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2019年通信簿 27 山本大貴

2019-12-06 03:42:13 | 千葉ロッテ

 

27 山本大貴 投手 24歳 年俸1150万円

【2018年成績】 E 17試合 1勝2敗1S 防御率3.25 44回1/3 40被安打 1被本塁打 26与四球 2与死球 34奪三振

昨季は出身地である札幌でのプロ初登板がありましたが、しかし今季はずっと二軍のままで終わった山本です。
素材型と割り切ってはいますが社会人出身の二年目でこれはさすがに厳しい、ただその二軍での数字からすればお試しで一軍での起用があってもよかったようには思います。
そんな山本ですが吉井コーチには期待をされているのかフェニックスリーグでの開幕投手に指名をされて、またプエルトリコでのウインターリーグにも派遣をされましたので来季にすぐどうこうということにはならないでしょうが、何かを掴んで帰ってきてその成果を見せられなければすぐに忘れられた存在になってしまうでしょう。

春季キャンプ初日の紅白戦で1回2四球と課題の制球難を露呈して二軍スタートとなった山本は、ラミゴとの国際交流試合でもエラーで足を引っ張られはしましたが四死球で崩れてしまいオープン戦ではお呼びがかからず、そしてシーズンに入ってからも1試合平均で5個を上回る与四死球となれば課題克服とはいかなかったようです。
猫だまし投法と話題になりましたがゾーンにボールがこなければ見づらいも何も無いわけで、プロで勝負できる制球力を付けなければ話になりません。
幸か不幸か瞬間最大風速でMAX148キロなどと言われてはいましたがスピード、球威で勝負ができるタイプではないだけに、ロッテな矯正であっても失うものはさして無いでしょう。
ラミゴとの試合は観戦をサボったので実戦で投げているところを今季は見ていないのでブルペンだけ、しかも2月時点での評価となってしまいますが、そのブルペンでもボールがばらけていましたしキレがあるようにも見えなかったのでどっちつかずのような、方向性を打ち出してあげなければズルズルといってしまいそうです。
荒れ球のままでいくのであればプエルトリコではなくシアトルに派遣をすべきだったようにも思いますし、そのドライブライン・ベースボールに同じ左腕の小島、中村稔が参加をしたのは山本にとってはかなりピンチではないかと、そもそも先発、中継ぎとどちらかさえあやふやなところでこの両左腕は強烈すぎるライバルになります。
さらにはやはりドライブライン・ベースボールに参加をした成田、同い年で一軍に手をかけつつある土肥もいますから、まずは二軍で抜けた存在になること、そこからです。

2018年通信簿


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6 コメント

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Unknown (Unknown)
2019-12-06 07:48:38
これの選手もドラフト???ですね。
左手で投げるだけで指名してしまった。
来季の枠空け、第一候補でしょう。
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終盤からの変化 (bluelily)
2019-12-06 12:49:09
 山本は、制球が悪く、今年で戦力外だとずっと思っていました。
 ところが、何がどうしてそうなったのかはわかりませんが、イースタンの終盤から突如成長し始めたようです。
 9月14日(西武)  1回無失点
 9月17日(楽天)  2回無失点
短いイニングながら好投したのが評価され、先発に回ると、
 9月21日(DeNA)  3回無失点(1安打、3三振)
 9月26日(ヤクルト) 5回1失点(3安打、4三振)
でシーズンを終えました。オリオンさんご指摘のようにフェニックスリーグの開幕投手に指名されると、
 10月7日(オリックス) 4回1失点
 10月12日(斗山) 4回無失点
と好投し、17日の広島戦で4回10失点と炎上したものの、
 10月23(オリックス) 5回無失点
 10月28日(オリックス) 4回無失点
といずれも0封。好投したのがNPBではすべてオリックスというのが気になりますが、非常に安定した成績でした。
 球速も147㎞辺りを記録しているようで、大化けしたらいいなと期待しています。
 
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Unknown (オブ)
2019-12-06 14:59:07
見極め
ロッテの現状の体制では「磨いたら光る」ような素材型の選手はいかしきれないんだろうと思います。平沢選手や安田選手ですら現状だからですね。
メジャーの大谷選手だって本人、現場、球団が3人4脚で密にコミュニケーションをとりながらの賜物です。
私は獲得した選手の人生も左右すると思うので、スカウトにあたっては「したいことと自分達ができること」をシビアに考え区別することが大事だと思います。注目選手に果敢に行くことは結構ですが、その先が大事だからですね。ロッテは獲得したところで終わっています。中途半端は球界にとって人材の損失に繋がりますし無理なことはしようとしないことです。
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Unknown (doushitakoushita)
2019-12-06 16:54:26
東洋経済onlineに、吉井コーチの記事が載っています。振り返りなどを通じてのコーチングの考え方がよく分かります。吉井コーチ、先週末にあった日本野球科学研究会第7回大会にも参加していることが記事になっていました。今シーズン、ラグーンができたのにチーム防御率が良くなり三振が増え、ピッチャーの底上げができつつあるのはやはり吉井コーチに依るところが大きいのではと、あらためて感じます。そして、昔ながらの野球の見方をしているようにしか見えない井口監督や鳥越コーチとはそりが合わないだろうなとも想像します。しかも彼らの方が年下ですし。

山本に関しては私もbluelilyさん同様、ファームでも制球難だったので将来性ないだろうと思っていました。それが急激に結果を残すようになりつつあります。そのきっかけは何だったのか、吉井コーチや小野コーチがどんな指導をしているのか気になります。
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Unknown (頑張れ福浦)
2019-12-06 18:08:19
先にコメントされている方の情報は良いですね、起用方から見ても確かなものでしょう、いつか大事な試合の先発が山本だった事からも、かなり期待されているのが分かります。
小島、土肥、左の先発は幾らでも欲しいですから、チャンスは十分あります、一気にブレイクしましょう。
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お返事 (オリオン)
2019-12-07 01:45:53
>Unknownさん
ドラフト前にはそれなりな評価をされてはいたようですけどね。
例によって阪神の上位指名候補、とデイリーだったかサンスポだったか(笑)
来季にまたずっと二軍だと、仰せのようにやばそうな。

>bluelilyさん
おー、尻上がりに結果を残していたのですね。
オリックスキラーってのが引っ掛かりはしますが、それがどこぞで読んだインタビュー記事の自信に繋がっているのか。
そうなると来春の紅白戦や対外試合の出足が大事になりそう、勢いをつけるためにも。

>オブさん
育てられないロッテについては同じ見方をしていましたが、こと投手陣については考え方が変わりつつあります。
自分で考えることを促す吉井コーチに、同じ指導法をしているらしい小野コーチ、今季の左腕の台頭の一要素ではないかとも考えている久しぶりの左腕コーチである大隣コーチと、いい体制になりつつあるのではないかと。
そうであれば山本にもちょっと期待をしたいですね。
いや、野手の育成がなってないのは相変わらずですけど・・・

>doushitakoushitaさん
それでいて頭でっかちってわけでもなさそうですしね、吉井コーチ。
仰せのように井口監督らとは合わなそうな感じがありますから、大村コーチの二の舞にならなきゃいいけど。
吉井コーチには是非にも小野コーチら、コーチをも育てる仕事をお願いしたいです。
そして山本には吉井コーチがいるうちに、一軍で指導をしてもらえるよう頑張るのみです。

>頑張れ福浦さん
タイプ的には中継ぎって感じでもないでしょうから、当面のライバルは土肥かしら。
そのためにも来季は開幕からまず二軍でしっかりとローテーションに入って、まだまだ低いレベルではありますが左腕争いに参入できますように。
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