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時悠人chosan流処世術

★冷徹な人事が名人事!

2007-08-26 10:50:04 | 日記・エッセイ・コラム

 テレビも新聞も、内閣改造人事を巡り、何かと騒ぎ立てている。明日になれば分かることだが、一刻も早く知りたいのも人情。だが、マスコミが解説するような人事構想では、国民の理解を得られるとは、到底、思えない。

 アメリカに外遊した防衛大臣が、「日本のライスだ」と、下手な駄洒落を飛ばした舌の根も乾かぬうちに、続投しないと総理に事前に進言したなどは、国民を馬鹿にした話だし、アメリカにとっても不愉快な話だ。

 官邸は、事務所費問題に関連して、入閣候補者の身体検査をしているようだが、そもそも、検査の必要があること自体が大問題のはず。官房長官や総務大臣などの仲良しグループまでが槍玉に上がるのを見ると、自民党内での足の引っ張り合いが目に見えるようだ。今や沈没寸前のタイタニック号の船内で、座る場所を争っているかのようで、気の毒になる。

 おまけに、総理を擁護する議員が、「人の良さが裏目に」などと、ボケた言葉を口にしている。人間性で総理が務まるなら、善人は世の中に溢れている。高邁なビジョンを明確にし、その目的達成のために必要な人材を起用しない限り、国民が信じる拠りどころが無いことを肝に銘ずべきだ。しがらみを絶ち、冷徹な人事を敢行することが名人事だと思うのだが。明日、どんなサプライズが待っているのだろう。