植民地戦争+α

歴史テーマの中量級のボードゲームを制作し、ゲームマーケットに出展しています。
なので歴史とボドゲの話が多いです。

皇帝無き帝国<ゲームレビュー>

2012年06月09日 08時17分02秒 | ゲームシステム
もう1つの買った歴史もの「皇帝無き帝国」(ガーデンゲームズ)です。

http://gardengames.blog40.fc2.com/blog-entry-2.html

こちらは逆に少ないコンポーネントとルールです。ボードゲームではあるのですが、手持ちの駒をうまく盤面に置いていうことで、盤上の貴族(色のチップ)と、都市(数字)をとっていくというゲームです。

ランダム要素が、自分の駒に1から3の強さがあるのですが、これを控えの間に持っていく時がランダムで自由に選べません。それだけなんです。ですので、囲碁のようにいつどこに置くかを考えながら進めていきます。特に相手がどこに置いた、今後どこにおけるなどを詠んでいくのがポイントになります。

ランダム要素が少ないので、腕がと言うか頭が問われるゲームです。ルールがシンプルなのですが、貴族チップのとり方と、都市の数字のとり方が違うのが良く考えられており、ある意味洗練された感じがあります。
実際遊んでみると、そこに置くかー!とか、かなり相手と嫌がらせを繰り返し、熾烈な取り合いをすることになります。
結構、私は好みですが、オセロや囲碁のような読みあいが苦手な人は辛いかも。

いくつか残念なことは、ゲームの進行中、相手が得られるポイントと、自分が得られるポイントを勘定しながら進めるのですが、これを常に勘定するのは至難です。その為、あんまり考えずに進めてしまって、意外に負けていたなんてこともあります。なんか自分の手元に相手の獲得点予想をメモりながら遊ぶのが良いのかもしれません。
特に、4人でバトルロイヤルで遊ぶので、途中でもトップが誰だか判った方が良いと感じました。
あと1つは、せっかく大空位時代をイメージしているので、もっと大空位時代に凝ってもよかったかも。各プレイヤーは4色に分かれているのですが、色だけではなく、ハプスブルグ家、ザクセン公、ライン宮中伯、ブランデンブルク辺境伯とかにするとか、貴族の色チップも、ローマ教皇派、イングランド王派、カスティーリャ王派とかにするとかで、ルールはそのままで細部にこだわりがあった方が好みかなー。。。
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