聖地に立った時の自分の感性について、殆どの人は照れていて、一言くらいは表現していますが、後は、互いに感動したまま、次の旅先へと移動していきます。私を含め、その場の歴史についての知識は多少ありましても、何時間も語れるような専門知識はありません。それでいいのですが、下記の事を参照していただけると旅に楽しみが倍加していきます。イギリスの大学研究室でのそれぞれの青年達は最初、どんな事を照れながら言ったかといいますと、(1)不思議な場所だ、(2)ちっとも面白くない、(3)何も感じない、(4)もうすこし、この場の歴史を勉強しておくべきであった、(5)不気味な場所だ、(6)気分が悪くなつた、(7)怖い、(8)何と幸せなんだろう、(9)憂鬱になる、(10)不安でたまらない、(11)嫌な連中を思い出した、(12)悩みが解決した、(13)自分の国の事を思い出し錯乱した、帰国するのが嫌になつた、こんな記憶があります。さてこの現場に立った時の感情、考え方、奇妙な行動(ストーンサークルに立った時、何かに脅えて大きな石の後ろに隠れた青年がいました)、つまり自分の思考と感情と行動を覚えておき、後でノートに書いておくと、とてもよい勉強になります。霊地に立った時の臨床体験をどう思索するか、分析するかを明日、考えてみます。
<自分は何処へ旅しているのだろうか?:152>
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