シネマ日記

超映画オタクによるオタク的になり過ぎないシネマ日記。基本的にネタバレありですのでご注意ください。

X-MEN~ファイナルディシジョン

2006-09-20 | シネマ あ行

ネタバレあり

美しい女ほど恐ろしいものはない

ジーンファムケヤンセンが悪者になって帰って来るって本当だったのね。悪者っつーかジーンが二重人格だったなんてなぁ。悪者人格フェニックスの怖いこと怖いこと。ミュータントとしての力は最強だし、誰も手をつけられないんだけど、良い子人格ジーンが時折出てきてこの自分の強さを制御できなくて切ない顔をするんだよねー。そりゃそうだよね、最愛のサイクロップスジェームズマースデンを自分の悪者人格が殺しちゃうんだもの…つらいなぁ。サイクロップスもジーンが帰ってきてくれたと思って抱きしめたら殺されたなんてさ、、、でも彼としては最愛の女に殺されてある意味本望かしらねぇ。

ワタクシの好きなサイクロプスとミスティークレベッカローミン(いつのまにか姓からステイモスがなくなってた。やっぱ名前長すぎたもんね。)が、あんなに早くいなくなっちゃうなんてつまんないよー。なんかウルバリンヒュージャックマンがジーンの恋人ヅラしちゃってさー。エンジェルベンフォスター(彼って「ホステージ」の貞子?今回は切ない表情をたたえて素敵だったよ)ももうちょっと活躍すると思ったのになー。でもエンジェルがボワッて翼を広げるシーンは圧巻。予告で見せるのはもったいないなぁ。

今回は好きなキャラの活躍が少なく、ジーンもワタクシは良い子人格の彼女が好きなので残念だったけど、ストーリーはなかなかに盛り上がっていいんじゃないでしょうか。ワタクシはアクション大好きってわけじゃないから最後の決戦のところはどちらかと言うとどうでもいいんだけど、そこまでの持って行き方が意外な展開も多くて結構楽しめた。こんなお話なのに、ちょっと不覚にも泣いてしまいそうなシーンもいくつかあったな。なんかミュータントの切なさとか考えちゃって。ローグアンナパキンの乙女心も切なかったなぁ。

「ファイナルディシジョン」とか言いながら、(原題も「The Last Stand」)続きを作れそうな雰囲気だったけど、サイクロップスとミスティークとジーンがいなくなった今ワタクシの興味はちょっと薄れたかなー。

オマケアンナパキンの顔が(そして、声までもちょっと)なんだかホリーハンターに似てきたぞ。さすが、「ピアノレッスン」で親子を演じただけのことはある。と言うか、当時、彼女をホリーハンターの娘に選んだ人はすごい!