生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

心をみつめる視点:都合の悪い感情について:幸福な日々の為の自問自答集の第4章

2014年01月26日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
都合が悪い感情、私の場合、小学生の頃、母親から依頼されたお豆腐を買いにいき、お釣りをかえさないでお小遣いをためた時の良心の呵責、後日、母に優しく諌められ大泣きした記憶があります。この場合の「お釣りを返さない心のうづき、良心の呵責」を生涯忘れません。母親に「どろぼーのはじまりですからね」と諌められた時の衝撃は生涯の警告となっています。この場合の「都合の悪い感情」とは私にとりエリクソンの言葉、概念でもある「恥辱、罪悪感、自己混乱感、孤立感」です。この感情を何とか抑えようとするのですが、少年の私は暗い顔になっていて、こそこそした態度となり母親もその姿を哀しくおもっているわけです。夕日の沈む庭で怒声を出す事も無く、ひたすら優しく諌めてくれた母親の愛情を想うと今でも涙が流れます。この母親の愛情が私の「愛の原型」になっています。都合の悪い感情から美しいものを生み出す人間の神秘性についても学習した次第です。悪から善や美を生む宇宙の摂理に気付いたのもこの事件でした。この私の生育史上の思い出は、後日の心理療法の勉強を支配していきます。都合の悪い感情も後日、解釈を変えると幸福の遠因になつている事に気付きます。しかし、都合の悪い感情と戦っていた少年時代のその頃はわけがわからず、ひたすら混乱していたわけです。ここでは自分にとり、都合のよい感情はさておいて、都合の悪い感情の処理についてもう少し考えてみましょう。
<自分は何処へ旅しているのだろうか?:171>

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