CSも始まったことで沈静化していたロッテの話題ですが、週明けに一気に噴き出しました。
やはりFAにかかることばかりで、今や他球団の草刈り場となりつつあります。
ロッテBクラスで厳冬必至!FA特権もなし (10/14 スポーツニッポン)
2年ぶりBクラスのロッテの今オフは厳冬になる。
「FAだから必ず年俸が上がるということはない。評価は例年通り」と球団関係者。
交渉を開始している清水、橋本らFA権を保有する9選手も特別扱いしない方針だ。
FA選手の引き留めは最優先事項だが、パ4位の成績に加え、赤字経営もあって“FA特権”での年俸大幅アップはない。
成績に応じた評価額を通達し、必要な戦力であることを粘り強く訴え、金額より誠意で引き留めを図る。
正論ではあるので、面と向かって反対することはできません。
この順位では年俸がアップする選手などは限られているでしょうし、それはFA権を持った選手も同様です。
ただFA権を獲得したということは長年チームに貢献してきたことの証左で、もちろんそれに見合った年俸を支払ってきたとは言え、多少の色をつけてもよいのではないかと思います。
もちろん赤字経営であることはわかっていますし、勝手に記者が書いているだけであることも承知していますが、誠意では人は動きません。
横浜 五十嵐&小野ダブル獲りも (10/14 スポーツニッポン)
横浜が今オフのFA補強で、ヤクルト・五十嵐亮太投手(29)、ロッテ・小野晋吾投手(33)の獲得に乗り出す。
今季のチーム防御率は12球団ワーストの4.74。
先発と守護神の補強が最大の懸案事項となっており、球団幹部は「五十嵐は三振が取れるのが魅力。右ひじを手術したけど力は落ちていないし、抑えを任せられる。小野のようなシュートピッチャーはセ・リーグに少ない。先発で1年回れば2ケタは勝てる」と高く評価する。
両右腕がFA権を行使した場合は複数年契約も検討している。
五十嵐は04年に最優秀救援を獲得するなど実績は申し分ない。
横浜は今季、開幕投手を務めた寺原を4月下旬から抑えに配置転換。
22セーブをマークしたが、首脳陣は来季は先発に戻す方針で新守護神の補強が急務となっている。
一方、先発陣もエース・三浦の7勝が最多。
大矢監督は小林、山口、石井裕ら若手の成長に期待を寄せながらも「補充ができるかという部分もある。優先順位は先発陣になる」と補強の必要性も口にしている。
小野は05年に10勝を挙げてロッテの31年ぶりの日本一に貢献。
制球力に定評があり球団は先発の軸として獲得に乗り出す方針だ。
横浜がFA戦線に参戦するのは、02年オフに若田部健一投手(当時ダイエー)を獲得して以来6年ぶり。
五十嵐、小野のダブル獲りで投手陣再建を目指す。
そのFAですが、意外な名前が出てきました。
横浜が五十嵐に興味を示していることは知っていましたが、まさか小野にまで手を出そうと考えているとは思っていませんでした。
例によって球団幹部という匿名希望のコメントですから信憑性は極めて低いのですが、ロッテとしては防戦一方の様相を呈してきました。
もっとも横浜の親会社であるTBSはかなり消極的な流れでオーナーとなった経緯からか、球団経営には熱心でないとも言われており、果たしてFA戦線に乗り出すほどの資金供与をするかどうかは極めてグレーだと思います。
チームの顔とも言うべき石井琢と鈴木尚を解雇したことで浮く1億8000万と、三浦がFA移籍した場合に浮く1億5000万と保証金をあてにしているのかもしれませんが、私はロッテと同様にかけ声だけで終わるのではないかと見ています。
また小野も残留の方向であるかようなコメントを残していますし、あまり気にすることはないように思います。
ただ実現した場合は横浜には魅力的な若手や中堅が少ないだけに、人的保障を選択する可能性が低くなることが痛くはあります。
阪神、横浜・三浦&ロッテ・清水直に注目 (10/14 サンケイスポーツ)
阪神の清水ネタも相変わらず続きます。 “ポスト矢野”確立へロッテ・橋本徹底調査 (10/14 スポーツ報知)
清水だけではなく橋本まで名前が出た阪神ですが、まあドラフトでも何人指名するつもりかと思うぐらいに名前が飛び交う球団ですから、軽くスルーでよいでしょう。 全選手ともロッテに残留して欲しいのですが、移籍するのであれば移籍して良かったと思える結果を残して欲しいですし、金や名誉ではなく、プレーヤーとしての自分を大事にした選択をしてくれることを願っています。昨年は新井を獲得したFA戦略も着々と進行している。
三浦(横浜)を筆頭に、清水直(ロッテ)の両右腕の動向にも注目している。
「FAで野手を獲ることはない。ただ、先発投手なら話は別。出番が6日に1回しかないから、若手の育成をさまたげることはない」と球団首脳も常々語っている。
今季、V逸の原因が、後半の先発陣の疲れでもあった。
それだけに今オフはFA戦略で先発の充実をはかる。
この記事を読んで気がついたのですが、清水にしろ小野にしろ、中6日堅持で守られてきたからこそ今の自分があることを自覚しているのか、ちょっと気になります。
横浜はもちろんのこと、阪神であっても中6日の余裕のローテーションで1年を回してもらうことなどは望むべくもありません。
ロッテのフロントは、このあたりをポイントに説得にかかってみてはどうかと思います。阪神が、FA権を持つロッテ・橋本将捕手(32)を徹底調査していることが13日、分かった。
今年12月に40歳になる正捕手・矢野の後継者として注目。
岡田監督の電撃辞任によって来季体制は未確定だが「ポスト矢野」の確立は急務で、FA宣言した場合は獲得に乗り出しそうだ。
球団首脳は「具体名は出せない」としたが「捕手は育成に時間がかかる。すでに成熟している正捕手クラスが獲得できるチャンスはめったにない」と言った。
橋本は里崎と併用されているが、今季は93試合で打率3割1分1厘、11本塁打、55打点をマークした。
ロッテの残留要請に態度を保留しているが、FA宣言した場合、ソフトバンクやヤクルトも獲得に乗り出すとみられる。
関西出身のロッテ・清水、横浜・三浦両右腕とともに、橋本の動向を徹底マークする。
橋本のFA移籍は覚悟していますのでこの手のネタは痛くも痒くもありませんが、ただ本当に橋本が阪神を選ぶようですと、何を考えているのだと怒鳴りつけたくなると思います。
橋本がロッテを出る最大の理由は捕手としてレギュラーを獲得することが困難であるからでしょうが、里崎ほどではなくとも矢野の壁は相変わらず高いです。
今年も100試合以上にマスクを被り、北京五輪の日本代表にも選ばれています。
他球団に行けばレギュラーは確実とまで言われていた野口が阪神でどういった扱いをされたのかを考えれば、例え矢野が40歳になろうとも楽観視はできません。
橋本としては来年にレギュラーを獲れなければ自身の年齢からして焦りも出るでしょうし、矢野や谷繁といったベテランの底力を甘く見ると痛い目にあうでしょう。
ヤクルトも資金難に加えて同年代の福川がようやく台頭してきましたのでFA戦線への参入の可能性は低く、次善の策と言う名の逃げ道のDHがあるパシフィック、そう結局はロッテとしては最悪の同一リーグ、ソフトバンクへの移籍が濃厚ではないかと思います。
私は逆に清水のメジャー挑戦はなくなったと考えています。
あれだけメジャー挑戦を口にしていたのに、一昨年あたりから言わなくなってきたのは、春先にその理由がわかりました。
そして今の家庭環境で、単身渡米するとはとても思えません。
自身の夢を追うのであればもちろん無い話ではないでしょうが、あるとすれば国内移籍だと思います。
橋本は逆に、残留の雰囲気が出てきたようです。
また小野の例をとるまでもなく、横浜の資金難は相当のようですから、いくら3500万の橋本とは言っても他球団との競争でつり上がることは必至だけに、横浜はないかなと踏んでいます。
仰るように、2人ともロッテのユニフォームを着て来季を迎えてくれることが一番です。
>まりんずさん
練習嫌いを公言する人ほど隠れて練習したりするもので、五十嵐の発言は聞いたことがありませんが、あまり気にすることもないのではと思います。
むしろ故障の原因と思われる勤続疲労、こちらの方が心配と言えば心配です。
ちなみに五十嵐は昔、練習嫌いを公言していたので、それが原因で怪我をしたと思っていますのでいらないというか、たいまいはたいてもリスクの方が大きいと思っています。
さて、昨年同様に移籍話の出ている清水ですが、私はFA宣言はせずに来年以降にFAでのメジャー移籍を目指すと見ています。
元々メジャー志向の強い選手でしたし、昨年も『今年結果を出してメジャーを』というような事を言っていたと思います。
家庭環境の変化があったとはいえ、たった1年で手のひらを返すように国内球団へ移籍するとは思えませんし、思いたくもありません。
今年の成績ではFA宣言してもメジャーからのオファーは期待薄でしょうし、来年結果を残してメジャー移籍というのが現実的なシナリオではないでしょうか。
対して橋本ですが、こちらは横浜へ行ってしまうのではないかと心配しております。
横浜は今シーズン中にトレードで鶴岡を放出しており、また相川もFAで他球団へ流出するのではという報道もあります。
真偽のほどは定かではないにしろ、もし仮にそうになれば横浜は橋本が求める正捕手の座を用意することができます。
横浜には、今年5月頃のマリーンズを超えた暗黒が待っている可能性もありますが、正捕手という橋本の望む条件を用意することのできる球団であることは確かです。
来年もマリーンズのユニフォームを着て戦って欲しい2人だけに、何とか残留して欲しいところではありますが・・・
スポーツ紙の記者も仕事ですから、面白おかしく脚色したくなるのも仕方がないかな、とは思っています。
ただ東スポや夕刊フジじゃあるまいし、少しは節度を持ってもらいたいものです。
橋本はCランクだけに移籍の諦め感があるのですが、どこか深層心理に「YKの代わりも何とかなった」との思いがあることは否定できません。
金澤が意外にやるところを見せた打撃に感化されているところもありますが、いずれは金澤の時代がこなければ困るわけで、強制的に第二捕手に昇格して出番が増えることも悪くはないと思います。
>takaさん
サブローと西岡にそういった話があることは知りませんでしたが、それだけサブローも満身創痍だったということでしょうか。
大事な終盤戦にスタメンから落ちる試合が多かったのも、体調不良だったということですかね。
そうなると考えれば考えるほど、ロッテのコンディショニング担当は何をやっていたのかと、怒りさえ覚えます。
>85さん
まあ私も五十嵐を獲ろうと言っているだけに、耳が痛いです(苦笑)
小野は力投派ではないので40歳まで現役も夢ではないでしょうが、今の調子ですと再来年も危ないかもしれません。
もう一踏ん張りネジを巻き直してもらいたいです。
>Unknownさん
まさに仰るとおりだと思います。
バレンタイン監督がFAの選手の引き留めにかかるとの報道に、それは意味があるのか?と疑問を呈しました。
昨年までと違ってベンチで怒りを隠さなくなったバレンタイン監督と、コーチ選手との間に冷たい溝があるように見えました。
かえって逆効果になるとまでは思いませんが、接触するのを避ける選手も出てくるような気がします。
>ティックさん
私もFAにはやきもきしながらも、どちらかと言えばドラフトに注意がいっています。
元々ドラフト好きということもありますが、アマチュア野球という雑誌などを買い込んで、いろいろとシミュレーションをしています。
もちろん私の入札1巡目は立岡、決まりです。
>なしもぎさん
バレンタイン監督がよく言っている、選手としてプレーしたい環境にすることが大事だと思います。
いつまでもロッテにいたい、いることで自分を高めることができる、そういうチームになって欲しいと思います。
仰るように高卒選手の戦力外通告に見る定見性の無さなど、どこもそうかもしれませんが、ぬるま湯ではないアットホームな雰囲気があるとも思えません。
困ったものです。
とはいいながら、FAで出てゆく選手を例年手を拱いて見ているだけのオフシーズンではなく、積極的な弱点の補強をすべき時期ではないでしょうか?特に高額外人選手の年棒が本当に費用対効果を生み出しているのかについては多くのファンが疑問に感じています。
地元千葉出身のYS五十嵐などは話題になっていますが、現在補強をするべきポイントの選手については積極的な姿勢で臨んでもらいたいです。
◎押さえ投手・・・荻野はセットアッパーにしたい
◎右打ち内野守備職人・・・塀ボーは×、剛と青野
の故障上がりが心配。正人!?
◎走塁職人・・・早坂伸び悩み感あり
◎左の代打・・・たすく無き後、左の代打切り札
がいない!鈴木尚など適任??
◎有能なコーチ・・・犠打コーチがいながら、
バントの下手さには閉口!
橋本選手は逆に残留しそうな雰囲気です。もう一度このチームで優勝したいみたいなコメントも残してますし、だったらソフトバンクやヤクルト、横浜だと厳しいです。なんだかんだで残留しそうな気がします。
大量放出の覚悟も出来てますし、FAよりもドラフトの方が興味ありますね。
信憑性はないにせよ、あり得る話ばかりと思ってしまう自分にも嫌気がさします。
ただFA対象の4選手の動向で、少なくともボビーへの本音が分かるような気がします。
もうボビー政権は限界な気がします。ズレータの帰国間際の発言と、FA選手の動向が選手の総意、本音ではないかと思っています。
ボビーは素晴らしものをロッテに残してくれたと思いますが、今オフのFA選手の動向でロッテの今後の取り組み方が決まるような気がします。
ファンとしては全員残留を望みますが、選手の気持ちも受け止めたいと思っています。
セの草刈りストーブリーグになっていますね。
小野は基本的に隔年選手ですし、40才まで現役を
続けて欲しいので、是非残留して貰いたいです。
清水は阪神or巨人といった感じなのでそこそこの補償はもらえそうですが橋本に関してはナッシングですしソフトバンクに行かれたらもう悪夢ですね・・・
せめてセリーグ球団に行ってほしいです。
あとサブローについてなんか渡米させて西岡とともにスポーツリハビリテーションの専門医の診察を受けてトレーニングをするってことで球団の誠意を見せてる
とある記事に書かれていましたが実際のところ効果はあるのでしょうか??
メジャーも視野に入れてるサブローですので逆効果にならなければいいのですが。
まあ、橋本は貴重ですけどね。速球派投手に強いバッティング。諸方面でけなされることの多いリードですが、私は、落ち着いていていいと思いますよ。ただ、無駄な遊びだまが追い込んでからのフォアボールになることがありますが。金沢あたりがキャッチングの基本からレベルアップしてくれれば、あまり心配しませんが。彼はまだ捕球時のタイミングをとる動きが多きすぎて、一軍常時出場クラスには達してないというのが私の評価です。
いずれにせよ、「球団関係者」というのが、こんなこといってるとしたら頭いたいですよね。ただでさえ、雰囲気はよいが、球団が渋すぎると選手に思われているのに、「誠意」を見せる前から、ない袖はふれないからそのつもりでって言ってるようなもんです。仮に最大限奮発したものを提示しても、きっとけちってるんだろうから、他のチームの提示も聞いてみようかという気にするコメントだと思います。
毎度、長文ですみません。私だと長宗我元親というと信長の野望のシリーズですかね。生産力が低くて、初期の国力の蓄積が大変でした。