植民地戦争+α

歴史テーマの中量級のボードゲームを制作し、ゲームマーケットに出展しています。
なので歴史とボドゲの話が多いです。

プレイレポート「プロイセン艦隊の世界制覇!」

2007年04月12日 20時25分04秒 | ゲームシステム

 ゲームマーケットのフリープレイで行ったゲームの内容です。参加者はゲームマーケットに来られていた一般参加者2名と、連れとセルフコンでお馴染みの方の4名で遊びました。(私は、一般参加者様への説明役です)

【日 付】2007/4/8
【場 所】ゲームマーケット
【参加者】ドイツ(参加者), オスマン(参加者), 英国(連れ), フランス(カズ)

 第1Q前半は、オスマンが大躍進。ポーランドに続き、南アも植民地にしたため、自身の国力を含めて、7ポイントと大きく他を引き離します。その頃英国は、諜報や和平、交渉と良いカードを持っているのですが、守備には向いていても攻勢に出れるカードでは無い為に硬直してしまい、オスマンを止めるのはプロイセンと、フランスだけになりました。
 第1Qの後半に、産業革命をし大国となったフランスがオスマンに戦争を仕掛け、ポーランドを奪います。さらにプロイセンが漁夫の利で、南アを得ます。
 結局、第1Qは、奪ったポーランドに、中国(北京)1点租借、エチオピアを取得したフランスがトップとなります。

 第2Qは、英国がインドネシア、エジプトなどを得て躍進しますが、手札は7枚になっても和平が3枚あったりと、あまり攻勢に出れない状況。そんな中、プロイセンがインドネシアに租借。交渉で拒絶するも、再交渉で租借が決定。
 そんな英国に市民革命が来ます。既に交渉カードを租借で使った為、あえなくカードは半減。絶好の餌状態になります。
 しかし、現在2位のプロイセンは、1位のフランスに攻め込む隙を伺っており、フランスもその為戦力を無駄に出来ず、オスマンは第1Qから回復しきれず、英国は攻められずに逃げ切ります。
 第2Qの最終ターンに、北ドイツ同盟を成立させ、ドイツとなったプロイセンが、フランスに攻勢を仕掛け、ブラジルを奪い取ります。

 これが効いて、第2Q終了時点で、フランスとドイツが並びます。また、英国も1点差で迫り、オスマンのみが一歩後退します。

 第3Q、そのオスマンが最初にアメリカを植民地にし、トップ争いに食い込んできます。ドイツは大艦隊を建造し、軍備を拡張します。
 今回、4人なのですべてのカードが使われていない為、偏りがあり海賊2が出なかったのと、海軍カードが比較的多くあり、その大半をドイツが引いた為、合計9点にも及ぶ艦隊が出来上がってしまいました。
 この状況で、オスマンがドイツの強国化の同盟に対して破棄として使用します。これはルール上の盲点で、可能とも不可能とも決めていなかったので、システムデザイナーとして焦りました。
 考えた末、交渉カードで強国化が防げるので、同盟カードの強国化であるドイツの強国化は、解除できるのが普通と考え、OKにします。

 これでドイツは、プロイセンに戻り国力を1つ失いますが、依然大艦隊を保有しています。この艦隊が、第3Qの最終週1つ手前で動きます。最後の手番を得るために最後のカードを引かずオスマンに戦争を仕掛けます。
 オスマンは、アメリカに続き、バルカン半島、ブラジルとここに来て植民地を拡大しており、そのブラジルに攻め込みます。これにオスマンは全兵力で迎え撃つも半数も撃破出来ずに、ブラジルを手放します。その直後のオスマンは何も出来ずにパスで終了。続いてフランスが、そのブラジルを奪うためにプロイセンに攻め込みます。これにはフランスが勝利し、フランスの勝ちかと思いきや、疲弊したフランスに英国が攻め入り、英国が奪取。これで勝敗はかなりビミョーな状況に。プロイセンは最後に手番を残していたのですが、手持ちカードが1枚だった為に再度戦争を行うことが出来ずに終了します。
 集計してみると際どいところでプロイセンの勝利でした。やはり、海軍の建造がものを言った回でした。

【結 果】
    1Q 2Q 3Q 計
ドイツ   4+ 6+12=22*
オスマン   3+ 4+14=21
フランス   6+ 4+ 8=18
英国   3+ 6+12=21


オリジナルカードゲーム 植民地戦争
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4 コメント

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良く考えると (カズ)
2007-04-13 18:16:46
良く考えると、ドイツの自国に対する同盟カードに対し、同盟破棄カードを使い国力増加を妨害するタイミングですが、ドイツのプレイヤーが同盟のカードを使った直後でなけれならないのでないですか?
そうでなければ、ドイツのプレイヤーは大変な事に成りますよね?
返信する
まあどうでしょう (千夜)
2007-04-13 21:40:02
強国化の話を除くと、外交カード使用直後は交渉カードで無効に出来、同盟は同盟カードで自分の番ならいつでも解除されちゃいますね。
そのルールをそのまま適用すべきかは今一度の思案が必要ですね。
返信する
ありがとうございました (小鳥遊)
2007-04-19 10:40:50
GMでプロイセンで参加させていただいた者です。
HPでは見せていただいてたのですが、
実際に参加させていただくと楽しかったです。
植民地カードを1枚も引けませんでしたが、
その分海軍カードを引きまくり、
世界に名だたる「ドイツ無敵艦隊」ができました(笑)。

プレイリポートも楽しませてもらいました。
思い出しながら読ませていただきましたが、少し訂正。
私のミスで最後はフランスに植民地を奪われたのですが、
それで疲弊したフランスからイギリスがまた奪ったため、
かろうじてプロイセンが勝利したと覚えてますが。

それから、プロイセン自国の同盟破棄については、
同盟のタイミングでの交渉カードでの妨害以外で
同盟破棄できるのは問題ありのように思いました。
このあたりもルールで決めておいたほうがいいですね。

今週末にでも入手希望のメールを送らせていただきます。
その際はよろしくお願いします。
返信する
ありがとうございます! (千夜)
2007-04-19 12:13:19
勝手にブログにかいちゃったのですが、書き込み有難うございます。
メモって無かったので記憶が曖昧のまま書いて申し訳ございません。直しておきますね。>^_^<

ルールは穴でした。今週末に知り合いらと逢う機会がありますのでそこで話し合いたいと思います。
そういった漏れは出したくは無かったのですが、出てしまったものは仕方ない!HPに場所を作って公開していきたいと思います。

また、是非入手の方と、遊びましたらその結果を送ってくだされば幸いです。
返信する

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