昼前から降り出したので余裕で中止かと思いきや雨足が強まらずに慌てて球場入りをしたのが試合開始直前、その雨は止むことはなくとも試合を流すほどでもない中途半端は五回まで、試合が成立をしてしまえば容赦ない雨で二階に待避も結局は八回が終わったところで降雨コールドゲームとなってしまいました。
そんな悪コンディションの中でプロ初先発の有吉は初回にいきなり失点、またスシ太郎に被弾をするなど7安打を浴びましたが5回2失点ですから充分に及第点です。
その5回も102球も自己最多で走者を背負うことが多かったためにテンポよく投げられたとは言い難いところはありましたが、しかし粘り強く、長いイニングを意識して抑え気味に投げるかと思いきやZOZOマリン仕様ながらも常時140キロ台のストレートが走っていたからこその「好投」だったと思います。
その有吉を見殺しにしてしまった打線は防御率1点台の上沢が相手ですので苦労をするのは当然にしても工夫も感じられず、ポンポンと打ち上げてしまえばどうにもなりません。
清田の打球を西川に好捕されたのが痛すぎましたが直後にその清田が近藤の打球をもぎ取りましたからいってこい、八回の無死三塁も得点に至らず見所は皆無に近かったです。
この上沢は7巡目で入団、その年のロッテと言えば藤岡貴、中後、鈴木、益田の4人で打ち切ったのですからスカウトの見る目が無かったのか大学生を獲りすぎて予算オーバーだったのか、近藤などもそうですが地元の逸材を逃したツケをこういった形で払わされるのですからファンとしてはもどかしさが爆発です。
もっとも上沢などはドラフト前の評価に比して指名が遅かったので日本ハムのスカウト陣の勝利と言うべきなのか、二軍の本拠地が鎌ケ谷ということもあるのでしょう。
福浦がそうであったように地元だから、と指名をした選手が花開くこともあるのですから、上位で無理に獲る必要はありませんが下位で残っていれば全員を拾い上げるぐらいの編成でもよいような、榊原などを逃したのももったいなかったですし、地元の選手にやられるのはどうにも心が痛いです。
ちなみに今の不思議は平沢の四球、際どいボールを見極めてと言うよりは勝手に相手が歩かせてくれるのは投げづらい何かを持っているのか、ちょっと興味があります。
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◆5月23日(水) 千葉ロッテ−日本ハム11回戦(日本ハム6勝5敗、18時15分、ZOZOマリン、11,704人)
▽勝 上沢 8試合5勝1敗
▽敗 有吉 15試合1敗
▽本塁打 レアード8号(有吉)
▽バッテリー
千葉ロッテ 有吉、南、松永、田中—田村、江村
日本ハム 上沢—清水
負けても試合が壊れなければいいです。
上沢は今季安定しているので、
1回の無死一塁を強行→併殺はどうなんだろうと。
結果論ですけどね。
バントで送って中村、角中の形だったんじゃないですかね。
8回は加藤に代打平沢でした。
加藤の方が間違えば長打がありそうな気もしますが、
「俺が打ってやる」と鼻息荒くガッついて術中にはまることをベンチは警戒したんでしょう。
あそこは上沢が雨で投げにくそうにしていたので、
平沢の選球眼の方が正解です。
その強い眼差しと、肩幅の大きいがっちりした風貌から、無口に黙々と働くガテン系的な印象があります。応援したくなります。井口監督も暫定ローテ入りを明言したようですし、チームに足りない安定した先発として、ぐんぐん伸びていってくれたらと願っています。
バント派の自分としては初回は確実に送りでしたね。
もっとも藤岡裕はバント下手なのか失敗も多いですから、それもあっての強攻だったのかも。
それじゃダメなんですけどね。
平沢が地味に出塁率が高いので、思い切って上位で使ってみるのも面白かもしれません。
>コザクラインコさん
仰せのようにスクランブル先発ですから、100点をあげてもいい有吉です。
長いイニングを投げる調整をしてきていないでしょうから、故障が心配ですので無理は禁物です。
風貌から平沼を思い出しちゃうんですよね、強気なイメージも。
中田にバットを投げつけられないよう注意しましょう(笑)