電脳筆写『 心超臨界 』

変化することは
真の学習がみな到達する最終結果である
( レオ・ブスカーリア )

生きるための杖ことば 《 石――松原泰道 》

2024-05-18 | 03-自己・信念・努力
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  道ばたの石はいい
  いつも青空の下にかがみ
  夜は星の花を眺め
  雨にぬれても風でかわく
  それに第一
  だれでも腰をかけてゆく


◆石(いし)

『生きるための杖ことば』
( 松原泰道、全国青少年教化協議会 (2001/04)、p100 )

早大の文学部の大先輩、児童文学作家の浜田広介(はまだひろすけ)さんの童話も、そして童謡も私は大好きである。私が、ワセダの学生であったころ、私たち同行者のグループで創設した「早大童話会」に浜田先生を一、二度お招きしてお話を伺ったことが、まだ昨日今日のように思い出されて懐かしくてならない。

先生の詩もまたいい。私がとくに愛誦(あいしょう)するのが、次の「石」という作品である。

  道ばたの石はいい
  いつも青空の下にかがみ
  夜は星の花を眺め
  雨にぬれても風でかわく
  それに第一
  だれでも腰をかけてゆく

私がよく色紙に書く“石”のことばも、実は浜田先生の「石」を胸中に描いてのことである。みんなが腰をかけて疲れをとるのには、石の背が高すぎても低すぎてもだめである。

私が雲水で旅をつづけていたころ、道ばたの石にどれだけ休ませてもらったことか。しかし腰かけいい石など滅多にあるものではない。そんなとき、いつも浜田先生の「石」の詩が頭に浮かんだ。

私たちの仕事もまた“人生の休み石”である。みんなにゆったりと腰かけてもらえる人間になりたいと願いつづけるのだが――。

「腰かけし石に合掌して遍路起つ」――誰の作品であったか、これも忘れられない句である。私も車内で座席をゆずって頂く年齢になった。私の描いた色紙のことばにも、こうした多くのおもいをこめて書かせてもらっている。
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