生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

平安感とは?:聖地,霊地に立つた時の心をどうするか?:その4:幸福な日々の為の自問自答集の第3章

2014年01月08日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
何故、このような思索、分析をする必要があるか、と言いますと、心理療法の世界で時々遭遇する来談者の中に、巡礼や神社仏閣の訪問、座禅会・瞑想会に参加したばかりに、少々変になる人がいて、そのカウンセリングをする場合に、この知識と対応策を知らないと、その人を元気にする事が出来ないからです。この知識がありますと、自分に相応しくない会合には今後、参加しなくなり、自分を自虐的に追い込む事もなく、自分に相応しい場を選択する知識も身についてきます。さて、聖地、霊地に立つと昨日お話した考え方、感じ方があるわけですが、どんな小さな感覚でもノートに書いておきますと、後日、とても役立ちます。人間の体は或場所に立ち、その場に立った時の感情が、どうして生まれてくるか、その仕組みを意識しておくと、とても人生が楽しくなります。アフリカで人類が誕生し、世界各地に散らばり、旅先のそれぞれの土地に住み着くグループ、更には地の果てまで旅するグループと、色々あつたわけですが、その土地に立って、そこが気にいると、その地に根を張り、子孫が現代までそこに住み着いてきたわけです。気にいらない土地であつてもやむを得ず住む場合は不幸です。気にいらない土地に住んだばかりに短い人生を送る羽目になる民族は沢山いました。とにかく、どの土地であつても、その土地が好きか、嫌いかは判別がつきます。或現場に立つ、その時の気分は身体全体からの好き、嫌い、怖い、怖くないという人類の原初感情が働いていますので、どんな小さな感性でも、その人にとりましては、非常に大事な感覚なのです。霊地、聖地に立った時、何も感じないと思う人でも、その土地が好きか、嫌いか、だけでも意識化する訓練をしますと、今後の人生において、原初感情である「好き、嫌い」を大事に育てるので、悔いの無い選択が出来るようになります。好き、嫌いという感覚は、その人の必要な道を示唆する重要な指標なのです。倫理道徳、哲学、宗教の教え、人生訓等、家庭、学校、学問から教えられている素敵な物も大事ですが、自分の原初感情を無視すると、どんな強い人でも、少々変になりますので、この聖地、霊地に立っ旅の良さを十分に発揮する為にも、時々、旅をして新鮮な感覚を意識化すると、いきいきとした人生のシュミレーションを描く能力も養われ、かつ、その夢を実現させる道を明確に意識化できます。「人は考えた通りの人間になる」という先人の教えを大事にしたいものです。
<自分は何処へ旅しているのだろうか?:153>

自分の生き甲斐を探究されている方々へ:
テキスト「生き甲斐の心理学:ISBN 978-4-9903527-2-1」はアマゾンでもサンパウロ書店でも全国の書店で販売されています。是非、併読いただければ勉強になります。

いつもクリックして下さり有難うございます。
人気ブログランキング





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする