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“アサガオ(朝顔)”の花が輝いています

毎日猛暑続きですね 

今年は原発停止もあり、電力不足が懸念され、節電が謳われています

我が家の庭では毎年 “アサガオ” がこぼれた種で咲きますが、今年は草取りもあまりせず手もしなかったのですが、茫々と延びた草の中から数本が芽を出しツルを伸ばしました                                                               毎年三種類ほどの花色が咲いたのですが、ついに赤紫色一種類になってしまいました                        ちょっと寄り道    “琉球アサガオ”を見てください

暑さが増してくるにつれ、ぐんぐんツルを伸ばし松の樹に絡み枝間をよじ登って、とうとう てっ辺に一杯の赤紫色の花を開かせました

まだ涼やかさの残る朝方の陽射しの中で、下から仰ぎ見るように“アサガオ”の咲いているのを見る向うに、高圧線の鉄塔が聳えて見えます

おお~い!! 今日の電気需給は大丈夫かぁ~

名句・駄句織り交ぜて・・・一句!!

  あさがおに   つるべとられて   もらい水       千代女  

  朝顔や    電気求めて   碧空(そら)に咲く     ダッペ

  朝咲きて   昼に萎まん   艶姿             ダッペ   

“アサガオ”の開花時期は、  7月初めから10月中旬までで、日没から約10時間後に開花する(朝4時過ぎ頃)そうですが、暁の花といえますね

   朝顔や    暁初(そ)める     街の空        ダッペ 

 “アサガオ”の花言葉は、「 愛情のきずな 」、 「 固い約束 」、 「 はかない恋 」  です

   薀蓄(うんちく)です 

万葉集の歌で・・・

   “ 朝顔は  朝露おいて  咲くといへど  夕影にこそ  咲きまさりけれ ”

 (朝顔は朝露を受けて咲くというけれど、夕方の光の中でこそ、一層見事に咲き誇っていますよ)の意味ですが、“朝顔”は夕方咲き誇る花ではなく、どうやら万葉の世での“朝顔”は、“桔梗”のことだったそうです

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“蘇鉄(ソテツ)”の花に生命のたくましさを見ました

先日千葉の九十九里浜に行った折、海岸の松林の傍らで、大きく育った“蘇鉄(ソテツ)”の木を見かけました

“蘇鉄”は、半耐寒性の常緑低木で、恐竜時代に栄えた生き残りの裸子植物(=生長して種子となる胚珠が子房で覆われず剥きだしにつく植物)と見られています                                                                                  原産地は日本、中国とされていますが、種類は結構多く熱帯地方から温帯地方の地域に分布し、海岸地帯ではよく見られています                                                                        そんな育つ場所から南国を思わせるようなエキゾチックな姿をした観葉植物として知られています

“蘇鉄”は葉を幹の頂上付近に、輪状に羽状複葉の形で拡がります                                              雌雄異株で、雄花、雌花が茎頂に一個真夏の時期に開花するそうですが、今まで時期が違っていたのか“蘇鉄”の花は見たことがありませんでした

浜で見た“蘇鉄”の樹の幹頂に、円柱形にそそり立つよう咲いている花を見つけましたが、これは雄花だそうです ・・・という事は見つけた“蘇鉄”は雄株なんですね                                                                             雄花は葉に囲まれて、鱗片(小胞子葉)がらせん状にびっしりつきまるで巨大な松かさのように見えます

雌花は茎の先端に多数の大胞子葉が集合してドーム状に膨らんでおり、胞子葉の下には、胚珠が付いているそうです                                                                           残念ながら、雌株も近くに在ったのかもしれませんが、花は見られませんでした                                                 一度是非見てみたいものですね

自然の中での生命の不思議さをふと考えちゃいました                                                                          受精とは知ってのとおり、精子と卵子の生殖細胞の結合によってなされる訳で、精子が自分で卵細胞まで動く行動が必要です                                                                                                   植物で精子をつくるのは、苔やシダの下等植物、そして種子植物では“蘇鉄”と“銀杏”などがそうなのだそうです                                                                                          苔やシダはともかく、“蘇鉄”や“銀杏”の雄株の精子は離れている雌株の卵細胞にどのようにして行き着けるのでしょう・・・何万年も生き抜いてきている生物の知恵は想像できませんが、ほんのちょっとかいま見れた感じです

  “蘇鉄”の花言葉は、 「 雄々しい 」 だそうです 

 

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“ヨウシュヤマゴボウ”の花が咲きました→“キリギリス”(?)見っけ!

 すっかり猛暑が定着してしまったような毎日ですが、公園の緑陰の草々はそんな暑さを互いに分け合うように涼やかに育っています

自然公園の山道脇で、“ヨウシュヤマゴボウ” が花開いているのを見つけました

“ヨウシュヤマゴボウ”は北米原産の帰化植物で、明治時代に日本各地で雑草化して拡がってきたそうです

若い茎は緑色ですが、暑さが増してきて、茎先に総状花序がつき、茎は次第に赤く色付きだす頃、花序の根元側から花が順々に咲き出します

花は白~薄紅色の5弁の小花で、中央に緑色の子房をつけています                                      夏深まるにつれ、子房は成長し扁平の実となり、秋に葉が紅葉しはじめるのに合わせ黒く熟してきます

実がつき始め、花が咲いている花序の上で、じっと留っている虫がいました

まだ羽根も出ておらず、若物のようです・・・やや小振りだけど、体形から“キリギリス”の雄かなと思います

長く伸びたひげ(いや触角)を、あっちに、こっちに動かして、周囲の空気を探っています

“ヨウシュヤマゴボウ”の花序を散歩する“キリギリス(?)”を見るなんて、なんか得した気分で、暑さ忘れちゃいました 

“ヨウシュヤマゴボウ”の花言葉は、 「 野生 」、 「 元気 」 です 

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“サラセニア” = 「食虫植物」 

暑くなったいや猛暑続いている日・花屋さんの園芸棚で、ポット植えされた“サラセニア”という「食虫植物」を見つけました 

「食虫植物」は葉や茎などが捕虫器官になっており、昆虫等をおびき寄せ、捕らえ、消化吸収する能力を持つ植物の総称です

“サラセニア”の捕虫器は葉が筒状になっており、そこへ落ち込んだ虫を捕らえる「落とし穴式になっています

“サラセニア”は湿地に生える多年草で、茎は太く地表を横に這います                                                     茎からは沢山の葉が寄り合うように生え、根っこは枝分かれするように沢山でます                          園芸棚にポット植えされた“サラセニア”が固まって置かれていた様子は、湿地帯に繁殖した態を思わせちょっとした食虫植物園がイメージできました

葉の全体は薄緑色ですが、網目状に紅紫色の葉筋(?)が通っており、まるで毛細血管が浮き出ている様に見えます                                                                             「食虫植物」には興味あるのですが、虫の立場で連想すると、こわ~い世界です

“サラセニア”の和名は、葉が筒の様になって酒器の「瓶子(へいし)」に似ている事から、“ヘイシソウ”と付けられています・・・「瓶子」というと分りにくいかもしれませんが 、「徳利」の事です

若い葉は食欲旺盛に筒を上向きに、入り口はラッパ型に広げて虫が来るのを待っています                                夏の暑さが増して生長するに従い、葉は管状の部分が伸びて、先の方は舟形の様になって、葉色も緑が消え薄い赤色になります

緑色の時は光合成をするそうですが、赤色になったときは紅葉現象と同じなのでしょうか                              冬には葉は枯れ、茎だけで越冬するそうです

「食虫植物」の花はあまり見た覚えがありませんが、花は咲く筈ですよね

“サラセニア”の花はどんな花なのかネットで探してみたのですが、よく分かりませんでした

“サラセニア”の花言葉は 「 変人 」 だそうです ・・・ふぅ~ん! 「変人」なのかぁ~

 

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緑陰で、涼しさと山の幸(“ヤマノイモ”)を見つけました

 猛暑日が続きます

今日の群馬は39度にもなるそうで、先週涼しかったのが嘘みたいな暑さになりました

でもこれが本当の夏姿かな・・・ちょっと暑過ぎるけど

先だって近くの公園を、暑さを避けようと歩いてきました

樹林の中では、“ミンミン蝉”が大合唱です

緑の中は風が一吹き通ると、とっても涼しいです

自然の風はいいなぁ~

 山道に垂れたツルクサ

このツルクサはどうも“ヤマノイモ”ではないかと思えます                                                               あまり人が通る道でないのか、道の真ん中にどうどうと垂れ下がっていました

“ヤマノイモ”は雌雄異株で、7~8月に房状に白い花が咲きます                                                                    雌花序は垂れ下がり、基部の方から順次咲きますが、つぼみも果実も一緒にある状態になりますから、開花時期は結構長いと思えます

雄花の花序は上に向って伸びます                                                                          道をふさぐように下がっている“ヤマノイモ”は、どうやら雄株のようです                                                    開いた花がないかと探したのですが、大きく膨らんでいるつぼみは見つけたのですが、開いた様子がありません

もし開かないのなら雌花への花粉はどうやって運ばれるのでしょうか                                         

“ヤマノイモ”は山の幸です

“ヤマノイモ”の花言葉は 「 治療 」、 「 芯の強さ 」 です

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原爆慰霊忌は核廃絶だけど、原発廃止と短絡させず知恵を出そう

原爆慰霊忌が広島、長崎で行われ、原爆被災の体験を世界に向けて今年も発信されました

今年は3月に起こった3・11大震災による原発事故により、放射能被爆の恐ろしさがより加味され、その発信内容は世界中が思惑含めた賛否は別にして、注目した筈です

わたしは核廃絶には賛成するのですが、戦争反対の意味からです                                                   戦争によって殺戮の為の原水爆使用することは絶対悪で、してはいけない・させてはいけないことですが、このことが原発廃止も含め核の全て廃絶につなげていくことが本当にそうすべきなのでしょうか!?

原爆慰霊忌は本来は戦争反対、核爆弾(核兵器)廃絶のはずです                                                  許せないのは核兵器を作り、それを持つ事で、利益を確保しようとする人たちです

きれいごとで割り切れる訳でないのは、よく分かっております                                   ただ放射能被爆の危険性は核廃止すればなくなるものなのでしょうか                                                 

原発事故はこれらに多くの問題を投げかけてくれました                                                  現代の原発の安全神話は崩れたと、私も思います                                                   しかし私には何故かただ恐ろしいから、不安だからといって、原子力を否定するのには懐疑的になっています                                                                            何故ならそこには人類の知恵が感じられないからです

自然エネルギーの活用は大いに発展させるべきですが、何故原子力の有効利用だけは恐れるのでしょう                             人間が原子力を利用しようとするのは、自然に対する冒涜・おごりなのでしょうか!?                                             原子力も自然エネルギーと考えられないのでしょうか!?

勿論放射能の危険性はよく分かります                                                              ですから、その危険性を抑えるべく安全度を極限に高める事への努力を今こそすべきでないでしょうか                   それによって、究極の文明発展に原子力が寄与できるようになるのではないかと思うのですが・・・

今の技術では危険事が多いとので、原発は即刻停止しなければといいますが、マイナス思考でなく、プラス思考に変え、原子力を乗りこなせる・使いこなせる方法が考えられないのでしょうか!?

現状不安から押して、まず持って停止は仕方ないとしても、停める事によって生じる危険もあり、私には付け焼刃的思いつきにしか見えません

今は可能な限り原発運転の安全性を高める事が必要でしょう                                                              停止するのだから、原発廃止に向うのだからと、福島原発の事故の原因対策を絶対にそのままにしていいはずがありません                                                                 明確な原因分析が出来れば、その対応は叡智を集めれば必ず達成できます

核全廃絶すなわち原発廃止は放射能に対する安全対策を置いてゆくもののような気がするのですが、そんな事がないように祈っています                                                               問題なのは、放射能が人体に悪影響を及ぼす事にあるからです                                                                            人体に悪影響を与えない放射能はないのでしょうか                                             放射能を医療に利用しているように、放射能を使いこなす方法で、エネルギー活用法を見出せないでしょうか

誤解がないようにもう一度言いますが、今本当に急いでやらねばならぬことは核廃絶・原子力廃絶ではなく原子力・核に対する安全性確保だと思います                                               そして核以外の自然エネルギーの利用と併せ考える事ではないでしょうか

核反応ほど地球に対してクリーンなエネルギーはないと思うのです                                                   化石資源は炭酸ガスの増加をもたらし、環境悪化をもたらしています                                          生物の遺伝子を犯さないとは言え、オゾン層を破壊したりして地球そのものの遺伝子を犯しかねない危険をはらんでいます                                                                     地球に住む生物として、可能なあらゆる自然エネルギーを上手く利用する事こそ人類がこれからいき抜く術になるのですが、核もその中に入れるべきではないかと思えます

繰り返して・・・核の絶対的安全性利用と、あらゆる自然エネルギーの利用技術の進歩が、人類発展のキーポイントになるのではないのかと思っていますが、・・・どうでしょうか!?

言い忘れましたが、太陽光も太陽の核反応で得られているのですから・・・

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千葉県・九十九里・真亀海岸に行ってきました

涼しかった日から、又猛暑が戻ってきた感じです

ここ二日、出かけたりして勝手にお休みしちゃいました                                                              独りよがりのたいしたブログじゃないけど、いつも見ていてくれてる方たちにお詫びします                                          何せ毎日書くのが取り柄だと多分思ってくれていたでしょうに・・・

ちょっと所用が出来、車  で関越道を通り、首都高を抜けて京葉道から千葉に行ってきました                   所用を済ませてから思い立って、R126から 九十九里の豊海海岸 へと足を伸ばしてきました

昨年数十年ぶりに見た砂浜がまた見たくなったのですが、今年は3・11の大震災後の浜の変化もちょっと気になった事もあります

浜辺は海水浴客がチラホラ、うんと賑わっている様子ではありませんでしたが、私には少年時代観光客なんて見たこともなかった事を思い出すと、雲泥の賑やかさだなと思われました

画像は豊海・真亀海岸「国民宿舎・サンライズ九十九里」前の海岸で撮りました                                         

下の画像で、右手奥の高架橋は波乗り有料道路です                                                             この道路は砂浜をさえ切るように海岸線に沿って、延長17.2km、昭和47年・九十九里片貝~一宮の間に造られたものです

観光客を呼ぶためにつくられた道路ですが、私の眼には九十九里浜の景観には、なんかそぐわない感じに見えます

ここ豊海・真亀海岸は、大正~昭和にかけて多くの文人が好んで訪れた地ですが、特に高村光太郎が、精神を病んだ智恵子夫人を転地療養させた地としてよく知られています

「光太郎」は海岸の砂浜、防砂林として植えられた松林を「智恵子」と歩きながら、散文「智恵子の半生」、「九十九里浜の初夏」などの文筆を残しました                                                             更には智恵子の死後書いた「智恵子抄」は昭和初期の文壇を代表する詩文として詠まれています

そんな「智恵子抄」の一文が療養地跡の砂浜に建てられた「高村光太郎詩碑」に刻まれていました                 詩碑は波打ち際から100m程のところにあり、海がとてもよく見通せます

 

 

刻まれた詩文はちょっと読めませんでしたが、 この文が刻まれていたと思われます

     人つ子ひとり居ない九十九里の砂浜の
     砂にすわつて智恵子は遊ぶ
     無数の友だちが智恵子の名をよぶ
     ちい、ちい、ちい、ちい、ちい――
     砂に小さな趾(あし)あとをつけて
     千鳥が智恵子に寄つて来る。
     口の中でいつでも何か言つてる智恵子が
     両手をあげてよびかへす。
     ちい、ちい、ちい――
     両手の貝を千鳥がねだる。
     智恵子はそれをぱらぱら投げる
     群れ立つ千鳥が智恵子をよぶ
     ちい、ちい、ちい、ちい、ちい――
     人間商売さらりとやめて、
     もう天然の向うへ行つてしまつた智恵子の
     うしろ姿がぽつんと見える
     二丁も離れた防風林の夕日の中で
     松の花粉をあびながら私はいつまでも立ち尽す

行ってみた九十九里の海岸は、3・11の影響は目に見えるところでは感じませんでしたが、光太郎が智恵子と見た自然とはさぞかし違っているでしょうね

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“ペルシカリア・レッドドラゴン”はタデ科の草で、ヒマラヤ育ちです

久しぶりに行った関越道藤岡ICの道の駅・ららんの花木コーナーで見かけた鉢植えですが、“ぺルシカリア・レッドドラゴン”という大変覚えにくい名前の花がありました

“ぺルシカリア・レッドドラゴン”は、とがった葉形に赤紫色の模様が入った光沢ある葉が特徴で、茎色は赤く、ツルの様に斜上して群がるように生えます                                                                     そんな茂った葉の中から浮き上がるように、小さな白い花が咲きます

ヒマラヤ育ちのタデ科の花で、開花時期は6~8月だそうです

花形はちょっと “蕎麦の花” に似た感じで、白色の径1cmほどの小さな頭状花序に咲く様子は、とても可愛げな感じがします

花壇の植え込みで咲かせたら、いい感じになるのではないでしょうか!? 

“ペルシカリア”の花言葉は、 「 節操 」 です

余談ですが・・・

「節操」とは、「自分が信じる主義・主張を守る事」ですが、未だ管総理の引退時期問題が混迷しているのを思うと、色々考えてしまいます                                                                   管総理はとても「節操」のある人なのでしょうが、そこに我執が見え隠れしているように思えてなりません

「潔し」を持ちたい(?)と思って辞めた総理が、何人も続いていましたから、きっとそんな「節操」のないことはしないと誓っているのでしょうね                                                                                     菅さん! あなたの信念だけが、日本を救うと思っているのではないでしょうね!!

進退を計るとはいかに難しいものですね~ 

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これってハマユウの花!? → それともその仲間??

先日紹介の“キツネノカミソリ”(→8月3日掲載)同様に、 またまた分らない花名なんですけど・・・

私の知ってる“ハマユウ”の花とはちょっと違っているなと思いつつ、浅学の為それでも“ハマユウ”の花かなと思って・・・またいい加減の虫が頭をもたげて紹介です  

“ハマユウ”の花 は通常浜に多く生えて、花の咲き方を木綿(ゆう)に見立てたところから付けられた呼び名です                                                                              でもこれ一種のみでなく、花の咲き方はゆりの花状に咲くものもあるのではと思われます

調べてみた所、どうも“クリナム”というのではないかと分りました

“クリナム”とは、ギリシャ語で“ユリ”を意味する「クリノン」からきており、花姿がユリに似ている事に因んでいます

“クリナム”は熱帯~亜熱帯にかけて約160種位が分布する球根植物で、日本では“ハマユウ”として自生しているのだと分りました・・・ちょっとすっきりです                                                                 尚、“ハマユウ”の学名は、「クリナム アジアティクム 'ヤポニカム'」というのだそうです

“クリナム”は細長ながらやや幅広い剣状の葉を株元から出し、太い花茎を50cm~1mほどに伸ばして茎の先端に数輪の花を咲かせます

“クリナム”の花は花びらが6枚で付け根の部分でくっついた形が標準で、花色は白やピンクがあり、夜間に芳香を放つそうです

これ等の事を知って、パチリ  した花を見て少し納得していますが、“クリナム”だとすると、日本古来の自生“ハマユウ”でなく、外来種として持ち込まれたものなのかも知れません

“クリナム”だとして、又見かけたときにその後を紹介します

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“蓮”の花 を見に行ってきました  

今日から暑くなるようですが、ここのところ低気圧の影響でちょっと涼しい日が続いていました                                                      先日雨まじりの日でしたが、群馬・榛名山麓にある「渋川運動公園」に行って来ました  

今年の冬、園内の池に咲く “蓮”の冬姿 を見ましたので、盛花が見たかったのです

寒々とした冬姿とは打って変わって、雨の降る中で、沢山の“蓮”の花が瀟洒な姿で咲き始めていました

例年覗きに来るのですが、今年が一番沢山咲いているように見えました                                              割に強い雨が降っていましたので、開こうとしている花びらがちょっと可愛そうな感じです                    でも実は水を得て、“蓮”の花の沐浴図なのかもしれませんね

大きく開いた“蓮”の葉が、咲いている蓮の花に差し掛ける傘のように、降りしきる雨を一杯に受け止めています

葉の上にたまった水滴は葉の表面張力による撥水で、丸で生きているように、ゆらゆら動いています 

                                              一杯に水滴を受けている姿です        蓮の花が、水滴の貯まるのを見ています

葉の上の水滴の量が増すにつれ、“蓮”の葉はゆっくり大きく揺れながら、まるで「獅子脅し(ししおどし)」のように水をこぼします                                                                                                 水を流す瞬間をじっと待って、「 はい!! パチリ! 」 しました   

 

   “  ツクバイに  おつる水の音  蓮の花  ”       ( ダッペ )

   “  静雨(しずあめ)に 蓮の花びら  そり返り ”     ( ダッペ )

 「万葉集」で見つけた歌一首 (巻16ー3837)を紹介します

     “ ひさかたの 雨も降らぬか はちすは(蓮葉)に たまれる水の 玉に似たる見む ”

 

 

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これって、“キツネノカミソリ(狐の剃刀)” ???

暑い日が続いています                                                                  もうすぐお盆ですね                                                                  この花何の花なのでしょう !?                                                                         近くの川の堤の斜面で、まるで“ヒガンバナ(彼岸花)”が咲くように、つんつんと花茎が伸びてつぼみが膨らみ始めている花を見つけました

この花もしかしたら、“キツネノカミソリ(狐の剃刀)”かな!?

“キツネノカミソリ”は ヒガンバナ科の多年生草本球根植物で、明るい落葉広葉樹林や林縁などに自生しています                                                                             早春のうちに、“スイセン”に似た狭長の葉を球根から直接出して球根を太らせ、夏頃には一旦葉が枯れます

その後お盆の頃(7月末頃から9月はじめ)にかけて花茎を 30~40cm ほどに伸ばし、先端で枝分かれしていくつかの花が咲きます
雌雄同花で、花色は橙色・花弁は 6枚です・・・ツボミなので、花弁の枚数はちょっと分りませんが・・・

“ヒガンバナ” は、お彼岸の頃に花が咲きます

“キツネノカミソリ”の名前の由来は、花色が狐色をイメージし、葉の形はカミソリに似ている事によるようです 

見かけた”キツネノカミソリ”の花色は紅紫色で、花茎の先端が分かれず頭頂花見たいに咲いています              これは“キツネノカミソリ”とは、違うのかな?? ・・・もう一度観察してみるけど、今日はキツネノカミソリとして紹介します ・・・いい加減と叱られそうですね   

“キツネノカミソリ”の花言葉は、 「 妖艶 」 です                                                            “キツネノカミソリ”の名前のイメージに合ってますが、花のイメージではどうでしょう  

どうも花の名前が気になって仕方がありません                                               色々調べてみたのですが、とりあえず分らず終いです                                                                             

但し“キツネノカミソリ”に似た花色が紅紫色の花があり、花の名は「狐」ではなく“ムジナノカミソリ”というのがあるのを知りました                            

“ムジナノカミソリ ”は環境省野草のレッドリストで、絶滅危惧種に入っており、現在では栽培個体以外が絶滅した状態である野生絶滅(EW)とされているそうですから、まさかこれがそうとは思えません

それにしても「狢(ムジナ)」って紅紫色なのかな!?                                             ・・・違うよね                                                                        ・・・ネーミングなんてわからないな~ 

技術屋自称の性格として、気になって仕方ないのですが、年のせいか最近は「まあいいか~」と思うようになりました                                                          

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“ヤブコウジ”の生命力にびっくりです

 先日、自然園を歩いていて見つけたのですが、“杉”の太い根元近くで広葉の新芽(?)が出ています 

まるで“杉”の木から芽が出たように見えますが、葉は茎の先端で輪生状に広がって、その外縁には小さな鋸歯があります 

葉の様子から勿論“杉”の芽ではなく、“ヤブコウジ”が厚い“杉”の皮間から這い上がって顔をだしたのですが、すごい繁殖力です    

“ヤブコウジ”は日本全土に分布する常緑の小低木で、常緑広葉樹林域の森林によく群生しています

“ヤブコウジ”の樹高は10~20cmほどで、土中に地下茎を伸ばし増えていきますが、地下茎のところどころで地上茎がでて生育します                                                                        即ち良好な生育地を求めて生長移動する木といえます

地上から50cmくらいはよじ登って生えている“ヤブコウジ”の姿はなんともユーモアを感じます

普通低いところにしか生えない“ヤブコウジ”ですから、木に登った“ヤブコウジ”の心境はいかばかりでしょうか  

アップした表情は、ちょっと下見る感じで、得意げにも見えますが・・・    

“ヤブコウジ”は生長2年目以降に、茎の葉脇に6~7月頃花を咲かせます                                                 今年は出たばかりの若芽のようですから、来年花が咲くのかな!?・・・誰も採らないでね  

 ところでこの“ヤブコウジ”は更に上に登るのでしょうか!?                                                    花も含めてそれにも興味が出てきました

参考;  

“ヤブコウジ”の名は最近の名で、“ヤマタチバナ(山橘)”が古来よりの名前です                                               “十両(ジュウリョウ)”とも呼ばれます  

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今年も“タッカ・カントリエリ”の花が咲きました 

群馬・高崎植物園の温室には、毎年東南アジア原産の地下球茎を持った多年草 ・ “タッカカントリエリ” が咲きます

今年もこの「黒猫の顔」を見れるかなと、覗いてきました 

夏ですから温室の窓は全面開放され、外の暑さをよそにたっぷり水遣りされているので、室内は蒸し暑い感じです

そんな熱帯性の気候を模した中で、咲いてました!!・“タッカカントリエリ”の花   

相変わらず、黒い苞と長いねこのひげ状に伸びた苞葉が、まるで何かの生き物のような表情で開いていました

覗いたこの日の“タッカカントリエリ”の開花見頃は、まだまだこれから・・・幾つも着いた花は散形花序風に花序を伸ばし、濃い暗紫色の総苞片に包まれていました                                          

尚花は両性で、咲くと6枚の花被片が部分的に合着して、2層にびっしり並んでみえるはずです

“タッカカントリエリ”の花の後姿をパチリ  しました    

前から見るこわさと違って、なんとなくすっきり立つ姿が格好良くみえました・・・これを「猫かぶり」って言うってか   

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