西へ、東へ迷走した10号
台風9号は早い時期に熱帯低気圧になってほっとしたのですが、台風
10号は随分長い間ヤキモキさせられました。全国的に降雨量も多く
これまでの台風のイメージが変わりました。
8月23日の予報
8月23日の予測では29日くらいに、東-北日本に到達している可能性がありました。
実際は29日に九州西部に上陸しました。
台風は勢力の強弱にかかわらず自力で動くことはほとんどなく、主に偏西風や
太平洋高気圧の縁を回る風などに影響されて進路を変更している。通常は西から
東に吹く偏西風に乗って速度を上げて北東進しますが、偏西風が通常よりも南に
蛇行しなかった影響で台風が気流に乗り損ねたそうです。台風の移動速度がゆっくり
でしたので、日本の周辺の海面水温が低下したそうです。
近視眼的に台風が関東地方のどこを通っていくかに目が向いていましたが、
広い目で見なければと、ゆっくり勉強になりました。