プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★言行一致は信念から

2007-08-16 09:12:08 | 日記・エッセイ・コラム

 昨日の小ブログで、「全閣僚が靖国参拝を見送る」旨のことを書いた後、高市大臣だけが参拝したとの報道を知った。靖国参拝の是非論ではなく、”すずめの学校”かと見まごうような、みんなで一緒に行くのではなく、自分の意思で行動したことに敬意を表したい。

 安倍総理の持論と行動がちぐはぐだとマスコミは騒ぎ立てているが、何故、誤解を招かない明確なメッセージをしないのか?何度も、国立の追悼施設建設を検討した経過があるし、「戦後レジームから脱却」するためには、避けて通れない問題でもあろう。

 一方、防衛省の守屋事務次官の後任人事を巡るドタバタ劇は目を覆うばかりだ。本人のみならず、小池大臣と塩崎官房長官との確執問題まで浮上した。権限や手続き上の問題もあろうが、総理の求心力の無さが、閣僚の暴走に拍車をかけている。大臣の不適切発言や不祥事を任命権者がかばう優柔不断さがここでも見え隠れする。

 今月末に予定されている内閣改造人事で、死に体総理が”人心一新”を期して、果たしてどういった打開策を講じるか注目したい。何せ、人事権だけは、トップの専決事項なのだから信念をもってあたるべきだ。