シネマ日記

超映画オタクによるオタク的になり過ぎないシネマ日記。基本的にネタバレありですのでご注意ください。

ホステージ

2005-06-03 | シネマ は行
明日から公開ですね。昨日、試写会に行ってきたので取り上げてみます。

見終わった直後の感想は「あ~疲れた」でしたね。人質交渉人が主役だけあって非常に手に汗握る展開でした。

途中は「おぉ、これは“ホームアローン”、超シリアスバージョンかっ???」と思われるような展開があって、それが映画の大部分を占めるのかと思いきや意外と物語はその先の展開へ。

犯人のサイコぶりも心理的にゾッとさせる前半から、後半になるとこれは、ホラーか?と思っちゃうくらいの不気味さ。犯人が追っかけてくるとこなんてほとんど貞子です。キャー、怖い(違う意味で)しかも、この犯人ただの育ちの悪いサイコなはずなのにお前は元SWATか???っちゅうくらい狙撃の名手なのでありますなー。

脚本的には「原作本はもっと面白いだろうな」と想像させるものでした。もちろん、この映画自体はよくできていると思いますが、主人公(ブルースウィリス)の家族が誘拐されたシークエンスと立てこもり事件のシークエンスのバランスがあまりよくなかったような気がしました。(家族のほうが少し軽め)多分、すべて盛り込むには難しかったんだろうと。

原作を読んでいないので、映画の演出か、もともとあったものか分かりませんが、最後の展開なんかは、「あー、やっぱりド派手にドンパチやらんな気ぃ済めへんねんなぁー」という印象でした。んーちと残念でも一般的にはそれが期待されているのでしょう。

ワタクシは特にアクション映画ファンというわけではないので、もう少し抑え気味のほうが好みなんですが、アクション好きな方にはちょうどいいのかもしれません。

ちなみに…多分みなさん取り上げられると思いますが、B.ウィリスの実の娘が娘役で出ています。ちょっとデミにも似てると思うんだけどなー、お父ちゃんにもソックリでちょっとこわい。辞書で「親の七光り」を引いたら彼女の名前が載っていることでしょう。ま、単なる親バカですね…