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備前焼 やきもん屋 

備前焼・陶芸家の渡邊琢磨(わたなべたくま)です。陶芸、料理、音楽、路上観察……やきもん屋的発想のつれづれです。

ぼんじりフェス

2017-02-02 19:48:00 | 料理・食材


肉の部位というものは、精肉段階で区別して捌いて整理する事によって独立した商品として売られる。これまで一緒にされていた部分であっても分けて『部位』として名前を付ければ、きちんと商品化される。
かつては、一般のご家庭で『とんトロ』などは馴染みがなかったが、今ではすっかり定着している呼び名である。焼肉屋さんに至っては覚えられないほど多い。

さて、普段、買い物をするお店の肉売り場での事。この数ヶ月で急に見かけ始めたものがある。
『ぼんじり』である。焼き鳥屋さん定番のニワトリの尻尾元であるが、この店では取り扱いはなかった。そして、妙にお求め易い価格で登場しているのも謎。
素晴しい新商品であるな。

しかし、どうだろう……。主婦の皆様に馴染みがないのか、夕方のタイムセールになっても残っていることが多い。
見るからに「脂肪あるよ」というのが敬遠されているのか? 
ワンパクな子供の栄養としては些か物足りないのか?
手に入りやすいので文句はないけどね。


本日の夕方、店を覗くとあった。
燦然と輝く3割引シールが貼ってあり、10個入りが150円以下である。
まぁ、小生の場合は酒肴なので、100円台でオツマミ…違っ、『酒器の勉強材料』が賄えると思えば非常に有難い。

ということで、本日は『ぼんじりフェスティバル』開始。(だって、3パック買っちゃったし)

見るからに脂肪だかコラーゲンだかのプニプニしたものが、体に……いや、尿酸値的に悪そうだ。
こういう背徳感ある材料の料理は、俄然、悪い顔をしつつ取り掛かるのが通例の事。
フライパンを振りつつ……、「己の脂で揚げ焼きにされるがよいわ~~~、ヌハハ!」と意味なく悪役ぶるのである。

こういう場面を細君に見咎められると大変オハズカシイが、子供達は慣れっこで特にレスは無い。


こうして『今治焼き鳥』のような串にささない焼き鳥が出来る。

ただし、プレスしないので『なんちゃって今治風』だけど、そこは、まぁ……。
で、塩やね。やっぱり。
良いねぇ、ここはビール。


しかし、目下の心配は、お店での売れ行きが悪くてラインナップから外される事である。
折角、単独の部位として並んでいるので、残って頂きたいな。

さてさて、今後はいそいそと焼き鳥以外のレシピも研究せねば……。
次回は、白ネギのスライスと一緒にして脂を吸わせてみようか、または茹でたらどうなるのか……。

あぁ、忙しぃ!!



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