植民地戦争+α

歴史テーマの中量級のボードゲームを制作し、ゲームマーケットに出展しています。
なので歴史とボドゲの話が多いです。

日独伊

2007年01月02日 10時03分51秒 | ゲームシステム
 こう書くと、第二次世界大戦の枢軸国側の同盟ですが、植民地戦争では偶然にも、この3国が強国化の対象国です。

【日本】市民革命を明治維新に見立てて、総生産が5→7にUP
【ドイツ】同盟を北ドイツ同盟に見立てて、国力が1→2にUP
【イタリア】独立をレゾルメントに見立てて、総生産が5→6、国力が0→1にUP

 偶然にもと書きましたが、この一致は理由があるように思えます。この3国を見てみると、ドイツという国が出来たのはプロイセンがオーストリアの影響力を排除し、ドイツ諸侯を取りまとめたことで1871年に建国、イタリア成立はサルデーニャが半島の大半を統一したことで1861年に建国とどちらも比較的新しい国です。
 当時、英仏が海外植民地を広げていった中、この2国は国内統一がまだだった為に出遅れました。そして日本も江戸幕府の鎖国により、海外に目が向くのは明治になってからと同じく出遅れます。

 このことだけでは無いでしょうが、植民地を持ててないと言う劣勢がこの3国を戦争に駆り立てた要因の1つではないでしょうか?
 ゲームの方でも、第3クォーターの最終ターンには劣勢国が巻き返しを図る為に、優勢国に戦争を行いだし、場合によっては大兵力の戦争が頻発し、さながら世界大戦の様相を呈することもあります。この最終の局面がこのゲームの最大の見所と言えるでしょう!


 皆様、あけましておめでとうございます。今年最初の話題は、ゲームシステムで取り扱っている強国化についてでした。今年もまたいろんな話題から歴史やゲームに繫げて掲載していきたいと思います。
 本年もよろしくお願いいたします。m(_ _)m

オリジナルカードゲーム 植民地戦争
コメント
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