黒木が怪我で戦線離脱した後のロッテ投手陣を、エースとして支えてきたのが清水です。
常に負けが先行しているイメージがありますが、それでも昨年までの5年連続2桁勝利は59勝52敗で貯金がありますし、通算成績も73勝70敗で黒木の76勝68敗とさほど遜色はありません。
黒木は弱いロッテを支えてきたのに対して清水はここ数年の強いロッテの中での投球ですので両者の成績はそれを加味して考えなければなりませんが、それでもロッテの歴史を飾る投手であることは間違いないです。
やや勘違いの気配の強いメジャー指向を口にするなどの普段の言動が、私を含めて清水の実体を見誤っている嫌いがあるのでしょう。
清水は終わっちゃったの?
昨年や一昨年も同じ様な事が言われていましたが、それでもプレーオフや日本シリーズなどここ一番では活躍するなどエースの称号に恥じない投球を見せてくれていました。
しかし今年の清水はどうにもなりません。
今日も3回までは抑えていましたが、清水の本来の投球とは違ってストレートのスピードを抑えた変化球中心のもので、抑えながらも表情は冴えず、アレンを追い込んだところで高めを要求した里崎のリードは?で単なる真ん中高めのボールとなり、苦手の後藤にも真ん中を打たれるなど甘い球の連発で一気に炎上してKOされました。
昨日の渡辺俊と同じで、ここ数試合はリプレイを見ているかのように同じ様な崩れ方を繰り返しています。
前回もそうでしたが、変わろうという意識はうかがえるものの、打たれ出したらムキになりつつも弱気の顔が見え隠れする逃げの投球でバタバタしてしまい、強気で攻める清水らしさがありません。
西崎幸広、阿波野秀幸、渡辺久信、そして黒木知宏、リーグを代表した投手が怪我なども絡みましたが30代早々で輝きを失っていったのと同じように、清水もこのまま消えていってしまうのでしょうか。
キャンプ時にバレンタイン監督のチェンジアップ習得指令を小林雅とともにストレートのキレが落ちるという理由で拒否したらしいですが、もうそんなことは言っていられないはずです。
今は産みの苦しみ、清水が本当に生まれ変わるのは今秋から来春のキャンプで、大改造した成果が問われる来年こそが清水の勝負の年になると思いたいです。
一時代を築いた選手は変わることを本能的に拒否して生まれ変わりきれずに消えていくことが多いですが、清水にはそんなことにはならないで欲しいと願っています。
打線は今日もいつものパターン、割と簡単に先制しながらも追加点のチャンスを逃して先発の立ち直りを許し、ようやく掴んだチャンスも中継ぎ投手に抑えられ、何とか追いついても追いつめきれない、ああ惜しかったね、というものでした。
惜しくも何ともありません。
絞り球を絞れずに漠然と打ち、送るべきところで送らず送れず、同じ様なボールを続けて空振りし、まるで抑えてくださいと言わんばかりの得点差以上の惨敗が続いているのです。
そこのところをコーチや選手は理解しているのか、ヒットがでているので調子は悪くないと勘違いをしていないのか、とても気になります。
今日の中継で一瞬ベンチが映りましたが、ベンチ左側に座るバレンタイン監督の左に高沢コーチが仁王立ちし、後ろに井上コーチが鎮座し、脇を袴田コーチが固めていました。
あなた方はバレンタイン監督のボディーガードが役割なのですか?
だいたい西村コーチがサードコーチャーなのが問題なのではないでしょうか。
ヘッドコーチの役割は監督のサインを打者に伝えることだけではないはずで、戦略面で相談を受けたり助言をしたりする監督のサポートが仕事のはずです。
ホームを狙うべきかの瞬時の判断も苦手なようですし、彼をベンチに置いて高橋コーチをサードコーチャーにした方がいいのではないでしょうか。
ファーストコーチャーは高沢にでも任せれば充分だと思います。
またTSUYOSHIや福浦と怪我人を抱える内野陣から渡辺正を落としてまで神田を昇格させたのに、なぜ使わないのでしょうか。
確かに小宮山も高木も奮闘してくれていますが、今日のような場面で使わないのであれば神田を1軍に置いておく必要はないはずです。
昨日はオーティズにショートを守らせてみたり、チャンスに塀内に代打を送れなかったり、選手をうまく使い切れていません。
代打と言えば8回にベニーのホームランで1点差に迫り、なおも一死一二塁のチャンスで大松を無駄遣いしたのが納得できません。
左の代打がでれば投手を左腕に代えてくるのが見えていた場面で、それなら橋本でも良かったですし、今のサブローなら左に対する大松の方が良かったと思います。
今日は結果的に残した橋本が貴重な同点タイムリーを放ちましたが、里崎とともに数少ない好調の大松の起用法を見るにつけ、ベンチが正常に機能していないように思えます。
集中力に欠けているように見える。
私は今まで何度も言ってきましたが、久しぶりにロッテを見るという加藤秀司にも言われてしまうのが今のロッテです。
8回の今江のフィルダースチョイスの場面がそうで、これは今江が握り直したのかオーティズのベースカバーが遅れたのかは映像からは分かりませんでしたが、例えそれが加藤であっても久しぶりに見た人に軽く言われてしまうのが実情です。
これをどう打破していくのか、お祭り男がいれば済む話なのか、ベテランがチームを引っ張っていくべきなのか、答えは直ぐには見つからないのかもしれませんが、こういう時こそ監督やコーチのベンチワークで乗り切るものだと思うのですが、それを望むのは今のスタッフでは無理なのかもしれません。
個々の選手は、崩れかかった試合を立て直した高木、小宮山、荻野、川崎の中継ぎ陣、好調を維持する里崎や数少ない出番を生かした橋本など、頑張ってくれていると思います。
TSUYOSHIも絶妙のセーフティバント、おそらく手首が痛くて仕方なくでしょうが、何とかしようという姿が見てとれる選手もいます。
だからこそ、その選手らの力を生かすも殺すもベンチワーク次第だと思うのです。
結果のでない選手を「次はやってくれる」と期待の言葉で引っ張り、どうにもダメだと突き放してしまうのがいいのか。
ダメならダメで厳しい措置で調整を指示して出番を奪い、その奮起を促すのがいいのか。
私は指導者ではありませんからどちらがいいかはわかりませんが、今年のロッテは前者をとっており、またその結果が今の清水であり小林雅です。
既にシーズンを終わっての総括みたいになってしまいますが、清水やYFKを早期に2軍に落としていたらどうだったかと思う自分がここにいます。
ロッテファンから見てもミスジャッジとしか思えないTSUYOSHIの盗塁成功の後のオーティズの0-2からのストライク、早打ちのオーティズがあれを見逃した時点で勝ちはなくなったと思いました。
それなら何とか引き分けに持ち込みたかったところですが、今日もあっさりと堤防が決壊してサヨナラ負けというはらわたが煮えくりかえる幕切れです。
決定打に欠きながらも何とか野手が追いつき、中継ぎ陣が必死に守ったものを、あっさりとひっくり返してしまう小林雅に、今日も僅かな映像ではありましたが里崎は直ぐに背を向けてベンチに戻り、他の野手も小林雅の方に近寄る雰囲気はありませんでした。
先頭打者のヒットを処理した早川が「またかよ」といった感じの素振りを見せたのも、そういう思いで見ていたからではないと思います。
ボールに力がないからか必死に外角中心の攻めを要求する里崎でしたが、そんなリードをあざ笑うかのように真ん中に投げ込む小林雅、ちょっと手に負えない感じです。
ただでさえ10連戦の序盤の延長戦連発で明日からのソフトバンク戦が厳しいのに、こんな負け方ではそれこそチーム内の気持ちがバラバラになってしまいそうです。
本人も足を引っ張ったサブローのブログ、今日も「書くことがない、勘弁して」になるのでしょうか。
明日から小林宏と成瀬で連勝できなければ2位以上はもう無理でしょうから、両人には申し訳ないのですが頑張ってくださいとお願いするしかありません。
CSシリーズもありますので無理は禁物ですが、不甲斐ない他の先発陣のおかげで中継ぎ陣は疲労困憊ですので、何とか省エネ投球で完投してくれることを心から願っています。
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
CSシリーズは1年の総決算なので、そこで若手を試す博打はなかなか打てないでしょう。
しかし順位確定後は来季を睨んでの登用も考えるべきですよね。
ようやく小林雅が抹消、遅すぎる嫌いはありすぎますが、それでも何かが変わる前兆と思いたいです。
>HJMさん
カブレラとかに対してもそうですが、里崎は割とあの高さのボールを要求することが多いですね。
カブレラは見事に空振りしてくれることが多いのですが、それでも少しでもコントロールミスをするとただの棒球になりますので、それだけのリスクを負う意味があるのかは正直なところ疑問に思っています。
さる球団関係者に、球団は山本功児と高沢をすごく大事にしていると聞いたことがあります。
山本功児は監督を務めたので、近いうちに高沢も監督になるかと思っていましたが、今の感じでは失職しなければいいぐらいの存在になってしまっていますね。
>ビタミンMさん
今日はベテランデーでしたね。
堀の4安打は見事、スタメンを見て不満に思った私を見返すかのような活躍ぶりでした。
小宮山も堀も序盤の成績では今年限りと思って引退勧告もしましたが、どうやら来季もプレーすることができそうな感じの最近の活躍です。
小林宏は先発としての役割が果たせてないです。毎回走者をだしてよく2点に踏みとどまったなみたいな感じです。やっぱり9月になると駄目かというふうに感じられました。
打線は今日も話になりません。オーティズをはずし今日もズレータが4番入りましたか結果は6タコと論外です。サブローは20打数ノーヒットと昨年を思い出してしまうような打撃不振に陥ってしまっています。打撃コーチとフォームの確認をやったらしいですが全然役に立ちません。
これでクライマックスシリーズのホームゲームは無くなったような感じがします。チケットを買った人は残念ですが紙切れになりそうです。
清水直。本文でも触れておられますが、アレンへの『ウエストボール』要求した里崎のリードも?です。
球に球威もキレも無く、低め中心の投球するピッチャーにアノ球要求すること自身ムチャです。
私の草野球で球威もキレもないピッチャーやってますが、アノ球要求されて投げてしまうと、あのコースに行って痛打されること良くあります。
そのアトのコントロールもメチャクチャなるし…。
里崎も?ですが、清水も拒否してほしかったです。
小林雅。かける言葉が浮かびません。(誹謗・中傷のオンパレードになりそうです)
もう何も求めません。自分で良く現状を理解して下さい。
昨日解説の加藤氏の言葉、ひとつひとつが非常に心に響きました。
ある意味、アノ様な方に打撃コーチやってもらった方がいいのでは?と感じました。
高沢コーチはもういいです。首位打者2回ゆうても、打率守るのに試合出なかったり、怪我して休み続けたままシーズン終了して、たまたま首位打者やっただけとか…。
まだ3位。やのに、来期を考えてしまう。
『小坂…』私も昨日試合見ながら、ふと『復帰希望』がアタマをよぎりました…。
明確に根拠ないですけど…。
しかし、昨日のオーティズ、0-2からの甘い球の見逃し、全く打つ気がなかったようですが…彼の有利なカウントから甘い球を長打という場面をたくさん見てきただけに以外でした。あのカウントになったところで「勝った」と思ったのですが。
大松の昨日の扱いは意味不明、清水雅英についてはコメントする気にもなれません。
今、古賀二軍監督の発言力がどの程度かが気になりますね。
以前は絶大なる力を持っていたようで、彼が推薦しないと1軍昇格はなく、また「1軍で通用するレベルになってから推薦する」という彼の姿勢も1本ぴしっと筋が通っていたように思えます。
もし今もそうで、その彼が推薦しないことで若手投手の1軍起用がなかったのであれば、それはそれで仕方がないとも思えます。
とは言え、例えば澤井や喜多など2軍で少なくとも数字を出していた時に起用してあげればどうだったのかな、と思うところは正直ありますので、特にようやく先発として多少なりとも結果を出せた田中良の今後が気になります。
プレーオフ制度、今年からはCSシリーズですが、このおかげで消化試合で若手登用という手がなかなか使えなくなりました。
今のロッテの現状を考えると本文にも書いたとおり清水や小林雅を落としてCSシリーズに向けて調整をさせて、その間に若手に経験を積ませるのもよいと思うのですが、バレンタイン監督の性癖からすると望むのが無理な話ですね。
>カウさん
里崎やズレータを1番に持ってきても驚くに値しませんし、それこそバレンタインマジックとマスコミが騒いでくれるでしょうから本人も喜ぶと思うのですが(笑)
さすがにそこまでの大胆な策をとる胆力はないでしょうね・・・
(もう終ってしまったみたいですが・・・)
早期に浦和で調整することを望んでいたのですが、結局今まで引っ張ってしまって、また打たれました。
2軍からあげる人材がない、という理由なのだと思いますが
こんな状態の2人だったら、将来のある若手を試して欲しかったです。
ここ毎年こういうことの繰り返しで、薮田の代わりも、雅英の代わりも作ることが出来ませんでした。
いずれ来る選手の寿命をどのように考えているのか、
バレンタインがどこのチームでも短命で終る理由が分かるような気がします。
残念ながらロッテでは来年も指揮を執るとのことですので、好きな選手、実績のある選手に拘ることなく、若手育成をして欲しいと思います。
今年2軍は確かにひどい状態ですが、田中良平や一時の黒滝、中継ぎでは相原を試しても良かったはず。
また今年1年を無駄にしてしまったような気分です。
もう来年が今から思いやられます。
とにかく同点にしなければ次はありませんから、TSUYOSHIがどうかはともかく代走は妥当だと思います。
これだけ怪我人がいて、他に適任がいない以上は今日のスタメンも仕方がないですね。
と言いますか、こうなったら打てる打者から並べた方が得点が入るかもしれません。
どうせ打線の繋がりなんか考えていないのですから、明日は1番里崎、2番大松、3番ズレータ、4番オーティズでいきましょう!
それから西岡をスタメンで使えない以上1、2番で苦慮するのは仕方ないですがそれにしたって大塚と堀はないです。9番塀内も含め、3人も貧打者が並んではせっかく下位からでもチャンスを作れる打順を組んでも全く意味がありません。
むしろ批判があるとすれば何ら手を打つなどをしているようには見えないコーチ陣や、使い続ける監督に矛先が向くのが普通でしょうが、そこはフロントの絶大なバックアップのある首脳陣に対しての批判は余程自分に自信がなければ難しいと思います。
要はお手上げ、ということだと思います。
実際にプレーしている選手達の心理状態とはいかがなものなのか想像もつきません。
あの当たりでズレータ突入は賭けでしたが、その賭けに負けた感じでしたね。
なかなかヒットが続かない打線だけに、無理を承知で突入させたのだと思います。
小坂は原監督が「ずっと一緒に野球をやりたいと思っていた」と言って獲得した選手ですが、大方の予想通り打てなければ使われず、最近は出番が全くなく(怪我?)試合から遠ざかっていますので今年で引退となる可能性が高いでしょう。
となるとコーチとして復帰を期待したくもなりますが、彼も自ら選手に積極的に指導していくタイプにも見えませんので、また仲良しコーチが増えるだけではないかと微妙な心境です。
意外と頑固なので、いいコーチになってくれるかもしれませんが。
>スポーツ瓦版さん
相当お怒りのようですね(笑)
次の小林宏と成瀬の結果次第では、CSシリーズに照準を合わせた戦い方になるでしょうね。
正直3位が濃厚ですね。
余程のことがなければCSシリーズの出場権は得られるでしょうから、そこで戦力になるべく半月のミニキャンプを経て10月3日以降の実戦で調整具合を確認して、使えそうならCSシリーズに投入するのがよいと思います。
それまで先発の開いた穴は、厳しくとも半月なら5人で何とか回していくしかないでしょうし、3位と割り切って手嶌や田中良らを試すのも一考です。
とにかく、明日からの小林宏と成瀬の奮闘に期待するしかないのが今のファンの思いで、もし奮戦虚しく破れるようなら諦めもつくでしょう。
価値があるかどうかは人により評価が分かれるでしょうが、規則である以上はCSシリーズを勝ち登っての日本一を目指すべく方針転換をするしかありません。
そんなことはできれば考えたくはありませんから、やはり小林宏と成瀬の無理せず完投勝利を願うばかりです。
清水は今季終わったようです。3回まで0点でしたが4回の死球でリズムは崩壊しました。変化球も急に高くなってぼっこぼこに打たれました。変化球が使い物にならないぐらい状態は最悪です。逃げ腰で気迫が感じられないので打者は楽に打てているような感じもします。今年はもう駄目でしょう。気落ちしている以上は調子がよくなるようには見えないので即刻2軍に落とすべきです。投手コーチも役にたたないなら今季で解雇してもいいです。
小林雅は論外の一言です。監督が抑えで使い続ける以上はあきらめるしかありません。2軍行きもないなら打撃投手でもやらせておけみたいな感じです。オフにFAとかあるみたいですが移籍してくれたら喜ぶ選手も出てくるのではと思います。
これでチームがバラバラなのもしょうがないでしょう。早川が不満な顔でベンチで見ている映像もあったのでどうしようもないと言っても仕方ありません。ファンとしてこの状況をどうみていけばいいのかわからなくなって来ました。