ちょいスピでセラピー的なKizukiの日々

色んな世の中の出来事、セラピーなどから気付きを得て、ありのままの自分に還ることを目指して生きてます。

ふって湧いたようなお話

2010-10-20 07:51:00 | 身辺雑事

さて、以前に現実世界からの魔の手(?)にちょっとばかり振りまわされた私・・というパステルアートを紹介し、そしてこの件につきましてはどんなことが私の身の上に起こったのか、書く準備が整いましたら、またこのブログで紹介しますね、と書きました。

今日はその件について書こうと思います。

ようやく私の中で整理がつきましたので。

一生口にチャック(古っつ!)をしておく話かとも思いましたが、私は何から何までウソ偽りなくこのブログに書くことをモットーにしておりまして・・

この出来事のことは書くけれど、この出来事のことは書かない、ということをいたしますと書かないと決めたことで実は非常に日々時間を取られることもあるはずで、そうなると基本的に毎日更新している私としては、ぽっかりとそのことに対して取られた時間のことは横に置いておいて、今日は何のことを書くの?となってしまい、そのバランスの悪さになんだか非常に自分自身を騙しているような気がしてきてしまうのです。

もう1つには、どんなことでもあまり時間が経ってしまうと、そのときの新鮮な気持ちも忘れてしまい、くすぶった埃をかぶったような状態になってしまいます。

そうならないギリギリのうちに、このことについては書いておきたい、という気持ちもありました。

勿体つけて前置きが長くなってしまいました。

実は、ある日突然、知り合いから「県会議員に立候補しないか?」と持ちかけられたのです。

はぁ~!!!  誰のことですかぁ~!!とまったく青天の霹靂でした。

「久しぶりに一緒に食事しない?」とだけ誘われたその人との待ち合わせの場所に出かけてみると、そこには国会議員のセンセイ(別に私の師でも何でもない人を「先生」と呼ぶこともないと思うので、これは職業上の言い方ですよね。

で、「先生」ではなく、センセイと表記することにします。)とその秘書の方がいらっしゃいました。

そのセンセイはおもむろに、岐阜の県会議員が現在9人で、そのうちの1人だけが女性であとは全員男性であること、現在のところ、今度の選挙にはこの9人以外立候補が出る予定はなさそうで、そうすると無投票選挙で、この9人がそのまま続けることになることなどをお話されました。

そして、女性がこれほど県議会にいないのは、これは世の中の趨勢から言っても、バランスが悪すぎる話だと思いませんか?とおっしゃいました。

岐阜がいくら保守王国だといっても県民はもう気付いている。女性がもっと政治の場に出て行かなければならないということを。

だからフレッシュな女性候補が立てば、無条件でその人は当選するだろう。

これからは地盤の時代じゃない。

とくに浮遊層ならそういう人に投票するに違いない、ということなどを力説されました。

私は、「はぁ~、今日はそういうお話でしたか。電話でそういうお話だとわかっていたら、1分で済むことで、忙しいセンセイにお時間とっていただくこともなかったですし、わたし、今日はここに来ることもありませんでしたのに。」とちょっとその知り合いの方に言ってから、今度は議員センセイに向き直りました。

「わたし、今から何十年も前ですが、学校を出て一番最初に就職したところがユニーでした。ユニーはその年、初めて大卒女子をとることにした年で、入社するとやたらに『女性の視点からみて、この商品はどう思う?』とか、『女性の代表として意見を聞くんだけど・・』とかいう言い方をされて辟易としました。

別に私が女性の平均値的な意見を持っている人間でもないし、女性を代表もしていなかったからです。今度のお話も、とりあえずフレッシュ(どこの政党の手垢もついていない、という意味だとおもわれる)な女性でありさえすればいい、という言い方で、別に私でなくてもいいんだな、と思うと正直それだけでちょっと引いてしまいます。」と申し上げました。

すると、その議員センセイはこんなことをおっしゃいました。

「もし、県議会で、『女性としての意見を・・』とか『女性としてあなたはどう思う?』という意見の求められ方をするのがお嫌だ、という意味でしたら、申し訳ありませんが、岐阜の県議会というところはそこまでも行っていない、と思われます。完全に男性優位の社会で、誰も女性の意見なんて求めていませんから、むしろ積極的にそういう風に言わないかぎりは、抹殺されてしまうくらいの感じだと思います。ですから、変な言い方ですが、そういう意味でしたら、誰もそんなことは聞きませんから、ご安心を。」


いろいろとお話を伺いましたが、今でもこのときのこの発言が一番心に残っています。

衝撃的でした・・

岐阜ってそんなにもまだまだ男尊女卑の社会なんだ、って。

私は岐阜の県議会議員に立候補しませんか?っていうことをどうして国会議員のセンセイがお話にいらしたのか、ということ自体がよく飲み込めていませんが、たぶん、より裾野から自分の政党の人間を増やしていこう、という地道な青田刈りのような作戦なんでしょう。

でもそれを自分が一生懸命に影で働きかけている、ということがわかるとヤバイのか、なのであくまでもセンセイとしてはやる気のある人間が自分から「やります!」と言ってきたらそのときには政党のために力を尽くす、というスタンスなのかはわかりませんが、特に積極的な発言はありませんでした。

あ、それとも私にまったくその気がないことを読み取ってなのか、それとも受け答えに内心、(あ、この人が薦めてきたから会ってみたけど、そもそもこんなヤツだめだ、使い物にならん)と思ったのか、それは定かではありませんが、ともかくそれから特にプッシュされるような発言もなく、淡々と岐阜の復興について話が盛り上がり、何も立候補そのものの件には触れようとはしませんでした。

食事が終わり、私が知り合いの方に、

「今日はお食事だけご馳走になっちゃったような形になって、どうもすみません。ありがとうございました。」と言うと、

「ほんとにやらない? もったいないなぁ。向いてると思うんだけど。」とブツブツ言いながら、

「あなた、自分の老後のことは企業年金とかやって考えてるだろうけど、県会議員やればお給料もいいし、3期つとめたら、退職金も出るからやればいいのに。」ともう一度ひとりごとのようにおっしゃいました。

「毎日が精一杯で、企業年金なんてやってませんよぉ。」と言うと、

「だったら、なおさらやればいいのに」とまたおっしゃいました。

そのときは笑って取り合わなかったものの、家に帰ってから県会議員のお給料っていくらなんだろう?と気になってネットで調べてみました。

ここいらが私もセコイわなぁ。

まったく政治なんて興味もないくせに、真っ先に調べることが金かよ。

そこで発覚しました。県会議員のお給料。

皆さん、いくらだか知っていましたか?

考えてみてください。

名古屋市の河村市長が自らの給料を「800万でいい」と引き下げてやってるんだから、市長がそれなら県会議員はもうちょっと低いところいらへんだろう、って?

いいえぇ。

実は私もそこから発想したんですけどね。

なんと、年収2000万円ですよ、2000万!

もちろんこれには政務調査費とか、なんとか手当てとか色々含まれていますから、ここから事務所の家賃とか私設秘書の給料とか自分で払ったらそんなには残らないのかもしれないけれど。

町会議員が400万円。

市会議員が900万円。

県会議員が2000万円と、約倍々ゲームですわ。

そして3期(12年)を勤めれば退職金が出るとな?


ちょっとさすがにこれを見て、わたし、揺れましたね・・

“絶対”という保証はないにせよ、女性が出ればまず当選するらしい。

そしたら濡れ手に粟の2000万・・・  きゃーっつ!

(これを読んだ誰かが、それなら私が・・と立候補するかもね。あるいは、そしてさらに現男性県会議員がこのままではヤバイと奮起したりして・・)

私は帰ってきたダーリンに、早速この話をしました。

「ちょっと、ちょっと、県会議員に出てみない、って言われたよー。ありえねー話でしょ。しかも、給料知ってた? 2000万円だよ、2000万円! つかの間の夢見ちゃったー。」

すると、なんとダーリンは真面目な顔をして、

「出たら?」と一言。

え・・? マジで言ってんの?

「だって、やりがいあることだろ。確かにえっこちゃん、向いてると思うよ。講師やってるから演説はバッチリだと思うし。人前で物怖じしないし。企画たてたりするの得意だし。」

え、政治ってそんなことでいいの?

もっと大儀に駆られるとかじゃあないの・・?


ダーリンに思わぬ反応をされて、芸能人の噂話のような下世話な話のつもりできゃっきゃっと話した私も、つい同じトーンに引きつられました。

「・・・だって、県会議員なんてやったらオーラソーマやれなくなるじゃないの。どんな生活になるのか見当も付かないけれど、きっと朝から晩まで人のために奔走する毎日だよね。ケンちゃんのためにご飯も作れなくなっちゃうかもしれないんだよ? それでもいいの?」

「県会議員になったってオーラソーマはやれるんじゃないのかなぁ。むしろ、話題提供になっていいんじゃないのか。俺のご飯の心配なんていいよ。それ以上にやりがいのある仕事だろうから。」

ほんとかよー。

今だって、朝起きてバタバタ出て行って、夜帰ってきて、一緒にご飯たべて寝る、ってだけの生活のなかで、ふたりのなかで一緒にご飯食べながらその日にあったことや思ったことを話す、っていうのは一番大切な時間じゃなかったの。それがなくなってもいいの? 県会議員になったがゆえにすれ違いの末離婚、なんてやだよ、あたしゃ。

「とにかくむげに断らずに、ちょっと考えてみたら。」

さぁ、どうする!? あたし。

ここで私は考え込んでしまったのでした。

続きはまた明日。




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