
年が明けて早々に見ました。今年の一本目としてこれはどうよ?と自分で思いつつ。
子供のころテレビで放映されることがあっても怖くて絶対に見たくない映画の中のひとつというか、その代表だったのがコレ。もう大人だし、悪魔系のものは心霊系よりも怖く感じないので大丈夫だろうと見てみました。
オープニングの舞台はイラク。メリン神父マックスフォンシドーは悪霊パズズの像を発見する。
一方アメリカでは、人気女優クリスマクニールエレンバースティンの12歳の娘リーガンリンダブレアの周辺で奇妙な出来事が起こり始める。初めはリーガンの寝ているベッドがガタガタ動くなどの超常現象のようなものだったが、次第にリーガン自身の言動がおかしくなっていく。初めは精神の病を疑い様々な検査を受けるが、原因は特定されず、医者からも見放される。
そんな折、クリスの友人である映画監督バークジャックマッゴーランがリーガンの部屋の窓から転落して死亡する事件が起き、警察が捜査に乗り出す。
医者から、本人が悪魔に取り憑かれていると思い込んでいる場合、悪魔祓いが有効かもしれないと言われたクリスはカラス神父ジェイソンミラーに相談する。カラス神父は悪魔憑きなど信じないと言うがリーガンに会い、リーガンが知るはずのない自分の母親の話などをされたことで疑いを持ち始める。
悪魔祓いの経験があるメリン神父とともにパズズと対決するカラス神父。果たしてリーガンは元の姿に戻るのか。
子供のころから怖い怖いと思っていた映画なのですが、大人になって見るとそんなにめちゃくちゃ怖いってことはないですね。悪魔に憑かれたリーガンがかなり卑猥な発言や行動をするのでむしろそれにビックリしました。だって「こいつを犯せ」とか叫びながら十字架で陰部を何度も刺して血まみれとか結構エグいよね・・・12歳の女の子だよ?日本では当時R指定とかだったのかなぁ?でもテレビでもやってたよね。その部分はカット?
リーガンが吐くスライム状の緑のものとかは、ここが原点なのかな?ホラー映画には詳しくないので分からないんですが、あーゆーのって悪魔の定番って感じですよね。
CMで見て超怖かったブリッジで逆さまに階段を降りてくるシーンを楽しみにしていたのですが、そのシーンがなくて拍子抜けしちゃいました。あれはディレクターズカットにしか入っていないんですね。評判を読むとあまり必要性のないシーンだったとか。
カラス神父の母親とパズズの関連性とか、なんでパズズがリーガンに取り憑いたのかとかそういうのは全然分かりませんでした。母親のことがカラス神父のウィークポイントだったからパズズがそれを利用したっていうことかな?リーガンはたまたま選ばれただけ?
リーガンの母親役のエレンバースティンって妙に怖いイメージがあったけど、元をたどればこの作品のせいなのかなぁ。と言ってもこの作品では彼女は怖い役でもなんでもないんですけどね。なんかどうしてもあの!エクソシストの!エレンバースティンって冠がついちゃって怖いイメージになってしまっているのかも。
最後、リーガンからカラス神父に乗り移った悪魔と共にカラス神父が転落死して一件落着ってことでいいんだよね?すっかり元通りになったリーガンを見ながらも、ふっと彼女が振り返ったら怖い顔になっていたりするんじゃないかとそんなオチを期待していたんですが、ちゃんと元のリーガンに戻っていたようですね。
ホラーは嫌いと言いつつも結構悪魔憑き系の映画は好きなので、その原点みたいな作品をちゃんと見ておいて良かったなぁと思います。意外に卑猥なシーンがいくつかあるので要注意です。
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