス」が行われます。阪神大賞典には、同一重賞3連覇を狙うゴールドシップ、昨年の菊花賞馬・トーホウジャッカル、重賞2連勝中のラブリーデイ、京都記念2着スズカデヴィアス、昨年重賞3勝のラストインパクトが出走予定。スプリングSは、共同通信杯の勝ち馬・リアルスティール、京成杯を勝ったベルーフ、キタサンブラック2歳王者・ダノンプラチナ、他にもミュゼスルタン、キタサンブラック、ブラックバゴが登録しております。スプリングSも好メンバー揃いですね。春分の日の21日・土曜日には、中山でフラワーカップ、中京でファルコンステークス、阪神で若葉ステークスもあるので、この週末は注目レース目白押しです!




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