巣窟日誌

お仕事と研究と私的出来事

アマゾンのデータマイニング

2005-09-20 12:19:20 | 日記・エッセイ・コラム
アマゾンのサイトにcookieが入っていて、個人別にカスタマイズされたトップページが出るのはかまわない。それ自体は助かることもある。

しかし最近「マイページ」やら「リストマニア!」やらに、若い女性の写真集がひんぱんに表示されるようになった。それも、あられもない姿のやつばかり。これははっきりいってものすごく不快だ。

「おいおい、わたしにそんな趣味はないぞ」「このジャンルの書籍情報を検索した覚えもないのに…」と、なぜこんなことになったのか調べてみると、マイページの詳細に

「[デジカメの機種名]を買った人は、こんな商品も買っています」


と、複数のデジカメの機種名が表示されていた。そういえば、最近アマゾンでデジカメの価格をいくつかチェックしたことがあったが、つまりはアマゾンでデジカメを購入した人の中には、その手の写真集を買う人が結構いるということだ。

ほら、あの「金曜日に缶ビールを買い物カゴに入れる男性客は、一緒に紙オムツを買うことが多い」とかいう、データマイニングの手法の一種だ。アメリカのスーパーで、ビールの隣に紙オムツを陳列すれば、両方がさらに売れる確率が高くなるように、一見関連性がないデジカメと写真集でも、表示させておけば買ってくる確率が高くなるということらしい。

しかしアマゾンの場合は、単品のデータの相関性だけを見ているようだ。これでは場合によっては大はずれの結果を出すことがありうる。

たとえば、わたしと同様に多くの女性が、(大人気ないと見られるのがいやで)日常では表立っての嫌悪感は示さないにしろ、この手の写真集に不快感を抱くだろう。

わたしの名前から女だとわかるだろうから、分析の際に性別を入れてくれれば、こんな表示など出てこないはずなのだが。
「こんにちは、ふくしま ゆみさん。」なんて表示されている画面で、扇情的な女性の写真集の表紙の画像など見たくないぞ。


PC周りのトラブルは、忙しいときにかぎって起こるものである

2005-09-20 00:08:32 | 日記・エッセイ・コラム
■ 液晶ディスプレイ

8月の終わりごろから、これまで使っていたデスクトップPCの液晶ディスプレイの調子が、徐々に悪くなってきた。ノイズが目だつデジタル接続からアナログ接続に切り替えて、だましだまし使っていたが、次第にブラックアウトする頻度が高くなり、ここ1週間は作業に支障をきたすほどになった。(「でも画面がブルーになるよりはましでしょう」との指摘あり。)自分で修理しようとディスプレイの中を開けようとしたが、なんだか変なはめ込みかたになっているらしく、ネジをすべてはずしても開かないので諦めた。無理やりこじ開けると、二度と閉じられなくなる可能性があったからだ。

しかし新品のディスプレイを買うお金もない。そこで中古のモニタで、あと2年ぐらいは持ってくれそうなものを、ネットで探すことにした。条件は液晶でデジタル接続。15インチ以上で、XGA以上。ネットで調べていると、ナナオの中古のFlexScan L461が送料込みで16,800円で売っていた。16インチでSXGA。即買。

届いたディスプレイをセットアップしていると、家族が近所に開店したばかりのPC Depotのチラシを持ってきた。そのチラシには、中古のFlexScan L461が14,600円で出ていた。

ショック!



■ ビデオ編集ソフト

前期の授業で学生たちにやってもらったプレゼンテーションを、DVカムコーダーで記録しておいたが、来週の月曜にある後期の最初の授業でその一部を見せようと、以前に買った廉価版のビデオ編集ソフトを久々に起動した。ビデオをPCで編集し、その後DVテープに書き出し、さらにそれをVHSテープにダビングしようと考えたわけだ。

このビデオ編集ソフトは、これまではストリーミング映像を作るためだけに使っていたものだ。その限りのおいてはトラブルがなかったのだが、今回はどうやっても上手くいかない。

PC上でDV-AVIファイルにレンダリングするまでは良く、出力したものはPC上のビューワーできれいに再生できる。しかし、そのファイルをDVテープにエクスポートすると、何度やっても、複数の特定箇所でスピードが速くなったり、遅くなったりしてしまうのだ。

PCに負担がかかっているのかと思い、常駐ソフトを切ったり、DMAモードをチェックしたり、IEEEケーブルをチェックしたりしてみた。そして、このソフトの最新のアップデートパッチをインストールしたり、使っているCODECのバージョンを最新のものにしたりと、それなりの手段を講じてみたりもした。でも、やはりだめ。

ぶちきれたわたしは、ついにこのビデオ編集ソフトをあきらめ、異なるビデオ編集ソフトの体験版をダウンロードしてテープに書き出した。すると…

あれぇ、スルスルときれいに入るではないか。

つまり、わたしが使っていたソフト自体が悪かったということである。色々と手を尽くす必要などなく、さっさとこのソフトを捨てればよかったのだ。それにしても、DV-AVIファイルをDVテープの書き出す作業のためだけに、丸1日を費やすハメになるとは。