家の老朽化が著しく、これ以上は待ったなしで何らかの手段を講じなければならない。そこで午前中に地質調査をしてもらった。地質調査の方法については、この記事の趣旨ではないので省略するが、いわゆる「スウェーデン式サウンディング試験」だ。
地質については不安がある。近隣の高島平ほどではないにしろ、(それからディズニーランドのある舞浜あたりよりはずっと良いとはおもうが)、もともとこの地域一体は、それほど地盤は良くはない。
しかも地盤については、もうひとつひっかかることがあった。
わたしが住んでいる地域に、地図には載っていない「字名」(あざな)があることは、以前の記事「字名(あざな)と屋号」に書いたとおりだ。その記事の中で、わが家のある地区は門前東(もんぜんひがし)という名称で、谷津(やつ)という別名があることも書いた。
不安材料はこの「谷津」。「谷」や「さんずい」の漢字など、水と関係がある漢字を持つ地名は、かつては沼などが存在していて、ゆえに地盤が弱いことが多い。
入手可能な古い記録をみるかぎりにおいては、ここに池や沼などの水辺があったという証拠はない。しかし「"谷"の"津"」と呼ばれていたからには、この地名に何らかの根拠があるに違いない。そういえば、わが家の周りの道は昔ながらの道なのだが、この道は妙な形に曲がりくねっている。道が直線に走らず曲がっているのは、かつてそこに「何か」があって、そこをまっすぐ通れなかったからの可能性がある。そしてもしその「何か」が「谷津」の地名のもとになったものだとしたら…
調査の最初のほうを眺めていた母の話によると、やっぱりわたしの根性なみに軟弱だったらしい。少なくとも4mはフカフカ。ああ、近日中に手元にくるであろう、地質調査の報告書を読むのが怖い。
やはり昔の地名には理由がある。新しい場所に土地を買って家を建てようという方は、建てようとする土地の、古い地名を調べておいたほうが良い。また、わたしの住む町のように、もともと地図にも出ていないような字名が土地の状態を表していることもあるので、その周囲の地域がなんと呼ばれていたのかを、先祖代々そこに住む住人に、尋ねてみたほうが良いかもしれない。
地質については不安がある。近隣の高島平ほどではないにしろ、(それからディズニーランドのある舞浜あたりよりはずっと良いとはおもうが)、もともとこの地域一体は、それほど地盤は良くはない。
しかも地盤については、もうひとつひっかかることがあった。
わたしが住んでいる地域に、地図には載っていない「字名」(あざな)があることは、以前の記事「字名(あざな)と屋号」に書いたとおりだ。その記事の中で、わが家のある地区は門前東(もんぜんひがし)という名称で、谷津(やつ)という別名があることも書いた。
不安材料はこの「谷津」。「谷」や「さんずい」の漢字など、水と関係がある漢字を持つ地名は、かつては沼などが存在していて、ゆえに地盤が弱いことが多い。
入手可能な古い記録をみるかぎりにおいては、ここに池や沼などの水辺があったという証拠はない。しかし「"谷"の"津"」と呼ばれていたからには、この地名に何らかの根拠があるに違いない。そういえば、わが家の周りの道は昔ながらの道なのだが、この道は妙な形に曲がりくねっている。道が直線に走らず曲がっているのは、かつてそこに「何か」があって、そこをまっすぐ通れなかったからの可能性がある。そしてもしその「何か」が「谷津」の地名のもとになったものだとしたら…
調査の最初のほうを眺めていた母の話によると、やっぱりわたしの根性なみに軟弱だったらしい。少なくとも4mはフカフカ。ああ、近日中に手元にくるであろう、地質調査の報告書を読むのが怖い。
やはり昔の地名には理由がある。新しい場所に土地を買って家を建てようという方は、建てようとする土地の、古い地名を調べておいたほうが良い。また、わたしの住む町のように、もともと地図にも出ていないような字名が土地の状態を表していることもあるので、その周囲の地域がなんと呼ばれていたのかを、先祖代々そこに住む住人に、尋ねてみたほうが良いかもしれない。