1 大嶺祐太 投手 20歳 年俸1000万円
【2008年成績】 7試合 2勝2敗0S 防御率5.24 32回2/3 32被安打 5被本塁打 8与四球 1与死球 23奪三振 被打率.260
まさかのプロ初勝利、きっと本人も驚いているのではないでしょうか。
0か100かの危うい存在である大嶺が、100への道へ大きな一歩を踏み出した今シーズンであったと思います。
一番成長したのはコントロール、これは周知の一致するところではないかと思います。
ただ四球を出さないだけではなく、ボールの出し入れができるレベルまで達したことが非常に喜ばしいです。
しかしながら持ち味のストレートの威力が落ちることもなく、フォームが安定したことでリリースポイントがぶれなくなったことが制球が安定した理由でしょう。
また唐川の存在も、大嶺の躍進を語る上では外せません。
後輩である唐川が自分より先にプロ初勝利を挙げたこと、このことが悔しかったと言っていました。
どこかのんびりとした感じのある大嶺が、身近なライバルの活躍でネジを巻いた、こういう切磋琢磨により若い選手が急成長することはよくあることです。
打たれながらも試合を大きく壊すことなく踏んばることが出来たことも、大嶺の精神的な成長を物語っていると思います。
そうは言っても満足できる結果を出しているとは言えません。
味方打線の援護がなかったことや、またしても故障で戦線離脱したこともありましたが、できれば最後まで1軍にいて5勝ぐらいは稼いで欲しかったと思います。
コントロールがよくなったとは言え全体的にボールは高く、上達したとは言え変化球のキレもまだまだです。
まだ2年目の20歳の投手に求めるのは酷であることは分かっていますが、その潜在能力からすればこんなものではないはずです。
今年の成績に浮かれることなく、スタミナ不足や故障がちの体質改善を第一に考え、このオフは徹底的に体をいじめ抜いて欲しいと思います。
そして来季は唐川と共にロッテ投手陣の両輪となってくれることを、本気で期待しています。
【オリオン村査定】 1000万円 → 1300万円 (△30%)
まだ清水の残留は諦めていませんが、そうでなくても大嶺の躍進が来季のロッテには不可欠です。
仰るように長いイニングを投げられるスタミナ、これは体力的な面だけはなく、肩と心のスタミナが重要です。
来季は早い時期に完投勝利を見てみたいものです。
>王技虎【鴎】さん
もっと早く初勝利を挙げてもおかしくないピッチングを続けていましたが、あの場面での初勝利ですから、やはり持っているものが違うのでしょう。
こういった運のようなものは自分でどうこうできるものではありませんので、向いている間にどんどんと上へ駆け上ってもらいましょう。
>伊予カモメさん
大嶺、見た目と同じように天然のようで、インタビューでも今年の躍進は当たり前のような感じで喋っています。
こういう男は乗せると一気にいきますので、上手く里崎あたりがリードしてあげれば、来季の2桁勝利も夢ではないかもしれません。
>なしもぎさん
私は前田健を推していました(笑)
ということでちょっと凹んでいますが、まだまだ始まったばかりですから「大嶺世代」と言われるように頑張ってもらいたいものです。
>富山マリンさん
唐川よりもスケールの大きさを感じるのは、荒削りだからなのだとは思いますが、こういったタイプの違う投手が競い合うことは本人たちにとってもよいことだと思いますので、ここに何とか左腕が1枚、植松に絡んでほしいですね。
クリアしなければならない課題は多いですが、私の期待度はNo.1です。
同期では広島の前田健などにも先を行かれてますが、焦らず少しずつステップアップして大きな投手になって欲しいと思います。
どちらかといえば技巧派投手が多いウチには願ってもないパワー系投手。今季の活躍は一軍での活躍に自信を持てるシーズンだったはずですから、いつぞや松坂がイチローを抑えた時のように
「自信が確信に変わる」
そんなシーズンに来季はしてほしいですね。今季はまだまだマウンド上でいっぱいいっぱいな顔をしていましたから。
課題はやはり5回以降で、5回までならそこそこ抑えているのに5回くらいから崩れるところです。
来季は唐川と競い合ってさらに成長してくれないと困ります。
このオフでスタミナをつけてほしいです。
今季は2勝2敗で防御率が悪いですが、初勝利はダルから取ったワケですし、階段を上がったということを含めて70点をあげたいと思います。
毎試合、打者一人ひとりに対して丁寧に投げているためか、5回6回で捉まることが多かった。来年以降はそこが課題になると思います。何処で上手く力を抜くかを覚えて欲しいです。
清水選手は流出が決定事項のようなので、来年のさらに飛躍してもらわなきゃ困ります。