生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

愛にも病的なものがある

2006年02月15日 | 第2章:心理療法の基本
どんな人の生き様も、心静かに観察すると、私は最近やたらと感動し、涙する事が多くなりました。ただ、本当に気の毒なのが、愛しあったばかりに、片方が病んでいくケースです。難しい診断基準があるので素人は診断してはいけませんが、片方が自己愛パースナリテイ障害(NPD)という人格障害の場合、健全な方が病んでしまいます。愛し合うと、相手の要求を満たしたあげようと、けなげな努力をするのが健康な人間の常。満たしたあげようと努力する健康な人の方が疲れ果てていきます。NPDは相手が疲れ果てている姿に気がつかないのです。NPDには洞察力が欠落しているので、感謝の心がありません。ひたすら相手に求め続けます。健全な相手は益々心を病んでいきます。愛しあっている二人、コーヒーをさりげなくサーブした時<ありがたとう>と言わなくなったら、待てよ、と冷静にこのNPDという言葉を想い出し、幸せな日々を、二人で創造しましょう。:<愛の原型:67-3>:


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