電脳筆写『 心超臨界 』

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( セネカ )

歴史を裁く愚かさ 《 ついに証明された日韓政治決着の悪質さ――西尾幹二 》

2024-06-22 | 04-歴史・文化・社会
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◆村上春樹著『騎士団長殺し』の〈南京城内民間人の死者数40万人は間違いで「34人」だった〉
■超拡散『世界政治の崩壊過程に蘇れ日本政治の根幹とは』
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■超拡散記事『榎本武揚建立「小樽龍宮神社」にて執り行う「土方歳三慰霊祭」と「特別御朱印」の告知』
■超拡散『移民受入れを推進した安倍晋三総理の妄言』
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指導者に求められるのは「明瞭」である。慰安婦の出身地、業者、ブローカーなどに当たり、厳密な事実関係の調査をし、裁判に耐えられる証拠を求めてから是非の判断を下すのが当然の措置であっただろう。ところが日本の政治家、官僚はそれをせず、あいまいな「謝ればことは収まる」の気分的判断で、人心をなめた政治決着を図った。


◆ついに証明された日韓政治決着の悪質さ

『歴史を裁く愚かさ』
( 西尾幹二、PHP研究所 (2000/01)、p189 )
第3章 慰安婦問題の国際的不公平
3 ついに証明された日韓政治決着の悪質さ

日本の政治家がほとんど政治家失格とみなされるべき外交無知と国家への責任感の欠落ゆえに、国民の名誉に致命傷を与え、国論を二分する混乱と紛糾を招いたいきさつが、ついに当事者の口から証言された。

桜井よし子さんが『文藝春秋』平成9年4月号の「密約外交の代償」において、宮澤内閣の加藤紘一、河野洋平の両元官房長官、および両者を補佐した石原信雄元官房副長官とのインタビューに成功し、貴重な証言を引き出した。

すなわち戦時中の慰安婦についていくら探しても日本側には強制連行の事実を示す資料も証言者も出なかったにもかかわらず、韓国側の圧力に屈し、平成5年8月4日、強制連行を認める河野官房長官談話が出された一件をめぐってである。

日本政府が決め手にしたのは、石原氏の証言によると、韓国側が用意した元慰安婦16人の証言だけである。日本側はこれをうのみにし、裏もとらなかったということが今度分かった。

すでに裁判ざたになりだしていた事柄の重大さ、両国民の感情の深部にかかわる心理的困難を考えれば、こんな大事件になるとはゆめにも思わなかった、では到底すまされない。

指導者に求められるのは「明瞭」である。慰安婦の出身地、業者、ブローカーなどに当たり、厳密な事実関係の調査をし、裁判に耐えられる証拠を求めてから是非の判断を下すのが当然の措置であっただろう。ところが日本の政治家、官僚はそれをせず、あいまいな「謝ればことは収まる」の気分的判断で、人心をなめた政治決着を図った。

韓国政府が16人の聞き取り調査以外の調査を許さなかったと一説に聞くが、もしそうだったなら、「慰安施設の存在は認め得ても、強制連行の事実は証明され得なかった」と突っぱねるのが、日本国民を守る日本の政治家のとるべき態度であろう。
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