ちょいスピでセラピー的なKizukiの日々

色んな世の中の出来事、セラピーなどから気付きを得て、ありのままの自分に還ることを目指して生きてます。

人を雇うのは苦手

2011-05-03 09:25:00 | 身辺雑事

私は人を雇うのが苦手です。

出来れば一生そんなことはしたくありません。

「人を使う」(この表現は嫌だけど)ことのほうがまだましです。

わざわざ「人を雇う」というのと、「人を使う」というのを分けたのは、人を雇う、というのは文字通り、自分がお金を出して働いていただく、ということであり、人を使う、というのは自分もある程度大きな会社などの組織に属して、自分のポケットマネーからお金を出すわけではないけれど、部下がいる、というかたちで育成だけは任された、というような場合です。

そこには天と地ほどの開きがあると思います。

人を雇うのは経営です。

どんなにその人が良い人で、良く働いてくれても、経営がどうにもならなければ、規模を縮小せざるをえないわけですからそこでたぶん、もっとも大きいのは人件費という経費でしょう。経営が立ち行かなくなれば、その人に真っ先に辞めてもらわなくてはならないかもしれないのです。


けれど、部下の育成ということであれば、そんな経営の苦労は考えなくてもその人をいかに活かしてあげるか、伸ばしてあげるか、だけを考えればいい。

人を雇う、ということはある意味、その人の一生を引き受ける、ということだと思っています。

順調に働くことが出来た場合、その人は職場を変えるつもりはなく、動けるまではここで働こう、という人生設計を立てているかもしれません。

それを軽々しく「辞めてもらう」ということが自分には出来ないように思うのです。

今、まだ私は人を雇えるほどにサロン経営が成り立っていませんが、ゆくゆく自分が手がけたいことを考えると、経営はともかくとして、誰かにいてもらわないととても自分のやりたいことにどんどん取り組んではいけないなぁ、と思いどうしたらいいんだろう、とまだそんなことを考える必要もないのに気が重くなったり、考えても詮無いことでああでもないこうでもないと悶々と悩んでしまいます。

だから上手に人を雇ってらっしゃる方を見るとどうすればああいうふうにできるんだろう?と尊敬の念とうらやましいと思う気持ちが錯綜したり、逆にいいかげんな気持ちで人を雇っている人を見ると、自分のことでもないのに腹を立てたりしていました。

先日も、あるオーラソーマのティーチャーのところで働いているスタッフは全員が無給よ、と聞き、びっくりして思わず「えぇ~!?」と声をあげてしまいました。

「どうしてそんなことができるの?」

「何でも、ここで働けること自体があなた達の勉強でしょ、ってことみたい。」

ふぅ~ん・・・

まぁ、何事にも試用期間というものはありますから、例えば最初の1ヶ月間はそういう条件でもありかなぁ、とは思いますが、いくら勤めてもその待遇のまま、というのは相手の弱みにつけこんだ労働泥棒だと思うんですが・・・

そんな折り、昨日朝のワイドショーで17役をこなす「1人オーケストラ」の「事務員G」(これがホントのステージネームみたいです。)さんの演奏を見ました。

何でも、「you tube」の動画投稿サイトで何百万アクセスだかを記録して、今、話題の人らしいです。

彼はピアノを主に、ドラム、ピアニカ、マリンバなどの木管楽器の計7種を実に巧みに扱っていました。

そんな彼に司会者が「どうしてまた1人オーケストラをやろうと思ったのですか?」と尋ねると、

「いやぁ、どこまで1人でできるかなぁ、と思っていたら、これだけになりまして。」とおっしゃっていました。

つまり、最初からよし、これだけはやろう、と決めて取り組んだわけではなくて、どこまでが1人で可能なのかなぁ、と思ってやっているうちに、1つ、2つと楽器が増えていった、ということみたいです。

それを見ているうちに、私はまた以前にテレビで見たある1人で奮闘していた人を思い出しました。

その男性はキャバクラ経営者でした。

そして経営者兼店長兼ウェイター兼調理場担当兼人事担当兼経理兼・・・と何役もこなしていました。

早い話がお店にキャバクラ嬢のほかには彼しかいないのです。

ある日の店内を映していましたが、それはもうてんてこ舞いでした。

彼の働きを代わりに何人か従業員を雇ったとすると、あと11人は雇わなくてはいけないことになるんだそうです。ひえぇ~、すごすぎる・・・

その彼にインタビュアーが聞きました。

「それ、全部一人でこなせるんですか?」

すると彼は涼しい顔をして答えました。

「大丈夫ですよ。やる気になればできるんですよ。最初からやれないと思ったらやれない。」

1人オーケストラ」もこのキャバクラ経営者も、どちらも常識にとらわれて「ここまでは一人でできるわけがない。」と思ってしまったら、その時点で出来なくなってしまう、出来ると思えば出来るんだ、ということを身をもって教えてくれていました。

私はつい、1人でやるにはいつもいつも自分がサロンに詰めていなくてはならないけれど、私にはさらにやりたいこともあるし、勉強もしなくてはいけないし、テクニックを磨いたり維持するためには他のサロンに実際に自分が出かけてみることも大切だろうし・・・ などと考えてそれらを全部実現するためにはどこかで人を雇わなくてはいけないんだろうなぁ、と漠然と考えていましたが、1人でやってやれないことはない、と出来るところまで突っ走ってみるのもいいか、と思えてきました。

でも、その反面、昔ある、人を雇うのが上手な人が、「人を使うコツというのは、そんなこと自分だけで出来る、とか自分でやったほうが早い、と思うことを人に任せることだ。」と言っていて、この言葉にも深くうなったことがあります。

まだまだこの問題は私にとっては重荷のようです。(でもその前に一人でやるべき問題が山積してるだろーと自分自身の突っ込みの声あり。)




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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
このサイトはちょっとお奨め! (gal)
2011-05-03 16:44:08
このサイトはちょっとお奨め!
一度見に来てください。
返信する
galさん。 コメントありがとうございます。 (些々羅)
2011-05-03 21:04:04
galさん。 コメントありがとうございます。
え、ええっとお[E:sweat01]
このコメントは、私のブログを指す、このサイトを見に来てくれた人へ、ということでいいんでしょうか・・・


だとしたら、お奨めしてくださって、ありがとうございます。
galさんも、ぜひ、また遊びに来てください。
返信する
はじめまして。 (シャーナ)
2011-05-14 00:05:27
はじめまして。

私も関西でプラティクショナーそれとコースオーガナイザーとして
4月にサロンをオープンしました。

1年後には一人雇えるぐらいになればいいなと始める前から思っていたので
責任をより感じ人にお金を払うとはどういうことなのか?と
改めて気づかされました。

支払う金額にかかわらずその人の人生を背負う立場なんですよね。
とても勉強になりました。

あと共感した個所がありまして私もティチャーさんの持っている考えに
同じ疑問を抱いたことがありました。
その先生はご自分の生徒さんやオープンしたお店のスタッフに
「マイクはヴィッキーさんから7年間無給でアシスタントをしたら大きなギフトが
もたらされる」という話があるだからみんなもここで働く時は無給と
考えてオーラソーマの活動に普及に努めましょう。と
言われたそうです。私はそのティチャーさんと会って話をしたこともあったし
どんな人かも知っていただけに驚きとそれは違うということを
感じました。

マイクはマイクで先生は先生でしょ。それに
オーラソーマでグラウディングについても教えてるし仕事をしてお金を得るのは
働いた人に支払われる対価だし生きる上でまず必要なことなのにそこを
スルーさせる?そういう偏った考え方自体が
自分に都合よく解釈してるだけじゃないか!!
ととってもその先生にがっかりしてしまいました。

やはりそういう偏った考え方の先生多いんですね。

はー溜息です。

でもオーラソーマは大好きですのでこれからも活動を通して
たくさんの方に光を見つけていきたいと思います。

長くなりました。

返信する
シャーナさん、はじめまして! (些々羅)
2011-05-14 08:36:40
シャーナさん、はじめまして!
すごくまじめなご意見、感想、ほんとにありがとうございました。


マイクがヴィッキーさんのところで7年間無給で働いた、という話は初めて聞きました。
立派な話ですよね。
でもシャーナさんがおっしゃるように、時代もあるでしょうし、お国柄事情もあるでしょうし、何よりそうしたいと本人が思って申し出てそうしたのでないなら意味がないですよね。
だいたい日本人は「ボランティア」をすぐに「タダ」ととらえてしまいますが、もともとは「志願する」って意味があるだけなんですよねぇ?

そりゃあ誰もがオーラソーマ普及にはつとめたいと思っているでしょうが、それを逆手にとられてもねぇ・・・・


私は、「コースオーガナイザー」についても、いま、悶々と考えているところです。
いろいろと次々に前を向いて取り組もうとなさっているシャーナさんはすごいと思いました。
またいろいろと教えてください。


シャーナさんのサロンが繁栄して、1年後には人手が必要で、お互いに「そういう条件の人を待ってたのよ~」という人が現れることをお祈りしています。
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