ちょいスピでセラピー的なKizukiの日々

色んな世の中の出来事、セラピーなどから気付きを得て、ありのままの自分に還ることを目指して生きてます。

阿部敏郎さんの講演会での気付き ~「思考は現実化する」の誤解~

2014-11-27 09:05:09 | 精神世界
昨日は阿部敏郎さんの名古屋の講演会での気付きについて書きました。
が、一番末席の気付きから書いてしまいましてん。(なんで大阪弁やねん。)
で、今日はもっと書きたかったことをちゃんと書くねん。(もう、ええねん。)



これも質問者とのやりとりから気付いたことですが。
ある質問者の方が、仕事における人間関係で悩んでいる、というお話をされました。
そうしたら阿部さんは、
「それはね、全部キミの頭の中で起こっていることなんだよ。」
っておっしゃいました。
このときにふっと私は、その意味がとてもよく腑に落ちたんです。



こういうときって時々ありますね。
「あっ、この言葉の本当に意味するところ、わかった。」みたいな感覚がするとき。
こういうのを私は“気付き”と呼んでいて、誰もがこの瞬間が起こったときのすっきり爽快感って何にも代えがたいだろうから、そういうものが提供できたらいいなぁ、と思ってセラピーをやっているわけなんですが、これってひょっとしたら小っちゃな意味の“悟り”なんだろうか・・?
そしてこれのデカいやつ、っていうか「自分が何モノなのか?」「世界はどういう仕組みでできてるんだ?」みたいな深淵なテーマでこれが起こるとブッダのような“悟り”が得られる、ってことなんだろうか・・
その正体はよくわかりませんが、とにかくこのとき私は、「全部マインドが作り上げたものなんだよ。」という意味が「わかった!」と思ったのでした。



「わかった!」と思ったからといって、これまでの解釈が間違っていた!ということではないんです。
ただ深まった、という感じ。
だから阿部さんが(ちなみに阿部さんは人生で何度も悟った、と言っておられます。)「悟りを得た人と、得ていない人と何が違うんですか?とよく聞かれますが、何も変わりません。」とおっしゃる意味も分かったような気がしました。



阿部さんはこうおっしゃいました。
「『思考は現実化する』って有名な言葉があるけれど(ナポレオン・ヒル博士のものです。ちなみに私は博士が推奨するPMAプログラム<ポジティブ・マインド・アチチュード>のユーザーでもあります。)、あれは誤解なんだよ。
っていうか、みんな間違って解釈している。
思考は現実化する、っていうと強く願ったことほど現実として叶う、というように思ってるだろ?
そうじゃなくて現実化するもなにもそもそもこの世の中は全部、思考(=マインド)で出来てるんだよ。」



ここまで書いて思いましたが、この言い方だけだとちょっとスピリチュアルをかじった人なら、
「あ~ぁ、わかってるよ。何度も聞いたよ、その言い方」
と手垢のついた表現にしか過ぎないと思うでしょう。
私も、そう思います。
実際にこういう講演会やらせっせと興味深いワークショップなどに私が出かけるのも、“思考の上でだけはすでに理解していることをいかに違う角度からもっと深く自分のなかに落とし込めるか”というものを見つけ出したくて出かけてゆくんだ、と言っても過言ではないですからね。
そして時にそんな自分をさもしい、と思います。(笑)



だって、私たちは「すでにすべて必要なものを持っている存在」なんですから。
「自分はありのままでいい」ってことだけを改めて気付けばいい存在なんですから。
それもまた頭ではわかっているのに、せっせと「もっと情報を取り入れたい」といろんなワークショップに出かける自分というのは矛盾していると思わざるを得ません。
・・・という自分もまた認めたうえでぇ、なんて自分を肯定するわたくし。
えぇえぇ、どこまでも自分は肯定しますよぉ。



あ、ちなみに阿部さんが最初に
「自分のことをこの世で一番大切、可愛いって思ってる人」
と全員に聞きました。
もちろん、誰も何も声はあげませんでした。
いきなり手を挙げるような人もいませんでした。
すると阿部さんはこう言ったんです。
「こういうことを聞くとね、いいえ、違います、私は自分のことが一番大切なんじゃありません、っていうように首を横に振る人がいるんだけれど、それは嘘だね。
みんな自分のことが一番大切で可愛いんだよ。
あの人は大切な人だ、この世で一番大切な人だ、って思う人がいるって言ったって、それは”自分にとって大切な人”だろ?
だから自分が一番大切なんだよ。」って。
ちなみに阿部さんが言いたかったのは、そんなにも大切な自分なのにほとんどの人が自分に厳しすぎる。
自分を許していない。認めていない。
もっともっと、って思っている。
だからそういう人に「もっとこうなれ。」とか「おまえは甘えすぎている。もっと自分に厳しくなれ。」なんて言ったら傷つきます、みんなもっと自分に優しくしていいんだよ、って続いたんですけれどね。



さて彼の人生相談、「仕事上での上司とうまくいかない」ということが彼の頭のなかだけで起こっていることだ、というのはどういうことなのか?
これをあまり平たく解説してしまうと手品の種明かしを先に聞いてしまうと、
「なぁ~んだ。そんなことか。」とその手品自体も薄ぼけて見えてきてしまうということと同じことが起こりそうな気がするのであまり気に染まないのですが・・
やってみます。



「彼」という存在があることは確か。
「上司」という存在があることも確か。
まぁ、これも厳密に言うと私たちはワンネスの存在ですからすべてはゲームの登場人物みたいなもので実際にはただ1つの存在しかないのだ、と言えば別々の存在ではない、ということになりますが・・
そこまでは今は言いません。
現実の今世にはそれぞれの存在としてある、ということにします。
で、仕事で何か不具合が起こったことも確か。
以上です。
現実に事実として存在していることはそれだけです。



それを「彼」は「ひょっとしたら上司は俺のことを嫌いなのではないか。」とか「辞めさせたがっているのではないか。」と考えているとしたら、それはあくまで「事実」を基に「彼」が構成したストーリーにしか過ぎませんよね。(個人情報がありますから、この話は少し実際の質問者のものとは変えています。)
彼はだからこの上司とはうまくいっていない、と考えているけれども、ひょっとしたら上司側からこの状態を見たら、
「うんうん。彼は最近よくやっているな。少し彼には荷が重いかもしれないけれど彼ならいい経験になるだろうと思って任せたのだから、その結果はすべて自分が責任をとるつもりは最初からある。彼にはなんの責任もない。ミスもするだろうけれども、それを乗り越えて大きくなってもらいたいものだ。」
と見守っているに過ぎないのかもしれないわけです。
すると状況は全然違ってくるわけですよね。
同じ事実をどう受け止めるかは「人によって違う。」
同じ事実を角度を変えてみれば同じ人が見てもまた「違った状況」に見えてくるかもしれない。
だから、「彼」が質問で語ったストーリーはあくまでも「彼の思考が作り上げたものだ」と阿部さんはおっしゃったわけです。



そんなことぐらいはわかっている。
人によって捉え方が違うのもわかるし、見る角度を変えたら違ったものが見えるかもしれない、というのもわかる。
だからといって「思考がすべてこの現実をつくりあげている」というのは飛躍だろうが、と思ったあなた。
チッチッ(人差し指を横に振った音)
だから言ったでしょ。
手品のトリックは聞くものじゃない、って。
手品のトリックをこう指を動かす練習を積めばいいわけか、という体育会系の要素と人の心理の盲点をつけばいいわけか、という心理学からこのトリックが出来上がっているわけだな、という分析をしても面白くないでしょう。
分析よりも、そこから思考の翼を広げていくほうが面白いって思いませんか?






***************************************

  ★オーラソーマセッションご希望の方・営業案内は、
   →http://blog.goo.ne.jp/chawan1963
     ※ページから直接「予約フォーム」に入れます。
  ★それ以外の情報・HPは、
   →http://sasara.info
★アニマルコミュニケーション関係は、
   →http://blog.goo.ne.jp/chawan9015
  ★全国一律1品から送料無料
    支払方法は振り込みです。
    振込先はゆうちょ銀行と普通銀行があります。
    ゆうほ銀行に口座をお持ちの方であれば振込手数料は発生しません
    が、それ以外は振込手数料が発生することをご了承ください。
    製品の大きさによって通常郵便か宅配便を利用するかはこちらで
    決めさせていただきます。ご指定はできない場合がありますので、
    ご了承ください。

   すべて、お問い合わせは
     chakra@aura-soma.name
までお気軽にどうぞ!

**********************************

最新の画像もっと見る

コメントを投稿