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“ヤブコウジ”の生命力にびっくりです

 先日、自然園を歩いていて見つけたのですが、“杉”の太い根元近くで広葉の新芽(?)が出ています 

まるで“杉”の木から芽が出たように見えますが、葉は茎の先端で輪生状に広がって、その外縁には小さな鋸歯があります 

葉の様子から勿論“杉”の芽ではなく、“ヤブコウジ”が厚い“杉”の皮間から這い上がって顔をだしたのですが、すごい繁殖力です    

“ヤブコウジ”は日本全土に分布する常緑の小低木で、常緑広葉樹林域の森林によく群生しています

“ヤブコウジ”の樹高は10~20cmほどで、土中に地下茎を伸ばし増えていきますが、地下茎のところどころで地上茎がでて生育します                                                                        即ち良好な生育地を求めて生長移動する木といえます

地上から50cmくらいはよじ登って生えている“ヤブコウジ”の姿はなんともユーモアを感じます

普通低いところにしか生えない“ヤブコウジ”ですから、木に登った“ヤブコウジ”の心境はいかばかりでしょうか  

アップした表情は、ちょっと下見る感じで、得意げにも見えますが・・・    

“ヤブコウジ”は生長2年目以降に、茎の葉脇に6~7月頃花を咲かせます                                                 今年は出たばかりの若芽のようですから、来年花が咲くのかな!?・・・誰も採らないでね  

 ところでこの“ヤブコウジ”は更に上に登るのでしょうか!?                                                    花も含めてそれにも興味が出てきました

参考;  

“ヤブコウジ”の名は最近の名で、“ヤマタチバナ(山橘)”が古来よりの名前です                                               “十両(ジュウリョウ)”とも呼ばれます  

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