笑わない数学者 |
すっかりと中毒状況になりつつある、S&Mシリーズの三作目です。
天才数学者の住む三つ星館を訪れた犀川創平と西之園萌絵は、そこで12年前に起きたオリオン像の消失の話を聞きます。
そして再びに消えるオリオン像、突然に起きる二つの殺人事件、数学者の一族に横たわる因縁、謎が複雑に絡み合っていく、そんなストーリーです。
おそらくは作者がそう意図したのでしょうが、これまでに比べれば拍子抜けをするぐらいにシンプルな組み立てとなっています。
創平と萌絵の微妙な距離感の移ろいがテーマではないかと思えるぐらいで、やたらと普通な人の創平に徐々に外堀を埋めつつある萌絵の関係が微笑ましいといった感じでした。
しかしミステリーとしての奥深さはそんな読み手をあざ笑うかのように仕込まれており、それに気がついたときの驚きには相当なものがあります。
それにしても面白いタイトルの作品が多いこの作者ですが、その英文のタイトルとともに今後も楽しみになってきた今日この頃です。
2013年8月26日 読破 ★★★★☆(4点)
かなりのシリーズのようです、S&Mシリーズ。
その他のものを含めると50冊は超えているのではないかと、老後の楽しみが増えました(笑)
かなり取っつきにくい感がありますが、もしまだ未読でしたらデビュー作である「すべてがFになる」が絶対のお奨めです。
映画はそう言えば映画館にはとんとご無沙汰をしているなぁ・・・
ホラーは基本的にはあまり好きではないですし、どうも貞子系が多いようなので今後も観ないと思います。
レ・ミゼラブルは経験値を増やすためにチャンレンジをしましたが、自分ももう一つですかね。
やっぱり根が単純なので、シンプルが一番です。
さてさて今日で旅での走行距離が300キロを超えましたので、400は無理でも350を目指して残り二日間を走り抜けます。
うわぁ、この本・・・シリーズだったんですね、結構前からあった作品ですよね?確か表紙が白っぽかったような・・・。弟から「読んでみなよ。」と言われて読んだ本に違いないと思います。ただ、それが「笑わない数学者」の方だったのか「冷たい密室と博士たち」の方だったのか記憶が定かではなくて。ただ、遠い記憶に探りを入れてみましたら(笑)密室と言う文字が浮かび上がってきて、多分、私が読んだのは「冷たい・・・」の方だったんだと思います。登場人物に「萌」の字があったのも覚えていて、多分、「密室・・・」の方は読んだんだと思います(笑)
オリオン様も仰ってるように、取っ付きにくく、私には超難解で、一応読み終えましたが、難しかったと言う思いだけが残っています。星4つ・・・私もあれから年取ったので少しは賢くなったと思いますので、又、トライしてみます。
映画の前の記事、読ませていただきました。ホラーはご覧になられていないんですね(笑)レ・ミゼラブル・・岩波文庫の「少女コゼット」じゃありませんでしたっけ?映画はとても期待していたのですけど、星1つ。ミュージカルはやっぱり苦手です。八日目の蝉、役者の熱演が素晴らしかったですね。特に永作博美とこずえちゃん。ただ、劇団ひとりの裸はいただけません。生理的なものがあるんだと思います、自分の。
長々とごめんなさい!
まだ、ご旅行は続かれるんですか?トライアスロンとは・・・すごいですね~♪天気予報では昨日で雨は終わったと言っていました。楽しんで下さいね。道中、お気を付けて!