生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

<落語家>が家で機嫌が悪いのは何故か?

2006年02月03日 | 第2章:心理療法の基本
親しい人との会話は<五感で楽しめます>が、嫌いな人との会話は<忍耐>が必要です。人生、時に、嫌いな人の会話も聞かねばならない時間もありますが、そんな時、どこを見れば、忍耐せずに傾聴出来るのでしょう?<延々と続く患者さんの意味不明な話題>に体を壊さないように努力した私の方法は:どんな人の話にも、私の五感を爽快に、美しく、心地よく感じさせる話題は、冷静に傾聴すると、必ず一つはあるものです。私の五感に響いた、その一つの話題を、更に心地よく展開させるように掘り下げて相手にぶつけると、思わぬ健康的な展開をした経験が沢山あります。私が五感で<忍耐した領域の言葉>を相手にぶつけても<明るい健康的な心>には発展せず、私が五感で<興味津々なものとして反応した感情>の言葉を相手にぶつけると<明るい心地よい健康的な心>に展開するのです。この事実は、何を物語るのでしょうか? 私の知人の落語家は、自分の家で機嫌を悪くして、家族を哀しめないように、自分の心を心地よくしてくれる良く笑うお客を客席から探し出し、その方の笑いを胸に納めて帰宅すると、家族もまた、自分に微笑みをくれるそうです。:<65-1>:


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