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不都合な真実 《 丸山ワクチンが認可されない理由——井沢元彦 》

2024-05-28 | 04-歴史・文化・社会
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では丸山ワクチンは何故認可されないか。私はその理由を次のように推測している。それは「その発見者丸山博士が東大閥でなく、しかもガンの専門医でもない(丸山博士の専門はヒフ科)からだ」と。


◆丸山ワクチンが認可されない理由

『逆説の日本史1 古代黎明編』
( 井沢元彦、小学館 (1997/12/1)、p37 )

「日本史」と「丸山ワクチン」と一体何の関係があるのかという人もいるかもしれない。それは「学界の権威」という問題である。この国では、「権威」の名の下にいかにデタラメなことが行なわれているか、それを知ってもらうために丸山ワクチンを取り上げようと思ったのだ。

まず、結論を言おう。丸山ワクチンはいまだに正式な薬として認可されていないが、これは効く効かないの問題ではないということなのだ。

おそらく耳を疑う人もいるだろう。実際、丸山ワクチンなど「タダの水」だと主張する人も医学界にはいるのである。

そういう人に私は質問したい。

では「なぜパロチンが薬として認可されたのか?」と。

パロチン、正式には「唾液腺(だえきせん)ホルモン」という。東大名誉教授の緒方知三郎博士(故人)が発見し、一時はクル病とか関節炎あるいは白内障の特効薬として、大量に使われていた。緒方博士はこの功績も含めて昭和19年に帝国学士院恩賜賞、昭和32年には文化勲章までもらっている。

ところが、平成2年3月になって厚生省の中央薬事審議会は、この薬(注射液)を「有用性が認められない」(すなわち効かない)として製造販売の中止を命じた。このことをいわゆる三大紙の中で取り上げたのは毎日新聞だけだが、同3月8日付の朝刊にちゃんと報じられている。だから結論ははっきりしている。

本当の「タダの水」はパロチン(注射液)の方だったのである。

では、少なくとも臨床例があり、医者によっては有効性を認める人もいる丸山ワクチンが、いつまでたっても認可されないのに、どうしてパロチンの方はすんなりと認可になり、ずっと特効薬として使われていたのか。

パロチンの方ははっきりしている。

それは「発見」者の緒方博士が東大卒であり東大医学部のボスだったからだ。もう少し分かりやすく言えば、東大教授の「権威」が「タダの水」を特効薬にしたのである。

それは言い過ぎだ、という人がいるかもしれない。あるいは医学が専門でない人間に、どうしてそこまで言えるのか、という反論もあるかもしれない。

しかし、これは断じて言い過ぎではない。

まず唾液腺ホルモン(パロチン)というものが存在する前提として、唾液腺に内分泌の作用がなければならない。ところが、日本を除く全世界の医学の教科書には、そんなことはまったく書かれていないのである。それどころかパロチンという薬自体も、まったく外国の医学書には載っていない。

パロチンは日本だけにある「幻の薬」だったのだ。

もちろん、どんな人間にも間違いというものはある。誠心誠意やった結果間違ってしまったというなら仕方がない。それに医学界は試行錯誤でいく世界でもある。結核の特効薬であるストレプトマイシンが発見されるまでは、様々な療法が行なわれたが、その中には現代の医学水準から見ると「タダの水」に過ぎない療法もあるという。それは仕方ない。

しかし、緒方博士のパロチンは明らかにそういうものではない。「唾液腺にも内分泌の作用がある」という「ユニークな」学説、そこから抽出された「外国では一切評価されない」薬――強引な論理ばかりが目立つのである。

しかも何よりも不思議なことは、この薬が効かないということは、周知の事実だったということだ。厚生省の薬事審議会が結局認可を取り消す形になったのも、「あれは効かない」という「声なき声」を無視できなくなったからだが、「発見」以来半世紀近くにわたって外国では一切評価されていないものを、どうして日本の医学界は放置しておいたのか。

この薬は一時盛んに使われた。ということは、患者の側から見れば本来もっと有効な治療が受けられたはずなのに、そのチャンスを「タダの水」のために棒にふらされたことになる。その責任は一体誰がとるのか? どうしてこの薬は半世紀近くも「野放し」にされていたのか?

それが「権威」なのである。医学界のボスの「功績」だから、誰も批判できなかったのだ。

それが緒方博士の死後10年以上もたって、ようやく「ほとぼりが冷めた」ということなのだろう。

では丸山ワクチンは何故認可されないか。私はその理由を次のように推測している。

それは「その発見者丸山博士が東大閥でなく、しかもガンの専門医でもない(丸山博士の専門はヒフ科)からだ」と。
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