シネマ日記

超映画オタクによるオタク的になり過ぎないシネマ日記。基本的にネタバレありですのでご注意ください。

ピッチパーフェクト2

2015-10-22 | シネマ は行

前作を見てだいたいの雰囲気は分かっていたので、はっきり言ってストーリーには一切期待せずに行きました。前作のレビューに書いた通り、ただただアレクシスナップを見たいがための鑑賞です。

今回は前作から解説者役で登場しているエリザベスバンクスが監督を務めています。前作からの出演者ということもあってか、作品の持つ雰囲気はまったく変えずに続編を作っていて、その辺りはうまいと感じました。下品なジョークも引き継いでいますが、今作のほうがちょっとだけマイルドだったような気はします。とは言え、やっぱりこういうアメリカンジョークは好き嫌いの分かれるところだと思います。ワタクシは会話的な面白さよりも、ベッカアナケンドリックが熊のワナにかかってしまうとかそういうフィジカルなジョークで子供のようにウケてしまいました。ファットエイミーレベルウィルソン的な笑わせ方はワタクシはあまり好みではないかな。

女子チームとして初めて優勝を果たし、4年に一度開かれる世界大会にアメリカ代表として出場することになったベラーズ。しかし、彼女たちの前には強力なライバルチームが立ちはだかる。

前作でも盛り上がったリフオフというアカペラマッチが今回もあって、多分これは前作を見た人たちの期待に応える意味で入れる必要があったシーンなんでしょうね。この作品の代名詞とも言えるシーンだと思います。

ベラーズのパフォーマンスとしては前作よりもさらに良くなっていたと思います。世界大会でのパフォーマンスは特に良かった。ただちょっとベラーズのパフォーマンスはいつも楽曲の編曲が盛り過ぎ感があるので、もう少しシンプルなアレンジで歌うベラーズを聞いてみたい気はします。ライバルのダスサウンドマシーンもめちゃくちゃカッコ良かったです。そのカッコ良さはライバルでありながらもベッカも認めていたようで、彼らに悪口を言おうとしているのに、褒め言葉しか出てこないっていうのは面白かったですね。

「トゥルーグリッド」でデビューしたヘイリースタインフェルドが今回新しい部員として登場するんですが、彼女がまさか歌える子だとは思いませんでした。アナケンドリックが歌えるんだと知ったときもそうでしたが、本当に才能あふれる人がハリウッドにはたくさんいてビックリさせられます。

肝心のお目当てのアレクシスナップですが、セリフはめちゃくちゃ少なかったですが、リフオフのとき少し目立つシーンがあったかな。まぁ大勢いる中の脇役なので出番が少ないのは最初から分かっているし仕方ないですね。彼女を目当てに見ていて便利なところは、170センチ以上あるのでグループでいてもとにかく一番背の高い子を見れば良いということですかね。ヘイリースタインフェルドも高いけど、多分キャラ的にアレクシスナップのほうが高い靴を履いていたかも。というか、子役だったヘイリースタインフェルドがあんなに身長高くなってたことにもビックリでした。