先々週の月曜日、京都に行き、半日のはとバスツアーを楽しんでまいりました。
以前に「黒田官兵衛ゆかりの地を訪ねる」というテーマのやはりはとバスツアーに参加してみたら、これがとっても良くて。
はとバスにハマってしまったのでした。
全国的にも京都のはとバスは企画がいいことで有名みたいですね。
このツアーに乗っからないことには個人でだと入れてもらえない所などに連れて行ってもらえるので利用しない手はありません。
今回もいろんな打ち合わせを兼ねて、
「また京都くる~? こんなの見つけたよ。」
と京都のオーラソーマ仲間、Rubbyさんより「あじさいと沙羅の花を愛でる会」という半日のツアーに誘われて、1も2もなく、「行く行く!」と飛びついた私なのでした。
1日のコースと半日のコースがあったみたいですが、私たちはあえて半日のコースのほうにして、ゆっくりと「サルヴァトーレ クオモ」でランチブッフェを楽しむことにしました。
ここは以前、名古屋に出来たときも行ってみたかったお店なのですが、なぜか機会を逸していました。
ランチブッフェでは、いろんなピザ、パスタ、お肉料理などのなかから1つを選ぶことができます。
そしてデザートと飲み物も選んで、あとはバイキング。
私たちは、どちらも「世界一のピザ」と称されるピザを頼もうとしたのですが、
「大丈夫ですか? 結構大きいですよ。」
と言われ、ハッと気付きました。
そうだ、ふたりとも同じものを頼まなくても1人がピザ、1人がパスタを頼んでシェアすればいいじゃないか、と。
そうして正解でした。
おいしいものがいろいろ食べられるもん!
パスタはゆずが練り込んであるパスタに生うにといかが載っていて風味がとてもよござんした。
バイキングの豚肉のゆずこしょう炒めは最高だったな~
良いレストランて何でもないグリーンサラダのレタスとかが新鮮でしゃきっ、パリッ!としていて、そのくせ、ちゃんと水切りは完璧。
やっぱりサラダってこうじゃなくちゃね、というお手本のようなサラダでした。
適度にまったりしているとちょうどバス発車の時刻が近づいてきて、あたふたと私たちはすぐ下界(まさにそんな感じだったんですよ~ お店は伊勢丹の10Fだったので。京都タワーが真ん前に見える落ち着いた良い席でした。)に降り立ちました。
さて、まず最初は沙羅双樹の寺「東林院」
へ。
沙羅双樹はインドと日本では種類が違うんですってね。
ただ、有名な平家物語に出てくる「沙羅双樹の花の色、盛者必衰のことわりをあらわす。」という句の沙羅双樹は日本の沙羅双樹のことらしいです。
沙羅双樹という木は、お釈迦さまが入定されたとき、いっせいに花開きその死を悲しんだといわれる、仏教とゆかりの深い名木です。
しかし、一般家庭で植えられることはあまりないように思います。
なぜなら、沙羅双樹のお花というのは、朝に咲いたものがもう夕べには散ってしまうというくらいはかない命なのです。
1日ももたない。
この東林院では最初にお抹茶と一緒に沙羅双樹の花を模した和菓子をいただき、それからお坊さんがお花の説明をしてくださったのですが、そのときにも、
「よく電話がかかってくるんです。
いつが見ごろですか?って。
そう言われたら、毎日咲いて毎日散っていくので、毎日が見ごろだとも、毎日が散ってしまったともお答えしております。」
とおっしゃっていました。
この“1日花”の姿が人の世の常ならぬことを象徴していて、お釈迦さまや仏教と縁が深い、ということになっているのでしょうね。
お釈迦さまは、
「今日なすべきことを明日に延ばさず、確かにしていくことがよき1日を生きる道である。」
とお教えになっています。(私はちなみに昔、これをもじった遠藤周作氏の「明日できることを今日するな。」という言葉に、おおそうだ!と夏休みの宿題を延ばしに延ばしていたことがあります・・・)
沙羅の花は1日だけの命を悲しんでいるのではなく、与えられた1日だけの生命を精いっぱい咲きつくしています。
う~ん、なんだか最近“今ここ”に関するメッセージが来てるなぁ。
そう思いながら樹齢1300年のお庭の沙羅双樹を眺めていると、確かに1日花と言われるだけあって、椿のようにボトボトと地面に落ちた花が乱れ散っていました。
なんだか私には、咲いている花よりも下に落ちた花のほうが美しく見えました。
この花の“生きていた”時間は1日限定だったのかもしれないけれど、それを見る私たちにいろいろとこうして考えさせてくれる時間をおもうと、それは決して1日限定ではない。
地に落ちた白い花の美しさ、そしてそれがまた土に還っていくように時間経過とともに白さにあでやかさがなくなっていくさま。
それらのすべてが語りかけてくれているような気がしました。
さて、何だか深かった沙羅双樹をあとにして、次に向かったのは「梅宮大社」。
ここのお庭で今度はあじさいを愛でるわけですが、この梅宮大社は、酒造の祖神でもあるそうです。
最初にくぐる鳥居のところからいっぱいお酒の一斗樽が祀られていました。
なぜ、ここが酒造の祖神なのか、というとまつられている大山祗紙(オオヤマズミノカミ)が、娘である木花咲耶姫命(コノハナノサクヤヒメノミコト)が出産なさったとき安産だったのを非常に喜び、「天甜酒」(アメノタムサケ)を作ってお祝いなされたと日本書紀に書いてあるそうですが、これが穀物を以てお酒を醸した始まりであることからこちらで祀られているそうです。
びっくり!
ここでまた木花咲耶姫命が出てくるなんて!
何かのスピリチュアルマーケットをぶらぶらしていたときに面白半分でやってみた「自分がどんな神様に守られているか、ゆかりがあるか」というもので、私はこの木花咲耶姫命だったんですよね。
木花咲耶姫命のことはこのときに初めて知りました。
そしてネットで検索して木花咲耶姫命の一生を知り、非常に親近感を抱きました。
木花咲耶姫命は、静岡の浅間神社に主祭神として祀られています。
2,3年前だったか、静岡で「クリスタルマスターズコース part1」を受けたときに最終日、ここへ行って授業をしたんだっけなぁ。
そのときにも「またここで出会ったか!」と感激したけれど、忘れたころに出会うなぁ、この姫には。
何度も同じものに出会うというのは、やはりそのものやその人に縁があるんだ、といいます。
木花咲耶姫命、今度はいつどこで出会うやら。
楽しみにしておきましょう。
さて、お楽しみのお庭にはあじさいだけではなく、花菖蒲やかきつばたなども咲いていました。
この日のお天気の良さにちょっと水分飛ばされ過ぎでヘタっているようにもみえたけれど・・
あじさいには青や紫だけではなく、赤や白やかたちもいろんなものが咲き乱れていて、とってもきれいでした。
それはもともとあじさいが「あずさい」と呼ばれていて、「あず」が「集まる」、「さ」が「真」、「い」が「藍色」の省略形、つまり、「真の藍色が集まっている花」という意味らしく、やっぱりあじさいはそれからいくとブル~ロイヤルブルーあたりの色が一番きれいに見えるんじゃないかな、なんて勝手に思っています。
ここのあじさいは自然に植えられている、って感じですが、あじさいが有名なところによっては、すきまなくあじさいがぎゅんぎゅんに詰め込まれているところもありますよね。
そういうのはそういうのであじさいまみれになるのを味わうのもいいかもしれませんが、最近は何事も自然がいいなぁ、なんて思う今日この頃です。
夕方京都駅に戻ってきてから、また喫茶店でさんざしゃべり倒してから別れた私たちなのでした。(だって全然暗くなってこないからぁ、まだほんの少ししか時間が経ってないと思ったんだもーん。)
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