団塊的“It's me”

喜寿老(きじゅろう77歳)の道草随筆 月・水・金の週と火・木の週交互に投稿。土日祭日休み

メイドインジャパン

2018年04月10日 | Weblog

  テレビは連日、オフィス・北野と森加計・自衛隊の報道にほぼ独占されている。私にとってはどうでもよいことである。日本のマスコミは、政界、宗教界、芸能界を聖域として厚く保護している。だからテレビドラマもつまらないものだらけ。ドラマが政治、宗教、芸能界にかかわるものだと途端に嘘くさくなる。その点欧米のドラマは一歩現実に近い。配役も渋いベテランが多く、日本のドラマでひよっこタレントが医者や弁護士や刑事を演じるのと違い見ごたえがある。今、ネットフリックスの海外ドラマを観ている。英国の『新米刑事モース』『ライン・オブ・デューティ』などである。これらのドラマ、現在の森加計問題や自衛隊の日報隠蔽などのていたらくが起こるべくして起こったと教えてくれる。ドラマでは執拗に刑事警察官の仕事は、報告書を書くことだと主張する。英国らしく地位とその権力に付随する責任も厳格である。その中での不正や腐敗を暴く。英国のドラマの特徴の一つは、シェークスピアなどからの引用が多く、それがまた物語と絡み推理を面白くしている。

 海外ドラマの鑑賞は物語の内容の展開の他にも注意を払うことがある。ドラマの中に出てくる食べ物、家電製品、自動車、記者が使うカメラ、テレビカメラ、服装、雑貨、インテリアなどなど。以前物を買う時の基準に関して、次のようなことを聞いたことがある。

①     イギリス人は値段で決める。

②     ドイツ人はデザインで決める。

③     イタリア人は色で決める。

①      妻が私と結婚する前、イギリスに留学していた時、3回彼女を訪ねた。妻はアパートを借りていた。そこを拠点にイギリス国内、ヨーロッパ各地を歩くことができた。その経験からイギリスでの生活が少し理解できるのも、イギリスのドラマに魅かれている理由かもしれない。ドラマを観ていると警察車両さえドイツ製、フランス製、日本製とイギリス製にまったくこだわっていない。アメリカの警察のドラマでさえ、警察車両はすべてアメリカ車である。やはり世界を植民地にしたイギリス人なのか。まったくどこの国の製品かを気にしていないようだ。それに比べたら私のようにドラマでも映画でもメイドインジャパンを見つけると喜んでしまうのは、国際的でない証拠かも。いまや日本の有機LEDテレビのモニターは、韓国のLG製品に席捲されているという。私のようにいつまでもメイドインジャパンにこだわっているのは、時代遅れであろう。それでもしぶとく懲りずにメイドインジャパンが世界で評価されることを願う。

①     ② ③も絶対事実ではない。あくまでも誰かがそう思ったことを書いて、それを私が読んだのだ。ドイツ人がデザインで決めるというのも私はどちらかと言えば、イタリア人やフランス人の方がそうしている気がする。これも先入観や偏見がそうさせているに違いない。日本人がモノを買う時の基準は何だろう。私はいまだに多くの日本人はメイドインジャパンにこだわっていると思う。ブランドはすでに信頼や信用を保証していない。それでも私のようなアナログ老人は、昔のブランド信仰を捨てきれずにいる。

 スカパーのCSのAXNが直ってきれいな画面に戻った。今度は音響装置のBOSEのサラウンドシステムがおかしくなった。BOSEに問い合わせても埒が明かなかった。いったい何を基準にモノを買えばよいのか。それとも買い物はすでに運不運だけの問題なの?

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