【イベント】2014年10月5日（日） ボードゲーム会【結果】

10月のゲーム会の日程です。
今回は、前週9月にTRPGの会を行っているので別日程で
ボードゲームのみ会を行います。
いつもTRPG側に参加されている方もこの機会にご参加ください。

日　　付：　2014年 10月 5日（日）
時　　間：　10：30　～　17：00　※ちょっと遅目です
場　　所：　川崎市 多摩市民館　第４会議室
　　　　　　＜地図＞
会　　費：　400円～500円　※会場費、参加人数で割る都合
参加方法：　chiyakazuha@mail.goo.ne.jp
　　　　　　こちらまでメールをください。
　　　　　　※スパムメール対策を行っている都合、件名に「遊び場所」か
　　　　　　　「asobi」(半角)としてください
詳細案内：　http://www.ac.cyberhome.ne.jp/~usa_neko/1800_v2/sheet11.htm

こちらのブログ（過去記事参照）で紹介しているゲームのほとんどは、ゲーム会で遊んだものです。
こういった作品を、こじんまりと遊んでいる次第です。遊んでみたいと言う方は是非、ご連絡お待ちしております。

＜遊んだ結果＞
今回は、2卓だったので色々な作品で遊びました。写真もけっこう取り忘れましたし、遊べなかった作品も多かったです。是非、また持ち寄って今度こそ遊びたい！

トップの画像は LAND UNTER。可愛いイラストですが、羊が沈んでいきます。カードに数字が掛かれていて、一番大きい数字を出すとカードを取れます。2番目になるのが最も不利と言う仕組みを利用して、少ない数字や大きい数字ならとことん大きな数字を出すことで、2番目を避ける読みあいゲームです。
特徴的なのは、配られたカードが真ん中ばかりだと不利なんですが、その場合は浮き輪（ライフ）が多くなって、2番目にある程度なっても良くなることでバランスを取っています。


オインクゲームさんの「藪の中」。今回遊んだ作品の中では、一番凄かったかも。3人なら、7枚の人型カードしか使いません。隠匿系ですかね。場に置かれた3枚の容疑者から一番大きい数字が掛かれた犯人を当てるゲームですが、3枚中2枚は見れます。また、各プレイヤーには1枚の人型カードが配られ、数字を見た上で隣に渡して、それも見れるので、総数7枚のうち3枚だけ知らないことになります。しかも3枚中1・2枚は自分は知らないけど他のプレイヤーは知っていたりもしますので（その逆もあります）、それを上手く利用して、当てたりだましたりします。
たったこれだけの要素で、よく練りこまれているゲームでした。


放課後サイコロクラブでも紹介された「ファウナ」。動物の重さや大きさなどを当てるクイズですが、ワイワイとみんなで言い合いながら、当てていくのはバラエティーの王道ですね。是非、次回遊びたいです。

その他、キングオブトウキョー、開拓王、小早川、あとうちの新作「村転がし」もテストプレイしてもらいました。

いろいろと遊びつくせなかったです。

村転がし【スペイン、初手[交易所]対策】

スペインで交易所[交]を準備段階で購入し、その後関連する施設オリーブ畑[油]を回りに置いていくのが、鉄板的な強さになるのでは？ との指摘を受けましたので、その検証を行いました。
ちょうど、準備段階から序盤の重要な局面をどの様に思考し、施設を置いていくべきなのか、良い例に
なったので解説付きで掲載いたします。

まず、[交][油]を行うなら後手です。先手で行った場合、後手は妨害として準備段階で[油]を購入することで先手が[交]と連携する[油]を独占させない対応が可能だからです。
先手が[油]をまったく購入せずに、後手が[交]を購入して、先手がビックリすると言う設定でやって見ます。先手が選んだ初期施設は[豆]、その後 銀5で、[豆][羊]を購入します。一応、[豆]を育てる戦略で連携しやすく、序盤に破壊力がある[羊]と言うセレクトです。（※1）
準備段階の施設配置では、相手が[交]を購入したことは判っているので、妨害する位置に[豆]を赤１に置きます。赤１の位置は、この盤面では唯一八方が全て空いている場所になるので、ここに[交]を置かれたくないからです。
後手は、青１に[交]を置きます。ここが八方のうち7箇所が有効な位置です。先手は[豆]を赤２に置きます。青１[交]の隣に置いて邪魔をする先方もありますが、今回は自身の収入も考えて自身の[豆]と連携する位置に置きます。また、この位置は[交]の裏位置でもあります。3:5で相手の[交]に収入が入るときに、付随してこちらも[豆]から銀2を得られます。
後手、青２[油]を置き、[交]を育てます。先手、赤３[羊]を置きます。[豆]を関連させたのは[羊]を保護する為でもあります。
これで初期配置が終わり、スタートです。収入が3以上の地点は、先手の[羊]銀4だけです。


1手目。先手、収入なしだったので、銀2で[油]を購入します。[油]を後手に全て与える訳には行かないからです。後手、同じく収入なしだったので、銀2で[油]を購入します。

2手目。先手、収入なし。[油]を赤１に置きます。ここは赤Ａ[豆]の裏でもありますので、2:6の目なら[油]の収入と[豆]収入の両方を得ます。最大で銀5となりこの収入は大きいです。また銀2で[油]を購入します。
　後手は収入3、青２の位置に[油]を置くことで[交]の収入は銀4になります。所持金が銀3あるので[油]ではなく、[倉]を購入します。

3手目。先手、収入なし。今回はサイコロ運が悪いです(※2)。[油]を赤２に置き、[豆]を購入。後手、収入なし、[倉]を青２に置き銀3の収入地点をつくり、[交]は銀6に育ちます（[倉]は先手が隣にさらに[豆]を置くことを想定しています）。購入は[油]。

4手目。先手、収入 銀3。[豆]を赤３に置きます。これで[豆]が育ったのと、前の手番で置いた赤２[油]の裏位置でもあるので、4:6の目でも銀5になります。購入は[交]を邪魔する為に[米]。後手、収入なし。後手もサイコロ運悪いです。[油]を青３に置き[交]は銀8に育ちます。購入はさらに[油]でこれがラストの[油]です。

5手目。先手、収入なし。[米]を嫌がらせで、相手の[交]の隣に置きます（赤４）。ちなみに[羊]の裏位置なので3:6で収入は銀6です。購入は[豆]。後手も収入なし。[油]を青４に置き[交]はついに銀10。購入は[豆]。先手が[豆]を4枚購入したので、最後の1枚を与えないためです（※3）。

6手目。先手、やっと銀5の収入。[豆]を赤５に置くことで、[豆]は4つリング状につながり、全ての[豆]が銀3の収入となります。しかも、内2箇所は自身の[油]と連携しているので最大 銀6の収入となります。
ここで銀5の収入があったので[交]を購入します。

先手も[交]を購入したので、この後は互角に進められると判断して、この検証はひとまず終わります。
[交][豆]の組合せは銀10の地点を作れるのはやはり凄いです。今回、互いにサイコロ運が悪かったので、その収入力を見ることはありませんでしたが、実際収入できたら凄いかもしれません。
しかし、1箇所に集中してしまうのと、[交]を育てるのに終始してしまい、それ以外の手が打ち難いデメリットがあります。その為、対戦相手は[交]の裏に施設を置いた上でさらに[交]の効果を阻むか、自身の収入施設を作ることが比較的邪魔されずに出来ます。
今回は、収入が最大で銀6の地点が3つあるので、遜色ないでしょう。
相手が、準備段階で[交]を購入した場合の対策としては、

　・[油]を全ては与えない（最低、2つは確保）
　・相手の[交]の裏位置に置く

を行うのがセオリーですね。
是非、後は実際に遊んで見てください。


※1：別の戦法として、[豆]×3で銀1あまりでも勝利条件の【地主】が取りやすいので良いかも知れません。その後、残り2枚の[豆]を独占し、[豆]5枚で【地主】を取り、相手が同じ施設が4枚以上になら無いように、[油]を2枚は購入したりしていくことで、【地主】を維持できます。

※2：今回は異様にサイコロ運がお互いに悪かったです。盤面の施設配置は互いにあまり邪魔し合わなかったので、効率的に置かれているのですが、本当に隙間を拭うように収入が入らない目ばかり出ました。ここまで収入が無いことは初ですね。

※3：先手に[豆]をすべて買われてしまうと、勝利条件で同じ施設を多く建てた方が獲得する【地主】を渡してしまうのと、多くの種類を建てた方が獲得する【組合長】も[豆]を購入できないことが、アダになる可能性があります。

村転がし 記事一覧 に戻る
村転がし HP に戻る