オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
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待ってるぞ、小宮山

2009-10-07 02:09:40 | 千葉ロッテ

 

予想どおりに今日の試合は決行をされ、それなりの雨の中での久しぶりに傘を差しての観戦となったのですが、寒さもあってかなりの苦行となりました。
球場に向かう途中と家に帰るときには雨が小降りとなったのが不幸中の幸いでしたが、それでも雨天でのチャリはかなりの疲労をもたらし、熱い風呂が恋しいです。

近い将来、このユニホームをまとって、この場所に帰ってくることを願って、引退のあいさつとします。

まさか小宮山がこんな言葉を口にするとは思ってもいませんでした。
ロッテで指導者になるつもりはなく、まずは母校の早大監督を目指し、最終的には横浜あたりの監督を狙っていると見ていたのですが、リップサービスであっても嬉しいです。
西村監督の次の次、ぐらいが小宮山監督の誕生であれば、まだまだロッテも捨てたものではありません。
待ってるぞ、これが今の素直な気持ちです。

その小宮山の最後の1球です。
ナイターでかつ雨天ですから光源が足りずにシャッタースピードを落としたため、この程度の写真にしかなりませんでした。
それでも貴重な1枚で、あまりにあっけない最終登板ではありましたが、最後に史上最年長セーブという記録がついたことは小宮山にとってはいい餞になったと思います。
19年間、お疲れ様でした。

小宮山のセレモニーの次がバレンタイン監督の挨拶で、たどたどしい日本語で一生懸命に話していました。
大河ドラマがクランクアップをされたときに主人公が次作の主人公から花束をもらうのと同様な、そんなシーンもありました。
バレンタイン劇場が終了をした後に始まる西村座の興行がどうなるのか、鍵を握る秋季キャンプはすぐそこです。

ちなみに場内に千葉県警がうろうろとしている殺伐感があった一方で、心配をされた騒動は起きませんでした。
私は3回表からセレモニー終了後30分ほどしか球場にはいなかったのですが、おそらくは試合前なども何もなかったのだと思います。
これは球団の警備が行き届いていたからと言うよりは応援団が自重をしたのでしょうし、来季に向けてどう後始末をしていくかが注目をされますが、何もなかったような顔をして2010年が始まる、そんなオチが待っていそうな気がします。
一部のならず者が球場から去るのであれば、そんなオチでよいのかもしれません。

ところでセレモニーの最後にバレンタイン監督やベニー、バーナムJr.やランビンなどがスタンドに挨拶をするためにグラウンドをぐるっと回ったのですが、その中にシコースキーはいなかったようですので、すぐに解雇といった話にはならないのではと想像をしています。
契約交渉がもつれればどうなるかは分かりませんが、ちょっとだけ安心をしました。
これで全日程終了後にリリースの発表なんてことがあった日には、それなら何で一緒にセレモニーに参加をさせなかったのだと、それこそ暴動が起きるかもしれません。

試合のことを忘れてはいけません。
先発の成瀬はキレのあるボールを投げ込んだかと思えば甘いボールを痛打されるという、なかなか評価の難しい投球内容でした。
ただ珍しく四死球を4つも与えながらも全体的なコントロールはまとまっていたため、見ていて安心感があったのはいつもの成瀬で、この安定感は大きな武器になります。
ウエイトコントロールさえ失敗をしなければ来季も10勝は堅いですし、15勝も無理な数字ではありません。
2010年の開幕投手は100人に聞いても100人が成瀬と答える、そんなオフを過ごしてもらいたいです。

目指したのは単独最多敗戦?

成瀬の後に投げたのが規定投球回数まで2/3イニングと迫った渡辺俊でしたが、まるで小林宏を出し抜いて単独でリーグ最多敗戦を目指したかのようなピッチングでした。
アンダースローとしては辛い足場ではあったものの、送りバントによる1死だけでKOをされたのは酷すぎます。
残りの1/3イニングは明日の最終戦でクリアをするしかないのですが、しかしそこまで気を使う必要はないでしょう。
気の毒なところはありますがチャンスは1度で充分で、甘えは身を滅ぼします。

打線では「堀も引退?」と思わせるような久しぶりのセカンドでのスタメンに、ヒットを打った直後のベニーばりの交代と、何がしたかったのかがよく分かりません。
ドキドキしながら場内アナウンスを聞いていたのは、私だけではないはずです。
またせっかくフライを落球してくれたのにちんたら走っていてアウトになった橋本将は罰金ものですし、西岡のセーフティーバント失敗には腹も立ちません。
それでも久しぶりに石化が解けたサブローがホームランを含むマルチヒットで力を見せつけましたし、楽天の自滅守備にはしゃぎまくる里崎の笑顔に救われもしました。
1軍の観戦成績は57試合で.519と勝ち越しで終われたことで気分もいいですし、また来季にむけて充電を始めるためのエネルギーをもらったような今日の試合でした。

こちらはセレモニーの号外で、ほんの30分ほどで配り始めていました。
私がもらったのは裏面が共通の2種類ですが、もしかしたら他にもあるかもしれません。
こんなものが短時間で作れるんだと、妙な感心をしています。



1 2 3 4 5 6 7 8 9
楽天 0 2 0 0 0

0

0 0 0 2 6

0

千葉ロッテ 0

1

1 0 0 0 0

3

X 5 10 0


◆10月6日(火) 千葉ロッテ-楽天23回戦(楽天12勝11敗、18時15分、千葉マリン、29,392人)
▽勝 荻野 53試合3勝3敗9S
▽S 小宮山 12試合1勝1S
▽敗 福盛 37試合7勝1敗9S
▽本塁打 サブロー22号(岩隈)

▽バッテリー
千葉ロッテ 成瀬、渡辺俊、荻野、シコースキー、小宮山―里崎
楽天 岩隈、佐竹、福盛―中谷

 

コメント (34)    この記事についてブログを書く
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34 コメント

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Unknown (ウォーレン)
2009-10-07 02:34:16
まあ、短時間で出来るのは何も号外だけでなく、
このオリオンさんのブログもそうな訳で(笑)。お疲れさまです。そして早速のup、ありがとうございます。

昨日は行って良かった。

ただ、この一言に尽きますね。正直、試合はどうでも良かったです(笑)。いや、それは言い過ぎです。勝っていたから小宮山の登板もあり、セーブ記録更新もあった訳ですから。

後任の西村監督が来季からどんな采配を振るうか判りませんが、江尻、近藤、山本ああ、ボビー帰って来てくれないかな?みたいな事にならない采配を期待するしかありませんね。

来年のファン感で西村監督に対して「瀬戸山猿回し西村○ね」みたいな断幕は勘弁しますよ。
現地観戦してきました。 (中年ファン)
2009-10-07 02:51:18
今日はスタンドが一体になった、鳥肌が立つような素晴らしい応援でした。心配は全くの杞憂に終わりました。
色々あっても、この応援こそがロッテなのですよね。

また、小宮山の「このユニフォームを来て」発言は驚きました。管理人さんの言う通り、ロッテの将来がちょっと明るく見えました。

そして、ボビー、ホントにありがとう!
最後、こんな形で送り出せて本当に良かった。
これほど、ファンに惜しまれて去る監督っているんだろうか、と思ってしまいました… 寂しいですね。


ま、とりあえず (もちまる)
2009-10-07 03:01:07
ここに辿り着くまで、紆余曲折がありましたが、ひとまずの大円団、良かったと思います。
何だかんだ言ったくせに、ボビーがいなくなる事に多少の淋しさを感じている自分にちょっとがっかりです(笑)。
一応ありがとうと言っておきます。

小宮山はいつか戻ってくる。
10年後くらいでいいから期待しています。

成瀬はチームの柱になってもらいましょう。
勝ったからいいけど打線は課題だらけだ!!!
Unknown (にしふな)
2009-10-07 05:58:07
ボビー解任に強く賛成していた私でしたが、セレモニーをみて色々思い出して涙が出ました。
本当に感謝したいです。
小宮山さんのユニフォーム復活も早いうちに実現しそうですね。早速来年かも(笑)
ホームで有終の美 (85)
2009-10-07 06:16:06
今年初の現地遠征より間もなく帰路に着くところです
ずぶ濡れで寒い中の観戦で、しかも途中までいつものロッテ野球でしたがとにかく勝ててよかった!
楽天もお付き合いいただき有り難うございました(笑)
日帰りスケジュールのためセレモニーは触りだけ見て球場を後にしましたが、試合は録画してあるのでまた後で確認します
Unknown (けとる)
2009-10-07 06:56:12
ボビーとしては、常識的な采配の今季ではあったと思いますが、勝ち縁のない小林は配転すべきだったと思います。荻野をあっさり降ろしたのだから、小林こそは、そうすべきだったと思います。小宮山は即、一・二軍巡回コーチになって、熱血指導すべき存在です。とにかく、現役とか監督ではなく、名投手コーチを即、目指させてほしい。そういう存在です。それは時間をさかのぼってもくらいの気持ちです。
よいセレモニーでした。 (りんたろお)
2009-10-07 07:20:29
試合後半からのヤフー動画観戦でした。
某所でのコメント等みると応援団がファンに謝罪したそうですし、送りだすファンの側も一体となった応援、送別セレモニーでよかったのではないかなと思ってます。
小宮山の言葉にはボクも感動しました。
小宮山監督のもと、黒木、初芝がばりばり指導している姿を想像してしまいました。
ぜひとも指導者として戻ってきてほしいですね。
バレンタインにはその采配等でいろいろと不満をこちらでも述べさせていただきましたが、あらためて日本一に導いてくれた功労者でもありますので、今日は半休とって、最後の姿見守ってきたいと思います。
Unknown (EMANON)
2009-10-07 07:33:31
2階内野席で観戦してました。
1回裏の攻撃前に一連の騒動の当事者達(?)と思われるメンバ(10人程度)が一列に並んで、ライトスタンドの観客に向かって、謝罪したように見えました。(ライトスタンドで観戦された方、様子はどうだったのでしょうか?)
どちらにしても彼らは、いろいろ思いはあったでしょうが、大人の対応したようです。
やはり、ファンと選手が一丸となって試合に臨むこの姿が一番すばらしいと感じました。

小宮山の発言は私も嬉しかったです。近い将来を期待します。
ボビーはお疲れさんでした。功罪さまざまあったと思いますが、彼の今までの多大な貢献を否定することはできません。昨日の彼の涙もマリーンズを愛する気持ちは確かであることが窺えました。
Unknown (12)
2009-10-07 07:59:02
小宮山の言葉には鳥肌が立ちました。まさか小宮山をこんな切ない気持ちで送り出す日が来るとは。

そしてボビー。バ監督などと揶揄をしたこともありましたが、やはり別れは寂しいものです。良くも悪くも人間味に溢れた監督だったなと思います。万年Bクラスの私達に、本当にいい夢を見させてくれました。感謝の気持ちでいっぱいです。

ベニーや高木など、今シーズンは寂しい人事が多いですね。千葉に来てくれてありがとうと、心から思います。
見事なロッテ野球 (じょー)
2009-10-07 08:14:36
雨の中の観戦でしたがみんな屋根のある2階に避難してくれたせいか1塁側S席は広々していて快適でした。

同点に追いついてからは今年を象徴するような策のない拙攻…荻野のところでやられて一巻の終わりという試合でしたが、8回2死から大松・今江がよりによって地面スレスレの難しく球をヒット、ついでに中村真がバンザイですからロッテらしい全くハチャメチャな野球でしたね。
思い返してみるとバレンタイン野球に一番翻弄されたのは野村監督だったかもしれません。