植民地戦争+α

歴史テーマの中量級のボードゲームを制作し、ゲームマーケットに出展しています。
なので歴史とボドゲの話が多いです。

スペイン国王セウタ訪問

2007年11月14日 19時39分53秒 | 国:スペイン・ポルトガル
 このほどスペイン国王が、自国のセウタに訪問したことで、モロッコとの間に軋轢が起きているそうです。
 ジブラル海峡のアフリカ側にあるスペイン領で回りをモロッコに囲まれた領土です。元々、カルタゴがこの地に要塞を築いたのが最初で、その後ローマ・西ゴートと支配を受け、北アフリカにイスラム帝国が進出し、イドリース朝・ファーティマ朝・ムワッヒド朝などのイスラム圏の支配下に置かれます。
 15世に入りレコンキスタを終え、イベリア半島を奪還したポルトガルが対岸のセウタを攻略します。その後、セウタはポルトガルがスペインと同君連合となった際に、ポルトガルが再独立した後もスペインに残され、以来スペイン領であり続けます。
 この様な経緯から、モロッコではセウタの領有を主張しており、スペイン国王が自領としてセウタを訪問した事に反発しているわけです。
 一方、ジブラル海峡の対岸のヨーロッパ側は、英国が領有しており、この地が地中海と大西洋を繋ぐ要所だったことを伺わせます。

スペイン国王訪問、外交問題に=モロッコ領有主張の飛び地 (時事通信) - goo ニュース

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