電脳筆写『 心超臨界 』

リスクを取らなければ敗北することはない
だが、リスクを取らなければ勝利することもない
( リチャード・ニクソン )

潜在意識が働く 《 夢のなかで夢を描く――横尾忠則 》

2024-09-27 | 07-宇宙・遺伝子・潜在意識
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日本の歴史、伝統、文化を正しく学び次世代へつなぎたいと願っています。
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そのノートから少しずつ反芻学習することを日課にしています。
生涯学習にお付き合いいただき、ありがとうございます。

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東京裁判史観の虚妄を打ち砕き誇りある日本を取り戻そう!
そう願う心が臨界質量を超えるとき、思いは実現する
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◆村上春樹著『騎士団長殺し』の〈南京城内民間人の死者数40万人は間違いで「34人」だった〉
■超拡散『移民受入れを推進した安倍晋三総理の妄言』
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  誰もがアラジンの魔法のランプを持っている。ランプをこすれば、
  強力な召使が現われ、願いを叶えてくれる。それを知る人は成功し、
  知らずに過ごせば平々凡々たる生涯を送ることになる。魔法のラン
  プの正体は潜在意識。仏教の唯識(ゆいしき)では阿頼耶識(あらやし
  き)ともいう。潜在意識が働くのは、あなたが自分の願いをどれだ
  け強く具体的にイメージしているかによる。


誰でもそうだが、ぼくにも二つの現実がある。昼の現実と夜の現実だ。もしかしたらこの言い方は間違っていて、本当は二つの夢といった方がただしいかもしれない。物質世界の中で肉体を活用させているので、われわれはつい、現実と言ってしまうが、肉体がすべて自分だと思っていないもうひとつの非肉体の自分がいるように思う。そんなもう一つの自分からみれば、現実と呼んでいる世界は実は仮の現実で本当は夢と言いたいところだ。


◆夢のなかで夢を描く

「二つの夢――『超意識』が生む創作のひらめき」美術家・横尾忠則 [4]
( 06.08.24 日経新聞(夕刊) 「こころの玉手箱」」)

誰でもそうだが、ぼくにも二つの現実がある。昼の現実と夜の現実だ。もしかしたらこの言い方は間違っていて、本当は二つの夢といった方がただしいかもしれない。物質世界の中で肉体を活用させているので、われわれはつい、現実と言ってしまうが、肉体がすべて自分だと思っていないもうひとつの非肉体の自分がいるように思う。そんなもう一つの自分からみれば、現実と呼んでいる世界は実は仮の現実で本当は夢と言いたいところだ。

じゃ夜見る夢を何と呼べばいいのだろうか、それとも思いきって真実または実相とでも言ってしまおうか。ああややこしい。とりあえず今回は世間並みに意識が感知する世界を現実、無意識が知覚するビジョンの世界を一応夢と呼ぶことにしよう。

いずれにしても僕の創造世界ではこの二つの領域を区別して考えるのはどうも気分的に好かない。どっちだっていいじゃないか。両方共現実と呼んでもいい。そんな二つの世界が融合して作られることには間違いないというのは事実である。だからもし夢を見ないことになってしまったらぼくの創作はそこで終了してしまうのである。

ぼくが創作する以上夢はその創造力の源泉であり続けてもらいたいと思う。実際夢に導かれて描いた作品もある。例えば滝シリーズとなった一連の作品は夢の反復によって描かれた作品である。とはいうもののすべての作品が夢の引き写しというわけではない。だけど夢の貯蔵がなければぼくのインスピレーションは実に貧困なものになっていただろうと思う。

そう考えると夢様々である。夢がぼくの意識の中にうまくブレンドされて意識と無意識がひとつになった超意識みたいな存在になっていると考えたい。この超意識というマザーコンピューターからの情報で、昨日も、今日も、また明日も創作が可能なのである。

話を最初に戻せば、つまり昼も夜もなく、現実も夢もなく、あの世もこの世も全部夢ということだ。夢のなかで夢を描いているのである。
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