電脳筆写『 心超臨界 』

人の長所はその人の特別な功績ではなく
日頃の習慣によって評価されなければならない
( パスカル )

向上心 《 「激情と抑制力」のバランスがとれる人になれ!――サミュエル・スマイルズ 》

2024-10-11 | 03-自己・信念・努力
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そのノートから少しずつ反芻学習することを日課にしています。
生涯学習にお付き合いいただき、ありがとうございます。

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東京裁判史観の虚妄を打ち砕き誇りある日本を取り戻そう!
そう願う心が臨界質量を超えるとき、思いは実現する
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■緊急拡散宜しく『日本を崩壊へ導く「選択制夫婦別姓」問題』
■『小樽龍宮神社「土方歳三慰霊祭祭文」全文
◆村上春樹著『騎士団長殺し』の〈南京城内民間人の死者数40万人は間違いで「34人」だった〉
■超拡散『移民受入れを推進した安倍晋三総理の妄言』
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詩人ワーズワースは子供の頃、強情で気まぐれで乱暴で、折檻(せっかん)されても意地を張って反抗していた。だが人生経験が彼の性格を鍛え、しだいに自制心を働かせることを学んでいったのである。子供の頃の性格は、後年、彼の作品を批判攻撃する人に立ち向かう時に役立ったのである。自分の才能に対する自己意識とともに、ワーズワースの一生をもっとも特徴づけるのは自尊心と独立独行の精神であろう。


『向上心』
( サミュエル・スマイルズ、三笠書房 (2011/5/21)、p112 )
第3章 自分を生かす働き方――日々、精一杯働いているか、やりがいはあるか
5 自分の中の「未知のエネルギー」を掘り当てる!

◆「激情と抑制力」のバランスがとれる人になれ!

モトリ―はウィレム・ザ・サイレントとワシントンを比較している。この2人には多くの共通点があった。ワシントンはウィレム同様に、尊厳さや勇気、純粋さ、そして人間として最高の資質の権化として歴史の中でも特に際立っている。

彼は困難や危険に直面した時でさえ自分の感情を抑えようとしたが、そんな彼の姿は、生まれつき落ち着いていて無感動な性格の男にさえ見えた。

しかし、生来ワシントンは気性が激しく、物事に熱中しやすいタイプだったのである。他人に対して見せたやさしさや穏やかさ、礼儀正しさ、思いやりなどはすべて、少年時代からたゆみなく実行し続けてきた厳格な自制と自己修練のたまものだったのである。

ワシントンの伝記の著者は言っている。

「彼は物事に熱中しやすくて情熱的な性格だった。その彼がさまざまな誘惑や刺激を切り抜けられたのは、感情を抑制する努力を常に怠らなかったからである。彼は激しい感情を持っていて、歯止めがきかなくなる時もあったが、ただちにそれを抑制する力を持っていた。彼の人格でいちばん目立つのは自制心の強さではないだろうか。訓練の結果そうなった部分もあるが、他人には与えられていないこの力を、彼は生まれつきある程度持っていたように思われる」

詩人ワーズワースは子供の頃、強情で気まぐれで乱暴で、折檻(せっかん)されても意地を張って反抗していた。だが人生経験が彼の性格を鍛え、しだいに自制心を働かせることを学んでいったのである。

子供の頃の性格は、後年、彼の作品を批判攻撃する人に立ち向かう時に役立ったのである。自分の才能に対する自己意識とともに、ワーズワースの一生をもっとも特徴づけるのは自尊心と独立独行の精神であろう。
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