巣窟日誌

お仕事と研究と私的出来事

「ネコ」ポリス その55

2005-09-07 14:57:25 | ノラネコ
昨年の夏はオスのキジトラが占拠していた濡れ縁を、今年の夏占拠したのは、このノラ。

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「ネコ」ポリス その36ではキリリとしていたところを見せていた、通称「キリリ婦人」である。

このキリリ婦人は、出会った当時は普通の大きさのネコだったのだが、最近は近所でもっとも体の大きなネコになってしまった。この近辺のネコたちは皆小さくて貧相なので、よけい大きく感じられる。色が白いので膨張して実際よりも見えるのかもしれないが。

しかも、体が大きくなるにつれて、キリリとしたところがなくなり、怠惰な雰囲気が漂ってきた。いまや、元キリリ夫人の気をひこうと彼女の横を通っても、1度目は眠そうな目を向けられ、2度目以降は完全に無視される。彼女は朝から夕方まで、ひたすら濡れ縁でまどろんでいる。わたしをつりあがった険しい目で見つめた、あのかつての気迫はどこへ消えたのだろうか。

わが家に定住している貧乏神様の化身、または貧乏神様がのり移ったのだという噂もある。