シネマ日記

超映画オタクによるオタク的になり過ぎないシネマ日記。基本的にネタバレありですのでご注意ください。

スターウォーズ エピソード3~シスの復讐

2011-05-27 | シネマ さ行

ワタクシは映画オタクでありながら、「スターウォーズ」はあまり得意とするところではないんですが、せっかく「エピソード3」以外は全部見ているのだから、いつかはちゃんと見たいなぁと常々思っていて、先日TV放映があったのでやっと見ることができました。

「4」「5」「6」に比べて「1」「2」の内容はちょっと落ちるなぁと感じていて、特に「2」ではジョージルーカスってスペクタクルアドベンチャーな世界を描くのは得意だけど、恋愛の機微を描くのは不得意?と思わせるアナキンヘイデンクリステンセンとパドメナタリーポートマンの甘々なセリフの応酬に辟易してしまってストーリーに集中できなかった。しかし、この「3」はついにアナキンがダークサイドに堕ち、例のコスチュームのダースベイダーが誕生するというエピソードだから楽しみにしていた。

のっけから強烈なCGの世界で、オビワンユアンマクレガーとアナキンが敵と戦っている。アナキンはオビワンを尊敬はしているが、口のきき方とか結構生意気。それでも、オビワンはアナキンが可愛くて仕方ない感じがこの最初の戦闘で伝わってきた。その戦闘のあと、アナキンはパドメのもとへ帰り、彼女が妊娠していることを知る。その夜、アナキンはパドメが出産によって亡くなる姿を夢に見てしまう。この夢が、アナキンがダークサイドに堕ちる大きなきっかけとなる。アナキンは愛するパドメを手放したくないあまり、「死」をもコントロールできるというシスのフォースに魅かれてしまうのだ。

元々生意気な性質のあったアナキンがヨーダやメイスウィンドゥサミュエルL.ジャクソンを始めとするジェダイの長老たちに不満を持つ気持ちは普通の若者としては分かるんだけど、ジェダイの騎士としてちょっと精神的な修行が足りないんじゃないのか?と。オビワン、アナキンが可愛すぎて甘やかしちゃったのかなぁって感じです。パドメへの「愛」が彼を「悪」に向かわせたってのもなかなかに皮肉な展開ですなぁ。

それにしても実はシスの親玉ダースシディアスだったパルパティーン議長イアンマクディアミッドってじいさんのくせに強いなぁ。ジェダイよりシスのほうが強いやん!って突っ込んでしまったよ。

このシリーズはずっと映像がやっぱりぶったまげるほどスゴイんだけど、今回ライトセーバーでの戦いが多くて非常に面白いです。メイスウィンドゥとシディアスとか、ヨーダとシディアスとか見どころがたくさんあるし、最後のオビワンとアナキンの戦いなんかすさまじいもんね。そして、アナキンが負う怪我がまたえげつない。ありゃ、アメリカでPG-13受けてもおかしくはないわな。日本ではどうだったかググっても分からないんですが。でも、そのえげつなさが返ってワタクシは面白かったです。ってワタクシ、変態?なんかほら、ジョージルーカスっておとなしげなイメージがあるからこれくらいやってくれちゃったほうが、いまの時代に合っている気がしました。

最後にあのダースベイダーがテーマ曲と共に登場して「うぉぉぉ~、また「4」から見直してぇ~」と思わせる映画のマジックはさすが!


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