植民地戦争+α

歴史テーマの中量級のボードゲームを制作し、ゲームマーケットに出展しています。
なので歴史とボドゲの話が多いです。

ローマの力その7「属州シキリア」

2016年09月04日 08時57分18秒 | ゲームシステム
ローマの力で選んで遊ぶことの出来る属州の紹介その3です。シキリアは、今のイタリアのシチリア島です。
ローマがカルタゴとのポエニ戦争による勝利によって最初に作った属州になります。今ではレモンなどで有名ですが、この当時はローマの穀物庫と呼ばれるほどの穀倉地帯でした。
第二次ポエニ戦争におけるシラクサ包囲戦の舞台となる州都シラクサ、「全てが港」と言う名が付くほど栄えた貿易港のパレルモ、イタリア本土との中継地として栄えたメッサナなどの都市があります。なお、ゲーム上の最大の特徴はパレルモの収穫が麦が3つもあることです。これは全マップでここだけですので、ここを上手く使えるかが戦略のポイントとなっています。


【初期行政】
パレルモの貿易港をイメージした資材を金に換える[港]、地中海で中継交易で栄えたことから好きな資材4つを金に換える[交易所]、神殿の谷アグリジェントをイメージした[神殿]、そしてパンターリカにある岩壁墓地遺跡をイメージした[墓所]があります。[墓所]はローマ以前の過去の文明を利用するイメージの効果となっています。

【オススメの戦略】
パレルモの麦3つの収穫を使って、[神殿]で奴隷を民に換えたり、[港]で金を得たりと、かなり簡単に発展させることが出来ます。唯一困るのが、【贈賄】でオリーブや葡萄を持っていときに、手元に麦しかないことが多いことでしょう。もし、行政アクションに余裕があるのなら、[港]で金を得て置き、欲しいときに[交易所]を逆に使い、金を欲しい資材4つに変更しましょう!
そして最も効果があるのは[墓所]です。行政カードの中で特に効果の高い[万神殿][議場][集会所][図書館][灯台]などのカードが場に出たら、誰も買えないタイミングで、無駄に【贈賄】を行って捨て札にします。そしたらすかさず[墓所]の効果で欲しいカードを得て置き、その後、資材を集めて自分のカードにすることが出来ます。比較的好きな行政カードを得ることが出来るのは大きいです。但し、行政カード山が尽きて、作り直される際は、[墓所]で得ているカードも回収されますので、その前に資材を集めて、得るようにしましょう。



イタリア政府環境局
アグリジェントの遺跡地域


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属州統治ゲーム
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